雁屋哲氏「敵を間違えるな」に同感。僕も首相の方針転換と福島氏の罷免を批判したが、本当の問題は日本がアメリカの属国であることにある。そのことを忘れてはならない。
http://bit.ly/cA7phT
ある友人が言っていたのを思い出す。
「日本はアメリカの51番目の州のようだと揶揄されるけど、マジで州になった方がいい。1億2千万人の人口を持ってすれば、日本州出身の大統領も生まれ得るし、アメリカを乗っ取れる」
それを聞いた時にはブラック・ジョークにしか思えなかったのだが、改めて考えてみれば、彼の言うことは正しい。確かに、属国よりは州の方がいい。州には住民の同意がない限り、基地も勝手に作れない。それどころか、アメリカの議会や政府の中枢を日本州出身の人間が占めることも、現実的にあり得るわけだ。
実際、敗戦時に日本がアメリカに併合されず「独立」させられたのは、人口1億人の巨大な州が生まれては困ったからではないか。正式なメンバー(市民)には他と同様の権利を与えなければならないが、属国(奴隷)にはその必要がない。考えてみれば、リソースを収奪するためには極めて合理的な形態だ。
事実、属国の、そのまた属国のような沖縄には、危険すぎて本国には決して作ることができない訓練施設も平気で作られているし、米兵が基地の周辺で凶悪な強姦事件を起こしても、治外法権だから裁かれることもない。危険物質だって思う存分、垂れ流しだ。普天間基地自体、あんな住宅密集地に基地を作ることは、そもそも本国では絶対に不可能なわけだ。属国だから、それができる。
イチローがヒットを打ったり「おくりびと」がアカデミーを獲ると日本中が沸くのも、逆に「ザ・コーヴ」が獲ると日本中が衝撃を受けるのも、首相が10分しかオバマと会談できないと日本中が落胆するのも、かくいう僕がアメリカに住んでいることすら、米日関係が宗主国と属国のそれである事実と無関係ではあるまい。
普天間問題で「これじゃまるで属国だ」という言説が飛び交っているが、それは「属国ではない」ことを前提としている点で不正確だ。
我々は今こそ、「日本はアメリカの属国である」という現実を直視すべきである。その認めたくない事実を認めない限り、宗主国の収奪から逃れることは永遠に不可能である。
日本が晴れてアメリカの正式な州になるか、真の意味で独立するか、そのどちらかが達成されるまで、日米関係を論じる時は、「アメリカ」の前に枕詞のように「宗主国」と付け、「日本」の前に「属国」と付けることを真面目に提案する。
NEWS
Latest documentary "Oyster Factory" has been officially invited to Locarno International Film Festival 2015! 最新作『牡蠣工場』がロカルノ国際映画祭へ正式招待されました!
Sunday, May 30, 2010
Thursday, May 27, 2010
『選挙』合い言葉で一律1000円!
6/19(土)から再々公開スタートの映画『選挙』。
http://www.laboratoryx.us/campaignjp/index.html
チケット購入時、劇場窓口で合い言葉「7月24日」を言えば、もれなく当日券が一律1000円に割引されます。(7/24は『精神』DVD発売日)
「合い言葉」無しだと、一般は1500円、学生は1300円ですから、かなりお得です。シニアの方は元から1000円ですが。
※劇場窓口でのチケット購入のみ対象となります※
コピペ・拡散、大歓迎です〜。下記は今のところ公開確定済みの劇場です。
・新宿K's cinema(6/19(土)〜7/16(金))
http://www.ks-cinema.com/
・大阪シネ・ヌーヴォX(6/19(土)〜7/2(金))
http://www.cinenouveau.com/X/cinenouveau%20X.html
・十日町シネマパラダイス(7/3(土)〜7/23(金))
http://www.t-cinepara.com/
http://www.laboratoryx.us/campaignjp/index.html
チケット購入時、劇場窓口で合い言葉「7月24日」を言えば、もれなく当日券が一律1000円に割引されます。(7/24は『精神』DVD発売日)
「合い言葉」無しだと、一般は1500円、学生は1300円ですから、かなりお得です。シニアの方は元から1000円ですが。
※劇場窓口でのチケット購入のみ対象となります※
コピペ・拡散、大歓迎です〜。下記は今のところ公開確定済みの劇場です。
・新宿K's cinema(6/19(土)〜7/16(金))
http://www.ks-cinema.com/
・大阪シネ・ヌーヴォX(6/19(土)〜7/2(金))
http://www.cinenouveau.com/X/cinenouveau%20X.html
・十日町シネマパラダイス(7/3(土)〜7/23(金))
http://www.t-cinepara.com/
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Wednesday, May 26, 2010
『東京新聞』にコメント
『東京新聞』にコメントしました。
強引な手法、賛否分かれる ドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2010052502000093.html
強引な手法、賛否分かれる ドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2010052502000093.html
Monday, May 24, 2010
『選挙』公式ツイッター始動
『選挙』再公開の公式ツイッターが始動しました。配給のアステア社のスタッフがつぶやきます。みなさん、フォローしてくださいね!http://twitter.com/senkyo2010
Sunday, May 23, 2010
辺野古で討ち死にするのは誰か
もしこれで本当に辺野古回帰案で決着ということになったとしたら、茫然とするほかない。
僕は首相があれほど傷だらけになりながらも「最低でも県外」にこだわったのは、自らの肉を切らせて血だらけになってでも、日米安保の在り方を根本から見直すという、いわば骨を断ちたいという思いがあるからではないかと、密かに期待していた。
だって、あれほどの政治的・時間的・金銭的コストを払っているんだぜ…。そういう覚悟と思惑がないとしたら、申し訳ないけどただのアホだろう。
これで現行案に落ち着くとしたら、威勢良く討ち入りに出掛けたはいいものの、ただ単に刀を振り回して相手には一切さわることもできずに、民主党もろとも、自分たちだけズタズタに切られて討ち死にするようなもんだ。
懸念するのは、それで死んでしまうのが民主党だけではなく、日本の民主主義そのものではないか、ということだ。
なぜなら、選挙で政権交代をさせたということは、日本の国民にとっては前代未聞の大博打である。それこそ、多大なコストを払ったわけだ。しかもなけなしの金を払って。いや、借金で。
なのに期待を一身に背負った政権が、ほとんどコストを回収することもなく、あっけなく討ち死にしてしまったら、いったいどうなってしまうのか。想像するだけで恐ろしくなる。
いや、まだ結論を出すのは早過ぎる。僕の懸念が杞憂に終わってくれることを切に望む。
僕は首相があれほど傷だらけになりながらも「最低でも県外」にこだわったのは、自らの肉を切らせて血だらけになってでも、日米安保の在り方を根本から見直すという、いわば骨を断ちたいという思いがあるからではないかと、密かに期待していた。
だって、あれほどの政治的・時間的・金銭的コストを払っているんだぜ…。そういう覚悟と思惑がないとしたら、申し訳ないけどただのアホだろう。
これで現行案に落ち着くとしたら、威勢良く討ち入りに出掛けたはいいものの、ただ単に刀を振り回して相手には一切さわることもできずに、民主党もろとも、自分たちだけズタズタに切られて討ち死にするようなもんだ。
懸念するのは、それで死んでしまうのが民主党だけではなく、日本の民主主義そのものではないか、ということだ。
なぜなら、選挙で政権交代をさせたということは、日本の国民にとっては前代未聞の大博打である。それこそ、多大なコストを払ったわけだ。しかもなけなしの金を払って。いや、借金で。
なのに期待を一身に背負った政権が、ほとんどコストを回収することもなく、あっけなく討ち死にしてしまったら、いったいどうなってしまうのか。想像するだけで恐ろしくなる。
いや、まだ結論を出すのは早過ぎる。僕の懸念が杞憂に終わってくれることを切に望む。
首相「辺野古付近」「ヘリ部隊切り離し断念」沖縄知事に
http://bit.ly/cFn4Vp
Friday, May 21, 2010
『選挙』再々公開決定! Campaign will be re-released this summer!
参院選を前に『選挙』が下記の劇場にて再々公開されることが決定しました。かねてから、選挙のたびに復活するゾンビ映画を目指すと僕は吹聴していましたが、まさにその通りに…!
・新宿K's cinema(6/19(土)~7/16(金))
http://www.ks-cinema.com/
・大阪シネ・ヌーヴォX(6/19(土)~7/2(金))
http://www.cinenouveau.com/X/cinenouveau%20X.html
・十日町シネマパラダイス(7/3(土)~7/23(金))
http://www.t-cinepara.com/
他、追加で決定しましたら随時お知らせしていきます。
どうぞお見逃しなく!
・新宿K's cinema(6/19(土)~7/16(金))
http://www.ks-cinema.com/
・大阪シネ・ヌーヴォX(6/19(土)~7/2(金))
http://www.cinenouveau.com/X/cinenouveau%20X.html
・十日町シネマパラダイス(7/3(土)~7/23(金))
http://www.t-cinepara.com/
他、追加で決定しましたら随時お知らせしていきます。
どうぞお見逃しなく!
Thursday, May 20, 2010
官房機密費問題:三宅氏らの恐るべき弁明
風化させてはならない問題ですのでリンクを貼ります。必読記事。これ、マジで大問題です。
上杉隆
メディアを揺るがす“大贈収賄事件”
官房機密費を懐に入れたマスコミ人たちの常識
http://diamond.jp/articles/-/8183
三宅氏は「週刊ポスト」の筆者の取材記事に対してはこう答えている。「(代理講演を)引き受けることにしたら秘書が100万円を持ってきた。藤波のポケットマネーだと思って受け取りました。領収証も書いていない」
そしてメディアと政治権力との距離感について、三宅氏はこうも続けている。〈提供を「断ればいい」と言うのは簡単だが、必ず相手との関係が悪化する。最終的には良心の問題〉(東京新聞)
政治評論家の俵孝太郎氏もこう語っている。〈昔は一定水準以上の記者が退職したら、その後の金銭提供はいくらでもあった。今は問題視されているが、当時はそれが常識だった。(機密費の使途の一つの)情報収集の経費に領収書は取れない。労働組合や新聞社も同じことで、そうした金がなければ、世の中が成り立たなくなる〉(東京新聞)
上杉隆
メディアを揺るがす“大贈収賄事件”
官房機密費を懐に入れたマスコミ人たちの常識
http://diamond.jp/articles/-/8183
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Friday, May 14, 2010
『精神』今後の自主上映会
5/15(土)大分 パトリア日田(日田市) にて 19:00スタート
主催:ドキュメンタリー映画「精神」を上映する会
http://www.city.hita.oita.jp/bksinkou/page_00082.html
5/30(土)岩手 おでってホール(盛岡市) 14:00スタート
主催:映画「精神」盛岡上映会実行委員会
共催:盛岡ハートネット・CILもりおか・SSCM
http://rinnne-aokaze.com/seisin/index.html
6/5(土)広島 パレアホール(府中市) 13:30スタート
主催:社会福祉法人すばる
6/20(日)新潟 マルチメディアホール(燕三条市) 13:00スタート
主催:風の会
8/15(日)栃木 栃木県立美術館(宇都宮市) 13:30スタート
「イノセンス いのちに向き合うアート」という展覧会内での上映。
○○○●●●●●●●●
『精神』の自主上映について
●●●●●●●●○○○
『精神』は、自主上映会への上映素材(DVD・ブルーレイなど)貸し出しも行っております。
地域や学校のイベントで『精神』の上映会を開催しませんか?
実施をご希望される方はお気軽に下記、アステアまで、お問合せ下さい。
--------------
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町42-3 T&Kビル4F
TEL. 03-5459-1173
FAX. 03-5459-1174
E-mail. info@astaire.co.jp
--------------
自主上映の流れや時期について、作品についてなどなど、
ぜひお気軽にお電話・メールにてご相談ください
主催:ドキュメンタリー映画「精神」を上映する会
http://www.city.hita.oita.jp/bksinkou/page_00082.html
5/30(土)岩手 おでってホール(盛岡市) 14:00スタート
主催:映画「精神」盛岡上映会実行委員会
共催:盛岡ハートネット・CILもりおか・SSCM
http://rinnne-aokaze.com/seisin/index.html
6/5(土)広島 パレアホール(府中市) 13:30スタート
主催:社会福祉法人すばる
6/20(日)新潟 マルチメディアホール(燕三条市) 13:00スタート
主催:風の会
8/15(日)栃木 栃木県立美術館(宇都宮市) 13:30スタート
「イノセンス いのちに向き合うアート」という展覧会内での上映。
○○○●●●●●●●●
『精神』の自主上映について
●●●●●●●●○○○
『精神』は、自主上映会への上映素材(DVD・ブルーレイなど)貸し出しも行っております。
地域や学校のイベントで『精神』の上映会を開催しませんか?
実施をご希望される方はお気軽に下記、アステアまで、お問合せ下さい。
--------------
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町42-3 T&Kビル4F
TEL. 03-5459-1173
FAX. 03-5459-1174
E-mail. info@astaire.co.jp
--------------
自主上映の流れや時期について、作品についてなどなど、
ぜひお気軽にお電話・メールにてご相談ください
Tuesday, May 11, 2010
ニッポンのミンシュシュギ
スポーツ選手の出馬表明が続いている。有名人が選挙に強いことは、残念ながら今までの有権者の投票行動からして明らかなわけだから、各党がそれを戦略として使うのは当然と言えば当然である。衆愚政治になると批判されても、結果的には有権者が勝たせてしまうんだもの。つまり、大多数の国民はそれが民主主義にとってよくないとは思っていないということだ。
そうはいっても、党としても素人が議員になったら現実的に困るのではないかという懸念もあるかもしれないが、こないだの投票ボタン事件でも改めて印象づけられたように、日本の政党では党議拘束がキツく、大多数の議員は投票マシンの役割を期待されるだけだ。つまり誰でもいいのだ。投票ボタンが正確に押せるなら、子供でもよい。犬でもよい。ロボットでもよい。
逆に言えば、大勢のシロウト議員は、少数のクロウト議員の意見や政策の代弁をするためだけに存在する。勉強だって必要ない。金メダルだって狙える。それで年間2000万円以上の給料がもらえるんだから、投票マシンになりきるのも悪くない。でもその一方で、国は未曾有の財政赤字で危機的状況なのである。
それがニッポンのミンシュシュギの現状である。
そうはいっても、党としても素人が議員になったら現実的に困るのではないかという懸念もあるかもしれないが、こないだの投票ボタン事件でも改めて印象づけられたように、日本の政党では党議拘束がキツく、大多数の議員は投票マシンの役割を期待されるだけだ。つまり誰でもいいのだ。投票ボタンが正確に押せるなら、子供でもよい。犬でもよい。ロボットでもよい。
逆に言えば、大勢のシロウト議員は、少数のクロウト議員の意見や政策の代弁をするためだけに存在する。勉強だって必要ない。金メダルだって狙える。それで年間2000万円以上の給料がもらえるんだから、投票マシンになりきるのも悪くない。でもその一方で、国は未曾有の財政赤字で危機的状況なのである。
それがニッポンのミンシュシュギの現状である。
Friday, May 07, 2010
映画『ザ・コーヴ』を巡る座談会
映画『ザ・コーヴ』を論じるため、『創』6月号(5/7発売)の座談会に出ました。僕はニューヨークからスカイプで。
この問題は、「反日」だとか「盗撮けしからん」だとか、どうも表層的な議論ばかりが先行してよくない。座談会では、捕鯨や食の問題から始まって、ドキュメンタリー論やプロパガンダ論にもなり、かなり突っ込んだ議論が出来たと思います。
ちなみに、森達也さんと綿井健陽さんは映画を高く評価していますが、僕は映画としては評価していません(イルカ猟自体には否定的です)。意見が違って面白かったです。是枝さんは座談会には参加せず、コメントを寄せられたようです。
ドキュメント映画「ザ・コーヴ」の制作手法と上映中止騒動を考える。
森達也×綿井健陽×想田和弘+是枝裕和 司会:篠田博之編集長
http://bit.ly/asQXP3
以下、僕の発言部分のほんの一部を抜粋します。
この問題は、「反日」だとか「盗撮けしからん」だとか、どうも表層的な議論ばかりが先行してよくない。座談会では、捕鯨や食の問題から始まって、ドキュメンタリー論やプロパガンダ論にもなり、かなり突っ込んだ議論が出来たと思います。
ちなみに、森達也さんと綿井健陽さんは映画を高く評価していますが、僕は映画としては評価していません(イルカ猟自体には否定的です)。意見が違って面白かったです。是枝さんは座談会には参加せず、コメントを寄せられたようです。
ドキュメント映画「ザ・コーヴ」の制作手法と上映中止騒動を考える。
森達也×綿井健陽×想田和弘+是枝裕和 司会:篠田博之編集長
http://bit.ly/asQXP3
以下、僕の発言部分のほんの一部を抜粋します。
篠田 アメリカ人にとって、イルカを獲るなんてとんでもないという感覚は一般的なの?
想田 すごく平均的ですよ。だからこれは、アメリカでは非常に安全なトピックです。僕はそこが、あの監督の姑息なところだと思うんです。おそらく彼はベジタリアンで、本当に標的にしたいのは、動物全般を食べることなのだと思います。でもそれでは広範な支持を得られない。それこそ、今の日本人から上がっているのと同じような反発が、アメリカやヨーロッパから来るでしょう。けれどイルカなら、欧米では誰も食べません。だから観客はみんな簡単に正義の側に立てるんです。線を引いて、自分たちはみんなこちらの正義の側、イルカ漁をこらしめようという側に立てる。そしてみんなで「ひどいひどい」と言い立てる。
テレビシリーズが決まったというところからピンときたのですが、エンタテインメントとしてバッシングする、つまり、やっつければやっつけるほど視聴率が上がるという構図を、そこに見てしまった気がします。オウム報道と同じですよ。もちろん、日本から反発があることもわかっているのですが、それは彼らにとって、非常に限定された、遠い国の話です。それこそ、イラクにミサイルを撃ち込むのと同じなんです。自分たちは安全なところにいて、遠くのよくわからない国にミサイルを撃つ。そういう発想を僕は感じました。
僕もベジタリアンなので、監督が狙うことはよくわかります。でも、やるんだったらもっと本質的なところでやってほしい。一般社会で支配的な価値観に挑戦するなら、肉を食べるという問題に行くべきですが、この映画は、そういう試みをしようとしません。
森 ならばこの作品が、イルカではなく牛肉の屠殺やアメリカの食肉業界を告発するドキュメンタリーならば、想田さんの評価は変わるのでしょうか?
想田 うーん……、それほど変わらないと思います。というのも、この映画はドキュメンタリーというよりも、すごくよくできたプロパガンダだと思うんです。アカデミー賞に長編プロパガンダ賞という部門があるとすれば、これは一等賞だと思いますよ(笑)。
森 つまり監督の姑息さは作品の評価とは関係ない。要するにこの作品は、想田さんが規定するドキュメンタリーとは違うということですね。
想田 そうですね。それは、立ち位置が中立じゃないということではありません。偏っていてもいい。むしろ、ドキュメンタリーを撮る人は全員偏っているものですからそれはいいんですが、僕が一番問題にしているのは、「未知に対して開かれていない」ということなのです。先に結論ありきで、その結論に閉じ込めるためにいろんな要素を拾ってきて、結論を強化するためにしか素材を使っていない。作り手にためらいや疑問がない。とにかく、太地町の漁師をこらしめよう、糾弾しよう、そのための材料を集めよう、と。そこが僕には、ドキュメンタリーとして認めがたいんです。
Thursday, May 06, 2010
普天間問題:このインタビューは必読
普天間問題に関心のある方、このインタビューは必読です。
日本政策研究所所長のチャルマーズ・ジョンソン氏。以下、抜粋。
日本政策研究所所長のチャルマーズ・ジョンソン氏。以下、抜粋。
—鳩山政権は普天間問題で窮地に立たされているが、これまでの日米両政府の対応をどう見るか。
まったく悲劇的だ。両政府は1995年の米兵少女暴行事件以来ずっと交渉を続けてきたが、いまだに解決していない。実を言えば、米国には普天間飛行場は必要なく、無条件で閉鎖すべきだ。在日米軍はすでに嘉手納、岩国、横須賀など広大な基地を多く持ち、これで十分である。
—岡田外相は嘉手納統合案を提案したが、米国側は軍事運用上の問題を理由に拒否した。
米軍制服組のトップは当然そう答えるだろう。しかし、普天間基地が長い間存在している最大の理由は米軍の内輪の事情、つまり普天間の海兵隊航空団と嘉手納の空軍航空団の縄張り争いだ。すべては米国の膨大な防衛予算を正当化し、軍需産業に利益をもたらすためなのだ。
米軍基地は世界中に存在するが、こういう状況を容認しているのは日本だけであろう。もし他国で、たとえばフランスなどで米国が同じことをしたら、暴動が起こるだろう。日本は常に受身的で日米間に波風を立てることを恐れ、基地問題でも積極的に発言しようとしない。民主党政権下で、米国に対して強く言えるようになることを期待する。
—日本では普天間問題で日米関係が悪化しているとして鳩山政権の支持率が急降下しているが。
普天間問題で日米関係がぎくしゃくするのはまったく問題ではない。日本政府はどんどん主張して、米国政府をもっと困らせるべきだ。これまで日本は米国に対して何も言わず、従順すぎた。日本政府は米国の軍需産業のためではなく、沖縄の住民を守るために主張すべきなのだ。
http://bit.ly/ausDks
メディアの本音と建前
例えばこの記事、一体どうなんだろうと思う。
読売は社説で「最初から辺野古にすりゃよかった。沖縄は我慢しろ」って書いている。つまりそれが本音なのだ。
http://bit.ly/c0bnvv
なのに普段のストレートニュースでは、沖縄住民の味方のフリをして鳩山を攻撃。こういうのをまやかしっていうんじゃないか。もっと言えば、卑怯だろう。
もっとも、読売に限らずどの大新聞も似たり寄ったりだが。メディアのこういう狡猾なレトリックを絶えず解読しないとならない。
読売は社説で「最初から辺野古にすりゃよかった。沖縄は我慢しろ」って書いている。つまりそれが本音なのだ。
http://bit.ly/c0bnvv
なのに普段のストレートニュースでは、沖縄住民の味方のフリをして鳩山を攻撃。こういうのをまやかしっていうんじゃないか。もっと言えば、卑怯だろう。
もっとも、読売に限らずどの大新聞も似たり寄ったりだが。メディアのこういう狡猾なレトリックを絶えず解読しないとならない。
■「いったい何をしに来た」説明不足に沖縄怒り
(読売新聞 - 05月05日 21:21)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100505-OYT1T00564.htm
「首相がお見えになって、いろんな『思い』を言って行かれた。(しかし)政府で一体これまで何をやってこられて、結局はどういう方向に進めようとしているのか、絵が見えない」
仲井真知事は4日の首相との会談後、記者団に何度も「絵が見えない」と繰り返し、首相が政府案の具体的内容に言及しなかったことに怒りをあらわにした。
首相が政府案の具体的内容を説明しなかったのは、米国との本格的な実務協議が遅れているためだ。
政府は名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる現行計画の修正案と、鹿児島県・徳之島へのヘリコプター部隊の移転を組み合わせる政府案を固めている。首相が県庁にいる同じ時刻、防衛省では、日米の実務者協議が開かれ、この案の運用技術面での協議が行われていた。
米側は徳之島へのヘリ部隊移転について「陸上部隊との距離が遠すぎる」などと反対している。米側との調整が進まなければ、沖縄には具体案を示せないわけだ。県側では「いったい何をしに来たのか」(幹部)との批判が一層強まった。
また、首相は4日、「普天間の危険性の除去と沖縄の負担軽減をパッケージで考えていく時、どうしても一部の負担を(沖縄に)お願いせざるを得ない」と語るなど、「パッケージ」という初めての言葉を何回も強調した。
徳之島へ普天間の機能の一部を移転し、全体として沖縄の負担軽減を図るためには、県内移設も容認してもらわないといけないという考え方だ。しかし、県側からは「もし徳之島がノーと言えば、すべてを沖縄にということになる」との反発が早くも出ている。
Wednesday, May 05, 2010
普天間問題についての社説読み比べ
まずは読売の社説。要約すると「最初から辺野古移設で行けばよかった」ということ。つまり「沖縄は我慢しろ」ということ。なのに沖縄の味方のフリをして首相を批判している。
http://bit.ly/c0bnvv
朝日の社説は、首相の対応の仕方を批判するだけで、何が普天間問題の解決になるのか立場を表明していない。つまり「沖縄じゃダメ」とは言っていない。言えない事情があるのだろうか。
http://bit.ly/S4hmI
毎日の社説も朝日と一緒。「沖縄じゃダメ」とは言っていない。要するに3大紙とも「沖縄の民意を尊重しろ」という方針ではない。首相を激しく批判する語法で、この点を誤摩化そうとしているようにみえる。
http://bit.ly/cQnfAi
赤旗の社説は見解が明白(笑)。いや、笑い事ではないな。「普天間基地の移設ではなく撤去を求めよ」という主張。
http://bit.ly/c6xqGd
産経の社説も見解が明白(笑)。「沖縄よりも日米同盟を優先しろ!」だって。
http://bit.ly/9H8LvV
おっと、日経も日米同盟優先主義だ。要するに「沖縄には負担を継続してもらいましょう」と。それを最初からはっきりと打ち出さずに右往左往するから、首相を批判するのだな。
http://bit.ly/cdQOdf
つまり、読売、産経、日経は「日米同盟を優先しろ、沖縄は我慢しろ」という主張。朝日と毎日は、ホントはそう言いたいけど言うと不味いから首相の対応を批判しよう、という感じ。明確に普天間基地撤去を求めているのは、赤旗だけという結果か!沖縄は孤立無援に近い。
僕はと言えば、軍事的なことはよく分からんけど、地元が嫌がってるんだから撤去すべきなんじゃないの?と思う。だいたい、自民党政権による長年の隷属外交のせいで、米軍は基地やその周辺で傍若無人のやりたい放題してるんだし。日米地位協定だってあまりに不平等で、基地周辺住民の権利が全然守られてない。それでも「絶対に日本のために米軍が必要だ」というのなら、そう言う人が自分の住む地域に海兵隊を誘致をしろって思うね。
http://bit.ly/c0bnvv
朝日の社説は、首相の対応の仕方を批判するだけで、何が普天間問題の解決になるのか立場を表明していない。つまり「沖縄じゃダメ」とは言っていない。言えない事情があるのだろうか。
http://bit.ly/S4hmI
毎日の社説も朝日と一緒。「沖縄じゃダメ」とは言っていない。要するに3大紙とも「沖縄の民意を尊重しろ」という方針ではない。首相を激しく批判する語法で、この点を誤摩化そうとしているようにみえる。
http://bit.ly/cQnfAi
赤旗の社説は見解が明白(笑)。いや、笑い事ではないな。「普天間基地の移設ではなく撤去を求めよ」という主張。
http://bit.ly/c6xqGd
産経の社説も見解が明白(笑)。「沖縄よりも日米同盟を優先しろ!」だって。
http://bit.ly/9H8LvV
おっと、日経も日米同盟優先主義だ。要するに「沖縄には負担を継続してもらいましょう」と。それを最初からはっきりと打ち出さずに右往左往するから、首相を批判するのだな。
http://bit.ly/cdQOdf
つまり、読売、産経、日経は「日米同盟を優先しろ、沖縄は我慢しろ」という主張。朝日と毎日は、ホントはそう言いたいけど言うと不味いから首相の対応を批判しよう、という感じ。明確に普天間基地撤去を求めているのは、赤旗だけという結果か!沖縄は孤立無援に近い。
僕はと言えば、軍事的なことはよく分からんけど、地元が嫌がってるんだから撤去すべきなんじゃないの?と思う。だいたい、自民党政権による長年の隷属外交のせいで、米軍は基地やその周辺で傍若無人のやりたい放題してるんだし。日米地位協定だってあまりに不平等で、基地周辺住民の権利が全然守られてない。それでも「絶対に日本のために米軍が必要だ」というのなら、そう言う人が自分の住む地域に海兵隊を誘致をしろって思うね。
Tuesday, May 04, 2010
Deleted Scenes of CAMPAIGN 『選挙』未収録シーン
#1 Yama-san makes a speech while school kids are playing.
その1。山さん、ボール遊びをする小学生の傍らで演説敢行。
#2 A dog barks at Yama-san when he's making a speech.
その2。山さん、演説中に犬に吠えられる。
#3 Yama-san takes a picture while maiing a speech.
その3。山さん、演説中に記念写真。
#4 Yama-san forgets to get on the campaign car.
その4。山さん、選挙カーに乗るのを忘れる。
#5 Yama-san's "house wife" Sayuri fights back.
その5。山さん、奥さんに痛いところをつかれる。
#6 Is that handsome Sensei single and available?!
その6。あの先生、独身なんですか?!
#7 Dirty jokes in the morning.
その7。朝から下ネタ全開。
その1。山さん、ボール遊びをする小学生の傍らで演説敢行。
#2 A dog barks at Yama-san when he's making a speech.
その2。山さん、演説中に犬に吠えられる。
#3 Yama-san takes a picture while maiing a speech.
その3。山さん、演説中に記念写真。
#4 Yama-san forgets to get on the campaign car.
その4。山さん、選挙カーに乗るのを忘れる。
#5 Yama-san's "house wife" Sayuri fights back.
その5。山さん、奥さんに痛いところをつかれる。
#6 Is that handsome Sensei single and available?!
その6。あの先生、独身なんですか?!
#7 Dirty jokes in the morning.
その7。朝から下ネタ全開。
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Saturday, May 01, 2010
機密費:武村元官房長官の証言
官房機密費について、武村元官房長官の証言。これ、凄い。
「加藤(紘一)さんが自分の事務所に持っていっちゃったり」
「総選挙で党の方に全部持って行っちゃったり」
「そうしても叱られない」
こんなのがまかり通るのって、訳が分からない。税金だよ?
「加藤(紘一)さんが自分の事務所に持っていっちゃったり」
「総選挙で党の方に全部持って行っちゃったり」
「そうしても叱られない」
こんなのがまかり通るのって、訳が分からない。税金だよ?
Friday, April 30, 2010
マスコミが騒がぬなら俺が騒ぐ! 官房機密費
まず、この記事を読んでぶったまげた。
要するに血税を賄賂に使っていたということだよ、これ。なのに何でマスコミはあんまり騒がないの?はっきり言って、異常です。小沢問題なんてふっとぶくらい、これは大大大問題だろう。
今こそ、下記の記事も読み直すべき。
そして、これも。
マスコミが騒がないなら俺が騒いでやろうということで、鳩山首相と福島党首にツイッターから質問を出した。返事はないだろうけど。
マスコミが騒がないと社会問題にならないということは、我々の意識と思考と社会はマスコミに乗っ取られているということだ。そうでないことを願うばかりである。
要するに血税を賄賂に使っていたということだよ、これ。なのに何でマスコミはあんまり騒がないの?はっきり言って、異常です。小沢問題なんてふっとぶくらい、これは大大大問題だろう。
野中広務氏「官房機密費、毎月5千万〜7千万円使った」(4/30/2010 朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/0430/TKY201004300449.html
小渕内閣で1998年から99年にかけて官房長官を務めた野中広務氏が30日、当時の官房機密費の取り扱いについて、「毎月5千万〜7千万円くらいは使っていた」と暴露した。首相の部屋に月1千万円、野党工作などのため自民党の国会対策委員長に月500万円、参院幹事長にも月500万円程度を渡していたほか、評論家や当時の野党議員らにも配っていたという。都内で記者団に明らかにした。
野中氏はさらに「前の官房長官から引き継いだノートに、政治評論家も含め、ここにはこれだけ持って行けと書いてあった。持って行って断られたのは、田原総一朗さん1人」と述べた。
与野党問わず、何かにつけて機密費を無心されたこともあったという。「政治家から評論家になった人が、『家を新築したから3千万円、祝いをくれ』と小渕(恵三)総理に電話してきたこともあった。野党議員に多かったが、『北朝鮮に行くからあいさつに行きたい』というのもあった。やはり(官房機密費を渡して)おかねばという人と、こんな悪い癖がついているのは絶対ダメだと断った人もいる」とも語った。
いまになってこうした話を明かす理由について、84歳の野中氏は「私ももう年。いつあの世に行くか分からんから。やっぱり国民の税金だから、改めて議論して欲しいと思った」と説明した。
鳩山政権では、平野博文官房長官が官房機密費の金額を公表しているが、その使途は明らかにしていない。野中氏は「機密費自体をなくした方がいい」と提案した。(蔭西晴子)
今こそ、下記の記事も読み直すべき。
河村氏の機密費引き出し「異様」 政府答弁書で指摘(2/19/2010 朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/0219/TKY201002190160.html
鳩山内閣は19日、政権交代が決まった昨年8月の総選挙直後、当時の河村建夫官房長官が引き出した2億5千万円の内閣官房報償費(官房機密費)について、「それまでの支出の態様と異なるものと言わざるを得ない」とする答弁書を閣議決定した。新政権発足前の「駆け込み」で、異様な引き出しだったと示唆している。
鈴木宗男衆院議員(新党大地代表)の質問主意書への回答。官房機密費をめぐっては、平野博文官房長官が国庫からの支出記録を公表し、総選挙2日後の昨年9月1日、河村氏が2億5千万円を請求し、引き出したことが明らかになっている。
鈴木氏は質問で「衆院選後にすべて使い切る形で引き出されていたことを適切だと認識しているのか」と追及。答弁書は「河村氏の判断で執行され、個別具体の判断の適否は現内閣が答える立場にない」としつつも、「それまでの支出の態様とは異なる」と指摘した。2億5千万円の使途には触れていない。
そして、これも。
金庫カラにし自民下野 機密費、突出の2.5億円支出(11/21/2009 朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/1120/TKY200911200338.html?ref=reca
平野博文官房長官は20日の記者会見で、04〜09年度の内閣官房報償費(官房機密費)の国庫からの支出記録を公表した。政権交代が決まった衆院選2日後の9月1日、当時の河村建夫官房長官が2億5千万円を内閣府に請求し、引き出していた。約半月後に平野氏が河村氏から引き継ぎを受けたときに、この引き出し分はすべて使われており、官邸内の残高はゼロになっていたという。
平野氏が公表したのは、機密費を管理する内閣府に歴代の官房長官が支出を請求した日付と金額の一覧。受け取った機密費をいつ何の目的で使ったかについては明らかにしなかった。
記録によると、自公政権時代には、年度末の調整を除いてほぼ毎月1億円、年間12億円前後が国庫から引き出されていた。ところが今年度は、河村氏が9月1日付で通常の2.5倍にあたる2億5千万円を内閣府に請求していた。8月までは例年同様毎月1億円が引き出されていた。
平野氏は、河村氏から引き継ぎを受けた9月17日の時点で「事実上、官邸の金庫の中では(残高が)なかった」と説明した。09年度予算で官房機密費は14億6165万円を計上。うち8億5千万円を麻生政権が使った計算だ。政権交代後、平野氏は9月24日と10月14日にそれぞれ6千万円を内閣府に請求していた。
政権交代前に駆け込みで突出した金額が引き出された理由について、平野氏は「前政権の時の支出だ。私が根掘り葉掘り、これはおかしいということは、前政権のことだから、差し控えたい」と述べた。
河村前長官は20日、記者団に「使途についてはこれまでも非開示だ。説明する立場にない。引き継ぎはきちんとやらせて頂いた」と語った。
マスコミが騒がないなら俺が騒いでやろうということで、鳩山首相と福島党首にツイッターから質問を出した。返事はないだろうけど。
マスコミが騒がないと社会問題にならないということは、我々の意識と思考と社会はマスコミに乗っ取られているということだ。そうでないことを願うばかりである。
Sunday, April 25, 2010
山さんと With Yama-san

『選挙』の主人公・山さんと東大のクラスメートとして出会った頃の写真。新入生歓迎オリエンテーションのときだったかな。オイラは花の18歳!
A picture taken around the time when I met Yama-san, the protagonist of CAMPAIGN, for the first time at Tokyo University. I was only 18 years old!
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推定無罪の原則はどこに
いつも思うんだが、なぜ逮捕された瞬間に「女」扱いなんだろう?推定無罪の原則を、マスコミはどう考えているのだろうか。
この女性は亡くなってしまったけど、後で無罪と分かったら「女よばわり」したことを謝罪するのだろうか。
「足利事件」のような冤罪事件が起こる度に警察を非難するなら、まずは自分たちの報道の仕方を顧みるべきだろう。全然教訓が活かされていない。
この女性は亡くなってしまったけど、後で無罪と分かったら「女よばわり」したことを謝罪するのだろうか。
「足利事件」のような冤罪事件が起こる度に警察を非難するなら、まずは自分たちの報道の仕方を顧みるべきだろう。全然教訓が活かされていない。
拘置中に摂食障害の女が死亡 (毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100426k0000m040059000c.html
栃木県警栃木署は25日、窃盗容疑で21日に現行犯逮捕し同署3階の留置室に拘置していた栃木市の無職の女(37)が25日死亡したと発表した。女は摂食障害で入院歴があり、拘置中はほとんど食事を取らなかったという。26日に司法解剖し死因を調べる。
同署によると、24日午後7時ごろ、留置室で女が毛布にくるまり、ぐったりしているのを巡回中の署員が見つけ119番。搬送先の病院で25日午前5時25分ごろ死亡した。女は市内で食料品を万引きしたとして逮捕され拘置中。出された食事を一、二口しか食べず、23日からおかゆに切り替えた後もほとんど食べなかったという。
同署の石崎和男副署長は「管理体制は適正だったと考えている」とコメントした。【中村藍】
Friday, April 23, 2010
The Laboratory of Dr. X
妻の柏木規与子が振付したアニメダンス・コメディ「X博士の実験室」。その全編をアップしました。マッド・サイエンティストのX博士が、新生物兵器としての舞踏ダンサーの開発をするという物語です。18分と長いので、2部に分けています。撮影は僕が行いました。
I've uploaded Kiyoko Kashiwagi (my wife)'s anime dance piece, THE LABORATORY OF DR.X. The whole piece is 18 minutes, so I divided it into two parts. A mad scientist, Dr. X, engages in a mission to invent a new biological weapon, a Butoh dancer. Enjoy.
I've uploaded Kiyoko Kashiwagi (my wife)'s anime dance piece, THE LABORATORY OF DR.X. The whole piece is 18 minutes, so I divided it into two parts. A mad scientist, Dr. X, engages in a mission to invent a new biological weapon, a Butoh dancer. Enjoy.
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『選挙』語録・その2 CAMPAIGN Quote #2

山さん:いやとにかくね、腹立つことは色々多いんですよ。何をやっても怒られる。何をやらなくっても怒られる。
鎌田:だれから怒られるの?
山さん:いろんな人から。
鎌田:後援会の人?
山さん:後援会もそうだし、先生方もそうだし。おまえやる気あんのかって言われるんでね。あいさつの仕方が悪いとか。
鎌田:先生方っていうのは、市議会の先生方ってこと?
山さん:いや、いろんな先生。衆議院もいれば参議院も、あと県議会もいるし、それから自民党の組織はいろいろ後援会の人とかいろいろいるし。
桑田:党の中での先輩・後輩のヒエラルキー?
山さん:その通りなんす。結局体育会なんす。僕はね、やっぱり体育会ではなかったから、挨拶とか礼儀の仕方が抜けてるんですよ、習慣として。そういうのに慣れてる人は全然そういう先輩を立てるとか、そんなの当たり前なんで。
YAMA-SAN: There are so many things that piss me off. People're chewing me out all the time for whatever reason.
KAMADA: Who chews you out?
YAMA-SAN: Everybody.
KAMADA: Your volunteers?
YAMA-SAN:My volunteers, my Sensei, everybody. They even complain about the way I bow.
KAMADA: Who are these Sensei?
YAMA-SAN: Diet members, prefectural assemblymen, city councilmen, etc.
KUWATA: It's this party hierarchy you always hear about, no?
YAMA-SAN: Exactly. It's like a military.I've never joined this kind of group before, so I don't know how to behave.
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A Night in New York

生まれて初めて撮った短編映画『ニューヨークの夜』の全編をアップしました。10分、カラー、16ミリ、1995年。 学生時代の作品で、サイレントの劇映画です。今見ると、案外「観察映画」っぽい。この映画を持って初めて映画祭に参加しました。思い出深い作品です。妻の柏木規与子も“通りすがりのダンサー”として出ています。
I uploaded my very first short film A NIGHT IN NEW YORK. 10 minutes, color, 16 mm, 1995. It's a silent, student, fiction film at SVA. I now realize that it's quite "observational." With this film, I also attended a film festival for the first time in my life. Great memories. My wife Kiyoko Kashiwagi is in this piece as a "passerby dancer."
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Thursday, April 22, 2010
愛犬
おととい道を歩いていて、飼い主に連れられ向こうからハフハフいって歩いて来る犬に目が釘付けになった。実家にいた、死んだ愛犬のジャムに生き写しだったからだ。
血統書付きの犬なら似ているのがいてもおかしくないけれど、ジャムはノラ出身の雑種だ。拾ったとき、オフクロがオオカミかと疑ったくらい、かなり変わった容貌の犬で、日本でも似た犬を見たことがなかった。それなのに、遠い異国のニューヨークの街角で、体型も表情も振る舞いもそっくりな犬を見かけるとは、シュールな感覚だった。
ジャムはまだノラ犬だったとき、乳飲み子が4匹もいた。自分はガリガリにやせ細っているのに、赤ちゃんはみんな丸々太っていた。当時妊娠中でお腹の大きかった姉がそれを目撃し、彼女の母性に打たれて、なんとかしたいと涙ながらに言い出したのが、子犬たちもろともウチで取り敢えず引き取るきっかけになった。すでに保健所に通報した人がいたので、ぐずぐずしている余裕はなかった。
子犬たちは小さくて可愛かったので、瞬く間に引き取り手がみつかった。でも、食いしん坊でガサツで大柄なジャムだけは、ウチに残った。そして平々凡々に暮らした。
そのジャムも数年前、老衰で静かに息を引き取った。アイスの棒だろうが何だろうが、食べ物の臭いのするものなら何でもガバガバ食べてしまう、ノラ犬暮らしで身に付いたであろう悲しい癖は、ついに最期までぬけなかった。
そのジャムに似ている犬がこの街にいるというだけで、なぜか心が温まる。今度会ったときには、ちゃんと挨拶をしたい。
血統書付きの犬なら似ているのがいてもおかしくないけれど、ジャムはノラ出身の雑種だ。拾ったとき、オフクロがオオカミかと疑ったくらい、かなり変わった容貌の犬で、日本でも似た犬を見たことがなかった。それなのに、遠い異国のニューヨークの街角で、体型も表情も振る舞いもそっくりな犬を見かけるとは、シュールな感覚だった。
ジャムはまだノラ犬だったとき、乳飲み子が4匹もいた。自分はガリガリにやせ細っているのに、赤ちゃんはみんな丸々太っていた。当時妊娠中でお腹の大きかった姉がそれを目撃し、彼女の母性に打たれて、なんとかしたいと涙ながらに言い出したのが、子犬たちもろともウチで取り敢えず引き取るきっかけになった。すでに保健所に通報した人がいたので、ぐずぐずしている余裕はなかった。
子犬たちは小さくて可愛かったので、瞬く間に引き取り手がみつかった。でも、食いしん坊でガサツで大柄なジャムだけは、ウチに残った。そして平々凡々に暮らした。
そのジャムも数年前、老衰で静かに息を引き取った。アイスの棒だろうが何だろうが、食べ物の臭いのするものなら何でもガバガバ食べてしまう、ノラ犬暮らしで身に付いたであろう悲しい癖は、ついに最期までぬけなかった。
そのジャムに似ている犬がこの街にいるというだけで、なぜか心が温まる。今度会ったときには、ちゃんと挨拶をしたい。
Wednesday, April 21, 2010
「アカデミール」賞に『精神』がノミネート!
FM826のネットラジオ「南陽・ほっそんのバンクララジオ」(毎週金曜22時〜24時)の「アカデミール」賞に『精神』がノミネート!「衝撃」部門だそうです。
http://ameblo.jp/nanhoso/
http://ameblo.jp/nanhoso/
Clips from MENTAL #1 『精神』映像クリップ・その1
Watch Dr. Yamamoto consult Misaki, one of his patients, in my documentary MENTAL on YouTube HD.
映画『精神』の1シーン。山本医師による美咲さんの診察。HD画質。
映画『精神』の1シーン。山本医師による美咲さんの診察。HD画質。
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『精神』語録その2 MENTAL Quote #2

今中:それがねえ、その意味でね、健常者から観てこっちの当事者の間にカーテンがあるいうのとね、それから、下手するとねえ、当事者の方から健常者の方に向かってね、カーテンを作るんですよ。あの…、悪く行くと。僕はね、私の場合はね、カーテンいうのが言葉でいえば偏見なら偏見いう言葉があると思うんだけど、だけども私の場合は25歳のときに、それ取ったわけ、自分の中で、そのカーテンを。とにかく偏見が世の中にあるのは事実で、現実は現実なんだけれども、せめて自分の中で自分に偏見を持たんことにしてね。あの、そういう訓練いうか、そういう風にしてきたんですよ。
想田:どうやって自分の自分に対する偏見というものを取り除いていったんですか?
今中:それはねえ… どういうんかな。あの…自分が病気が良くなってくるとね、病識が出てきだして病気がよくなってくると、よくなってくるとね、健常者の人のことも見えるようになるんです、相手側もね。ほんで、自分は確かに病気を持っとる。ほんなら健常者は完璧かいうたら、おらんのですよ、そんな人は。人間ね、僕の目から見たら人間はね、精神障害であれ普通の人であれね、あの、いわゆる全人的にねえ、あの、「健」状態の人はこの世の中探しても一人もいないんすよ。一人もいないんすよ、そのことが分かってくるわけでね。
IMANAKA: I understand that healthy people put a curtain on mentally ill patients. But the sad thing is that sometimes, we patients isolate ourselves from regular people with a curtain, too. In my case, when I was 25, I got rid of the curtain, or the prejudice inside me. People certainly have prejudice against us, but I thought I can at least get rid of my own prejudice against myself.
SODA: How did you actually get rid of that?
IMANAKA: Well…I don’t know how to put it… But, when my condition was getting better, I started to understand regular people better.I asked myself, “It’s true I’m mentally ill, but if you’re healthy, does that mean you’re perfect?” I realized that not one person in this world is absolutely perfect. It doesn’t matter if he’s healthy or sick, but nobody as a whole person is perfect. Nobody.
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Clips from CAMPAIGN #2 『選挙』映像クリップ・その2
Watch Yama-san gets yelled at by his campaign manager in my documentary CAMPAIGN on YouTube HD. Banana is the key word.
『選挙』で山さんが怒られるシーン。HD画質。バナナに注目。
『選挙』で山さんが怒られるシーン。HD画質。バナナに注目。
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Clips from CAMPAIGN #1 『選挙』映像クリップ・その1
Watch a funny scene from my documentary CAMPAIGN on YouTube HD. Take a look at the guy who's looking for his microphone. I'm making my movies to be seen in theaters, but in this digital age, I realized that we could enjoy it in a whole different way, too. So, more clips from CAMPAIGN and MENTAL are coming soon.
『選挙』の有名な一場面をHD画質で。マイクを探す駅員さんに注目。観察映画は映画館で観てもらうために計算して作っていますが、デジタル時代には別の楽しみ方もあるなあと、クリップをアップしてみて思います。これからもアップ続きます。
『選挙』の有名な一場面をHD画質で。マイクを探す駅員さんに注目。観察映画は映画館で観てもらうために計算して作っていますが、デジタル時代には別の楽しみ方もあるなあと、クリップをアップしてみて思います。これからもアップ続きます。
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Tuesday, April 20, 2010
映画『精神』釜山国際映画祭上映後 Q & A
パソコンのファイルを整理していたら、映画「精神」をワールドプレミアした釜山映画祭での質疑応答の書き起こしが見つかった。拙著「精神病とモザイク」(中央法規)に盛り込むつもりだったのが、紙幅の関係でほぼ割愛せざるを得なかったのを思い出した。そのまま眠らせておくのはもったいないので、ここに掲載しておきたい。長文ですが、何かのお役に立てれば幸いです。
ーーー
映画『精神』釜山国際映画祭 上映後 Q & A (ワールドプレミア)
10/3/2008
司会:ナム・イニョン 通訳:延智美
想田: まずは最後までご覧いただき有り難うございました。そう簡単に最後まで見れる映画ではなく、どっとお疲れになったのではないかと思い、感謝しています。それから、今日、今の映画に出て下さった方、それから協力して下さった方が来ておりますので、ちょっとご紹介したいと思います。ちょっと立って下さい。
(会場、拍手)
皆さんはこの診療所と作業所のスタッフの方です。まず、こういうドキュメンタリーを撮る時には、患者さんに安心してもらう事が大事なんですけれども、そのためにはスタッフの方が僕を受け入れて、100%応援してくれないと、患者さんは繊細なので、撮影をなかなかうまく進められないんですね。そういう意味では、この方々が100%僕を信頼してサポートしてくれたので、なんとか撮影ができたのいうのが実感です。だからすごく感謝してます。それでも、僕が「出てくれますか?」と訊いた10人の当事者のうち、8人から9人は「出たくない」とおっしゃったんですね。それは、それだけこの問題がタブーだということなんです。精神的な病を持っているという事は、今の日本ではなかなか言い出す事ができません。ですから、映画に出て下さった方はもの凄い勇気を持って出て下さったんです。彼らの協力無しには、この映画は出来なかったので、出て下さったみなさんに感謝を申し上げたいと思います。それから釜山映画祭からはお金をいただきまして、そのお金なしにはこの映画が完成できませんでした。本当にありがとうございました。
司会者: 皆さん色々と質問があるかと思いますが、もう遅い時間になっておりますので、すぐに質問を受けたいと思います。
質問者(男性): 一般的に精神の病を患っておられる方々というのは、カーテンの裏に隠れていて、一般の人々とは距離感がある。で、この映画を通じて、一般の人々も同じような面を持っているし、また彼らを通じて学べることがあるという印象を受けて、とても驚きました。で、もっともご質問したいのは、彼らの心をどうやってオープンにさせていったのか、あれだけの話を聞けるには、どうやって彼らを説得し、心を開いてもらうというアプローチがあったのか、どうやってあれだけ彼らと近い距離が持てたのか、ということです。
想田: 先ほど申し上げたように、僕だけの力ではそういう風にいかなくて、やはり周りに協力者がいたというのが大きいと思います。特に山本先生が、撮影に対して不安を抱いた患者さんたちに、安心を届けて下さったんじゃないかなという気がしています。あとは、僕がカメラを持ってずーっと居るもんですから、段々友達になるんですよね。なかには僕に人生の相談をしてくる人もいたりとか、次第に深い交流も出てくるんです。
司会者: 無料相談ですか?
想田: そうです、無料相談です。(場内、笑い)
で、そうしていくうちに撮影が進んでいって。あとは、本当は、皆さん自分の気持ちをおっしゃりたいんだと思うんですよね。普段はあまり言えないことっていうのを、世間に向かって、カメラに向かって、言うんだと。例えば、今までは誰にも自分が病気だってことを言わなかったんだけれども、この映画をきっかけに言うようにする、というような決断をした人もいます。
司会者: 具体的に撮影期間はどれ位かかったんでしょうか?また、登場される方々とはどれくらい緊密に会われていたんでしょうか?
想田: 撮影は2回に渡ってやりました。2005年と2007年の2回の撮影で、合計だいたい一ヶ月位です。僕は患者さんとカメラを持たずに会う事はほとんどないです。必ずカメラを持って、「自分は撮影する人間だ」ということを示しながら、それでも受け入れてくれる方とどんどん撮影が進んでいったと思います。というのは、カメラを回す前に仲良くなって、それからおもむろにカメラを取り出して回すという手法の人もよくいるんですけども、僕はカメラを回している時と回してない時では人間が変わるんですね。だからカメラを回している時の人間を知ってもらうために、最初からカメラを回すというのが僕のやり方です。
司会者: たくさんの方の手が上がっているので、多くの人に回るように簡略に質問をお願いします。
想田: 僕も簡略に答えます。(場内、笑い)
質問者(男性):日本では精神病だということを言うことすら難しい、タブーだ、というお話がありましたが、そういったことを映画で撮ろうとしたきっかけを教えて下さい。
想田: 僕自身、色んなプレッシャーに負けそうになって、一度精神科に駆け込んだ事があります。その時、僕はすぐに回復したんですけれども、「ああ自分も病気になり得るんだな」と実感しました。でも、普段は全然関係ないものとして僕らは生活していて、まるで異星人を見るかのように、精神病患者は自分たちと違うっていう風に分けているような気がします。その状況はなにかおかしいと思ったので、ここは一つドキュメンタリーを撮りたいと。あとは、私の義理の母がこの診療所と一緒に仕事をしていて、たまたまこの診療所を知る事ができた。だからこれはいい機会なので、撮影を開始したということになります。
質問者(女性):この映画を撮られる前と撮られた後では、見方・考え方の変化はあったんでしょうか?映画の中で「カーテンで隔てられている」というような台詞が出てきますけれども、こういった精神疾患のある方々は、個人的に精神的な問題があるんだと思っていたのが、実はもっと社会的な問題もやはりあるんじゃないか、という風に考えが変わっていった点はあるんでしょうか?あと、スタッフの方々におうかがいいしたいんですけど、最初からずっと映画を観ながら、日本では以前秋葉原で無差別殺人などが起きましたけれども、現代社会では結婚しない人も増え、独り暮らしの人も増えている中で、社会的に孤立を感じて鬱病を抱えている人が増えているんではないかと思いますが、そういった方々とたくさん触れていく中で、私は映画を観て、逆に健常者よりもとても思慮深いという印象を患者さん方から受けました。スタッフの方々は、こういった患者さん方と色々接しながら、何が一番彼らを傷つけているのか、また最も彼らを見ていてもどかしい、または残念に思われるような点というのはどういったものなのでしょうか?
想田: この映画を撮る直前まで、僕は自民党という政党の選挙運動を撮っていました。その直後に精神科の人達に会って色々撮っていて、「ああ、こっちの人達の方が自分にずっと近い」と、思いました。自民党の人達は、色々ルールがあるんですが、そのルールに従って選挙運動をしていき、そのルールがどうしてそういう風に存在するのかってことをあんまり考えないんです。でも、患者さん達と話していると、その部分「どうしてなんだ?」というところにすごく引っかかっていて、その疑問をすごく突き詰めているような気がしました。また、撮る前の僕は、患者さんは弱い人たちなんだろうと、何となく思ってました。でも、撮ってみて必ずしも弱いという風には言えないなと、実感しました。もちろん病気で押し潰されそうになって、中には命を絶ってしまう方も居るんですけど、一方、その病気を肥やしにして、より人生を輝かせる要素にしている人もいるなあ、という風に感じました。そういう点は、撮る前、僕は全く予想もしていなかったので、自分で考え方、見方が非常に変わった点です。あとは、病気だからといって、ずうーっと暗く沈んでる訳じゃなくて、楽しいこともあれば冗談も飛ばすし、すごく明るい面もある訳ですね。だから、「病気の患者さん」と言う風に、一色に塗りつぶすのは、映画として非常によくないなあと思いました。実際、映画に登場する人が患者さんなのか患者さんでないのか、かなり曖昧に見える場面も多いんじゃないかと思います。大事なのは、病気かどうかということではなくて、人間として描かしてもらうということだと思います。大体僕はそんなところです。あの、さっきの質問にどなたが答えてくれるのか…?
山本真也: このような重く暗いテーマの映画を、一体どんな人が観にくるのかと思って今日は来ました。見ていると、すごく若い人達が多いことに非常に驚いています。で、今の方の質問に一つ答えるとすると、僕が毎日生活している場所には圧倒的に精神障害者という人の方が多く、健常者の方が少ない世界で、そういう世界にずっと長く居ると、僕自身も、誰もが精神障害者と言われる人達の価値観にどんどん引っぱられる。そりゃあもう誰でもそうだと思うんですよ。だから、彼女が言われたように、彼らの何が残念だと思うかと言われても、僕にはもう分からなくなってる、ということですね。残念と思わなくなっている。彼らは障害を負ってるんだけど、その彼らの日常を残念とはもう見れなくなっている、ということです。だから逆にこういった映画を観る、とりわけ若い人達、こういった世界と縁遠かった若い人達が答えを教えて欲しいっていうくらいの気持ちがします。
質問者(女性):映画をとても印象的に観させていただきました。普段、やはり劇映画に慣れてしまっているせいか、このドキュメンタリーを観ていて所々登場する、ぶら下がっているような落ち葉が気になったんですけども、あれは何か意図して写されたものなのでしょうか?また二つ目の質問は、お名前が分からないんですが、虫歯で困ってらっしゃる患者さんが出てらっしゃいますが、彼の台詞の中に「包帯を巻いてあげることだ」という言葉が出てきますが、この映画を通じて監督は彼らに包帯を巻いてあげたと思いますか、または彼らに包帯を巻いてもらったと思いますか?
想田: あの葉っぱですね。葉っぱは、撮っている時にはさほどなんてことなく、あまり意味なく撮ったんですけれど、編集の時に「ああ、この葉っぱはいいな」と思ったんですね。
(会場笑い)
で、何かのメタファーにもなり得るなと思いました。僕の解釈はあるんですが、それを言うと面白くないので言いませんが、自分の中では意味はあります。映画自体も、僕はメッセージを伝えることではなくて、現実を描く事に徹しようと思っているので、多分観て色んな感想が起きるんじゃないかと思うんです。だから多分人によって違うところに反応する、というか、違うところに違う印象を持つんじゃないかと思うんです。そして、それでいいと思っています。僕としては、ある意味ボールを投げて、それを受け取ってもらうんじゃなくて、打ち返して欲しいと思っています。で、その打ち返した玉が、「あっ、あっちに行った、こっちに行った」っていう風に観てるのが楽しい。それが僕の映画を作る喜びです。あと、包帯のことですが、僕が皆さんに包帯を巻けたかどうかは訊いてみないと分からないんですが、僕の方には巻いてくれたと思います。
質問者(女性):私は釜山の精神障害者達のリハビリを助ける病院に勤務しているスタッフです。そういった意味で、この映画にとても関心を持っていました。この映画に登場されるスタッフの働いている姿とか、また精神障害者の方々の話している様子を見て、非常に多くの部分は共感を持って映画を観終えたんですけれども、こういった映画がもっと世の中に出て行って、精神障害に対する理解が深まって欲しいと言うことを感じました。日本もタブーだという話をされましたけれども、韓国もやはり同じような環境に置かれていて、非常に多くの偏見がまだ残っています。ですから、こういった映画がもっともっと出てきて、そういった方々の力になって欲しいなと思いました。で、質問は、映画の中で診療所は、患者さんたちを診療するだけではなく、職業リハビリにも繋がって行われているような場所でした。それはこの病院ならではの特色なのか、それとも日本ではああいったシステムを持つ病院が普遍化しているのでしょうか?監督は、敢えて映画の撮影にふさわしい特殊な診療所を選んだのでしょうか。
想田: この診療所はあまり一般的ではないと思います。この病院を建てられた山本先生は、それまで県の精神福祉保健センターにずっと勤務されてたんですけれども、希望退職した後、この診療所を自分で立ち上げられました。山本先生は、精神科病院に勤務されていた時にも病棟から鍵をはずす運動の草分け的な存在、パイオニアで、医療スタッフではなく患者さんの側に立っての医療ってものをずっと目指してこられた方です。ですから、この診療所にも普通だと入院させられてしまうような患者さんもいらっしゃるんですけれども、その人達も皆家から通うことを奨励されて家から通っていらっしゃいます。なるべく病院に隔離されるんではなくて、地域で生活できるようにということでああいう仕事場、「作業所」を作っている。一つの理念に基づいてああいう形になっていると。で、それは日本ではそれほど一般的ではなく、かなり珍しいと思います。でも、僕は色んなものをリサーチした上で、その中から選んだという訳ではなく、たまたま僕の義理の母がそこと仕事をしているということで関係があった。そして色々見聞きしているうちに、「ああ、ここは凄く面白いなあ」ということになり撮影を始めたので、それが典型的かどうかということはあまり考えずに撮影を始めました。
質問者(男性):映画の全体を通して観ると、患者の方々も一般の人々と変わらなかったり、また、その患者の方々の為に一生懸命働いているスタッフの方々を見て、とても心があたたまる感じがしました。しかし、私がちょっと理解不足かも知れないのですが、最後の方の場面で、患者さんが電話をしている時ずっと不平不満を言ってますよね。で、カメラは彼のせいで家に帰れないスタッフを追いかけています。そしてその様子で映画が終わっているので、少し当惑したんですけれど、こういった終わり方をしたのは監督の意図があるのでしょうか?
想田: 僕の中であのラストは、「このエンディングしかない」というくらい、強く信じている終わり方です。あの場面で何が起こっているのかは、僕もよく分かっていません。僕の理解をすり抜けることが何か行われている。で、色々想像はするんですけれど、そのどれが当たってるのかもよく分かりません。でも、それこそが、僕がこの題材を扱った時に感じていた印象で、「何か分かったかな」と思うとそれを裏切るようなことを見聞きするんですね。「分かったかなあ」と思った瞬間に、「ああ、やっぱり違った」っていうことの繰り返しだったんです。皆で楽しく詩を読んだシーンで終われば、Feel Good Movieというか、ホッとする映画になるかもしれないんですけれども、それだけではない気がしたんですね。だから最後にもう一回、分からないというか、そういうシーンを入れたいと思いました。そういう意味で、あのシーンを入れることによって、やっと自分の見た印象と映画が合わさったという感じがしています。
質問者(男性):質問は三つあります。精神の病を患っているということで、映像を撮っている時に見辛いという映像もやはりあったと思うんですね。でも、敢えてそういう映像を省略されているというのに何か意図はあるんでしょうか?二つ目に、映画の中で野党の日本共産党のポスターが映し出されているですけれども、何か社会の必要悪のような、この社会に必要な存在だということで患者を提起しているんではないか、というような印象も受けました。その辺の意図もお聞かせ下さい。また三つ目に、山本先生は本当に見ているだけで尊敬の念が湧いてきますが、日本ですごく有名な方なんでしょうか?
想田: 最初の質問の意味がよく分からなかったんですけど。見辛い映像というのはどういうのですか?
同じ質問者:例えば、自殺を試みているとか。
想田: まあ、そういう時にカメラが回ってなかったということだと思います。そういうことはそうないんだと思います。もちろんあるんですけれども。実際、僕が撮り始めてから5人も亡くなっているんですね。そのぐらいやっぱり病気と闘って、その闘いというのは本当に大変だということを実感するんですけれども、その場面に僕が居合わせるってことはなかなか無いと思います。だから、これはまずいとか、これは出さないという形で、僕が自主規制したものは基本的にはないです。あと日本共産党のポスターですけれども、もちろんあそこに入れた僕なりの意図はあります。ただその意図をここで説明すると野暮なんで、皆さん考えて下さい。
(会場、笑い)
あと山本先生ですが、知る人ぞ知る名医ということで、患者さん達の間ではかなり有名だと思います。でも、テレビに出てきて何かをコメントするとか、そういうことはあまりないと思います。
質問者(女性):映画とても楽しく観させていただきました。監督のお話では、日本ではまだ精神病というのがタブーだというお話でしたけれども、実はそういうことで言えば、タブーでもっと厳格な目で見られているのは韓国の方で、はるかにすごい状況に置かれています。で、なぜそんなことを申し上げるかというと、私は現在鬱病を患っています。そのせいで家に5ヶ月間閉じこもって出れない生活が続いていて、ようやく最近リハビリを始めたんですけれど、先生と話し合った結果、今回初めて釜山映画祭に一週間一人で行ってみるということを先生と相談して決めました。そして、その釜山映画祭に参加する中で、私が最も先に前売りを予約した作品が正にこの作品で、それだけ楽しみにしていて、何か私の力になってくれるんではないかと思って来ました。そして、実際に映画を観て、とても励まされました。日本ではタブーだというお話でしたが、韓国ではそれ以上にタブーだということはご存じでいらっしゃったんでしょうか?また二つ目に、韓国が初めての映画公開ということですが、果たして海外の観客にどのように受けとめられるのか、また、韓国の観客にどのように受けとめられるのか、映画を上映するにあたって緊張されませんでしたか?
想田: まず、この映画がお力になれたということだったら、それは本当に嬉しいです。中には、こういう映画を撮ること自体が寧ろ不道徳というか、「病気の人を撮ってそれを世間にさらす」というような批判的な発想もあると思うんですね。ですから、そこは自分としてもすごく迷う部分があるんです。見せていいものなのかどうかとか。でも、僕は患者さんが「出していい」と言ったことを信頼していて、それなのに僕が「出さない」というのはすごく失礼な話だと思うんです。だから、作ったからにはたくさんの人に見てもらいたいと、そういう気持ちでやっています。だから、実際に病気を患っている方がそういう風に感じて下さったことは、自分にとって本当に嬉しいです。あと、韓国の状況については、僕は全く知りません。ですから、どんな反応がくるのか全く予想できませんでした。実は、日本でもまだ、と言うか、今回世界で初めての上映だったので、もちろん僕はすごくドキドキしました。まだ日本でもやっていないんです。だから、日本のお客さんがどういう反応をするのかというのもすごく楽しみだし、ドキドキすることろです。多分、来年映画館で公開することになると思います。
司会者: この映画が多くの人に観ていただけるといいですよね。皆さん拍手で声援をあげて下さい。
(満場の拍手)
質問者(男性):さっきご返答をいただいた部分と重なることかも知れませんが、映画の中で「カーテンを取り払う」という話が出てきますけれども、映画を観るという行為により、その過程でその考えをより逆に深めさせる、または固まらせてしまう側面があるような気がしました。先ほどそういった批判について意識したと話されていましたけれども、人々の考え方や枠とか偏見というものはそう簡単に変わるものではないので、隠されていたものをさらすことによって、逆にそのカーテンを二重三重に強固なものに、または違う色のカーテンに変えてしまう懸念をお持ちでなかったのかということと、もしその懸念があったとしたら、そのためにどんなことを考えられたのでしょうか。
想田: そうですね、僕の意図は「カーテンを取り払う」ということですけども、それが僕の意図と反して、カーテンをより強固にしてしまう可能性は否定できないとは思います。でも、僕は何かを作る時には、恐らく良いことも悪いことも両方起こると思うんですね。で、なるべく良いことの方が起こればいいなと期待しつつ、善意で何かをやることしかできないと思うんです。それは薬に副作用があるみたいなものだと思うんですね。だから、なるべく副作用が無いようにという風に思いつつ作ったわけです。そういう風に念じるしかないと思って作りました。で、気を付けたのは、単純化することを避けるために、なるべく複雑な現実を複雑なまま提示するという方針を貫こうと努力しました。そのために、ショットはなるべく長く使う。短くカットするとどうしても意味が限定されてしまって、見る人に一つのメッセージ性みたいなものを投げかけてしまうので、なるべく長いショットで、お客さんが自分の目で観察できる時間を作るように努力しました。だからワンシーンが普通の映画よりもちょっと長いと思うんです。情報を伝えるだけだったらもっと短く切れると思うんですけども、それはしたくなかったんです。
司会者:今後はどんな作品を作っていかれるお考えですか?
想田: 今、観察映画の第三弾を撮っています。これは平田オリザという劇作家と彼の劇団を観察する映画です。でも、それがどんな映画になるのかは、僕も今はまだ全然分かりません。僕は、テーマを決めずに、自分が分からないから撮るという、そういう姿勢で撮っているので今分かったら変なんです。
司会者:終電の時間が近づいてきて、皆さんハラハラされているようです。ということで、夜通しお話をした
いところなんですけれども、お別れの時間になってしまったようです。昨日の開幕式に参加されたのであれば話を聞かれたと思いますが、昨日韓国を代表する大女優が自殺をしました。韓国では40代の死亡理由の4位が自殺で、20代の1位が自殺だそうです。韓国でも、ようやくそういう話を公にする時期がきているんではないかということを感じます。そういった残念なことがこれ以上起きてほしくないという気持ちで映画を観られた方も多いとかと思うんですけれども、最後に監督の方から何か一言お願い致します。
想田: そうですね、僕が凄くお世話になっていた映画監督の人が去年自殺されたりとか、友達が自殺したりとか、僕の周りでもすごく身近な問題だと思います。この映画が、こういう問題について皆さんが考える材料に少しでもなってくれたらいいなあと思ってます。最後に、さっき紹介し忘れたんですけれど、僕の妻もこの映画の撮影時には大体立ち会って、僕の代わりに患者さんの話を聞いたりということもやってくれました。僕は一人でカメラを回しながら撮るので、本来なら患者さんはカメラの方を向いている筈なんですね。でも、たまに斜めの方を向いている人がいると思うんですけど、それは僕の妻に話しかけているんです。
(場内笑い)
で、妻は今そこでカメラを回してます。さっき紹介するのを忘れてごめん。
(場内笑い)
皆さん、どうも有り難うございました。
(場内、拍手)
ーーー
映画『精神』釜山国際映画祭 上映後 Q & A (ワールドプレミア)
10/3/2008
司会:ナム・イニョン 通訳:延智美
想田: まずは最後までご覧いただき有り難うございました。そう簡単に最後まで見れる映画ではなく、どっとお疲れになったのではないかと思い、感謝しています。それから、今日、今の映画に出て下さった方、それから協力して下さった方が来ておりますので、ちょっとご紹介したいと思います。ちょっと立って下さい。
(会場、拍手)
皆さんはこの診療所と作業所のスタッフの方です。まず、こういうドキュメンタリーを撮る時には、患者さんに安心してもらう事が大事なんですけれども、そのためにはスタッフの方が僕を受け入れて、100%応援してくれないと、患者さんは繊細なので、撮影をなかなかうまく進められないんですね。そういう意味では、この方々が100%僕を信頼してサポートしてくれたので、なんとか撮影ができたのいうのが実感です。だからすごく感謝してます。それでも、僕が「出てくれますか?」と訊いた10人の当事者のうち、8人から9人は「出たくない」とおっしゃったんですね。それは、それだけこの問題がタブーだということなんです。精神的な病を持っているという事は、今の日本ではなかなか言い出す事ができません。ですから、映画に出て下さった方はもの凄い勇気を持って出て下さったんです。彼らの協力無しには、この映画は出来なかったので、出て下さったみなさんに感謝を申し上げたいと思います。それから釜山映画祭からはお金をいただきまして、そのお金なしにはこの映画が完成できませんでした。本当にありがとうございました。
司会者: 皆さん色々と質問があるかと思いますが、もう遅い時間になっておりますので、すぐに質問を受けたいと思います。
質問者(男性): 一般的に精神の病を患っておられる方々というのは、カーテンの裏に隠れていて、一般の人々とは距離感がある。で、この映画を通じて、一般の人々も同じような面を持っているし、また彼らを通じて学べることがあるという印象を受けて、とても驚きました。で、もっともご質問したいのは、彼らの心をどうやってオープンにさせていったのか、あれだけの話を聞けるには、どうやって彼らを説得し、心を開いてもらうというアプローチがあったのか、どうやってあれだけ彼らと近い距離が持てたのか、ということです。
想田: 先ほど申し上げたように、僕だけの力ではそういう風にいかなくて、やはり周りに協力者がいたというのが大きいと思います。特に山本先生が、撮影に対して不安を抱いた患者さんたちに、安心を届けて下さったんじゃないかなという気がしています。あとは、僕がカメラを持ってずーっと居るもんですから、段々友達になるんですよね。なかには僕に人生の相談をしてくる人もいたりとか、次第に深い交流も出てくるんです。
司会者: 無料相談ですか?
想田: そうです、無料相談です。(場内、笑い)
で、そうしていくうちに撮影が進んでいって。あとは、本当は、皆さん自分の気持ちをおっしゃりたいんだと思うんですよね。普段はあまり言えないことっていうのを、世間に向かって、カメラに向かって、言うんだと。例えば、今までは誰にも自分が病気だってことを言わなかったんだけれども、この映画をきっかけに言うようにする、というような決断をした人もいます。
司会者: 具体的に撮影期間はどれ位かかったんでしょうか?また、登場される方々とはどれくらい緊密に会われていたんでしょうか?
想田: 撮影は2回に渡ってやりました。2005年と2007年の2回の撮影で、合計だいたい一ヶ月位です。僕は患者さんとカメラを持たずに会う事はほとんどないです。必ずカメラを持って、「自分は撮影する人間だ」ということを示しながら、それでも受け入れてくれる方とどんどん撮影が進んでいったと思います。というのは、カメラを回す前に仲良くなって、それからおもむろにカメラを取り出して回すという手法の人もよくいるんですけども、僕はカメラを回している時と回してない時では人間が変わるんですね。だからカメラを回している時の人間を知ってもらうために、最初からカメラを回すというのが僕のやり方です。
司会者: たくさんの方の手が上がっているので、多くの人に回るように簡略に質問をお願いします。
想田: 僕も簡略に答えます。(場内、笑い)
質問者(男性):日本では精神病だということを言うことすら難しい、タブーだ、というお話がありましたが、そういったことを映画で撮ろうとしたきっかけを教えて下さい。
想田: 僕自身、色んなプレッシャーに負けそうになって、一度精神科に駆け込んだ事があります。その時、僕はすぐに回復したんですけれども、「ああ自分も病気になり得るんだな」と実感しました。でも、普段は全然関係ないものとして僕らは生活していて、まるで異星人を見るかのように、精神病患者は自分たちと違うっていう風に分けているような気がします。その状況はなにかおかしいと思ったので、ここは一つドキュメンタリーを撮りたいと。あとは、私の義理の母がこの診療所と一緒に仕事をしていて、たまたまこの診療所を知る事ができた。だからこれはいい機会なので、撮影を開始したということになります。
質問者(女性):この映画を撮られる前と撮られた後では、見方・考え方の変化はあったんでしょうか?映画の中で「カーテンで隔てられている」というような台詞が出てきますけれども、こういった精神疾患のある方々は、個人的に精神的な問題があるんだと思っていたのが、実はもっと社会的な問題もやはりあるんじゃないか、という風に考えが変わっていった点はあるんでしょうか?あと、スタッフの方々におうかがいいしたいんですけど、最初からずっと映画を観ながら、日本では以前秋葉原で無差別殺人などが起きましたけれども、現代社会では結婚しない人も増え、独り暮らしの人も増えている中で、社会的に孤立を感じて鬱病を抱えている人が増えているんではないかと思いますが、そういった方々とたくさん触れていく中で、私は映画を観て、逆に健常者よりもとても思慮深いという印象を患者さん方から受けました。スタッフの方々は、こういった患者さん方と色々接しながら、何が一番彼らを傷つけているのか、また最も彼らを見ていてもどかしい、または残念に思われるような点というのはどういったものなのでしょうか?
想田: この映画を撮る直前まで、僕は自民党という政党の選挙運動を撮っていました。その直後に精神科の人達に会って色々撮っていて、「ああ、こっちの人達の方が自分にずっと近い」と、思いました。自民党の人達は、色々ルールがあるんですが、そのルールに従って選挙運動をしていき、そのルールがどうしてそういう風に存在するのかってことをあんまり考えないんです。でも、患者さん達と話していると、その部分「どうしてなんだ?」というところにすごく引っかかっていて、その疑問をすごく突き詰めているような気がしました。また、撮る前の僕は、患者さんは弱い人たちなんだろうと、何となく思ってました。でも、撮ってみて必ずしも弱いという風には言えないなと、実感しました。もちろん病気で押し潰されそうになって、中には命を絶ってしまう方も居るんですけど、一方、その病気を肥やしにして、より人生を輝かせる要素にしている人もいるなあ、という風に感じました。そういう点は、撮る前、僕は全く予想もしていなかったので、自分で考え方、見方が非常に変わった点です。あとは、病気だからといって、ずうーっと暗く沈んでる訳じゃなくて、楽しいこともあれば冗談も飛ばすし、すごく明るい面もある訳ですね。だから、「病気の患者さん」と言う風に、一色に塗りつぶすのは、映画として非常によくないなあと思いました。実際、映画に登場する人が患者さんなのか患者さんでないのか、かなり曖昧に見える場面も多いんじゃないかと思います。大事なのは、病気かどうかということではなくて、人間として描かしてもらうということだと思います。大体僕はそんなところです。あの、さっきの質問にどなたが答えてくれるのか…?
山本真也: このような重く暗いテーマの映画を、一体どんな人が観にくるのかと思って今日は来ました。見ていると、すごく若い人達が多いことに非常に驚いています。で、今の方の質問に一つ答えるとすると、僕が毎日生活している場所には圧倒的に精神障害者という人の方が多く、健常者の方が少ない世界で、そういう世界にずっと長く居ると、僕自身も、誰もが精神障害者と言われる人達の価値観にどんどん引っぱられる。そりゃあもう誰でもそうだと思うんですよ。だから、彼女が言われたように、彼らの何が残念だと思うかと言われても、僕にはもう分からなくなってる、ということですね。残念と思わなくなっている。彼らは障害を負ってるんだけど、その彼らの日常を残念とはもう見れなくなっている、ということです。だから逆にこういった映画を観る、とりわけ若い人達、こういった世界と縁遠かった若い人達が答えを教えて欲しいっていうくらいの気持ちがします。
質問者(女性):映画をとても印象的に観させていただきました。普段、やはり劇映画に慣れてしまっているせいか、このドキュメンタリーを観ていて所々登場する、ぶら下がっているような落ち葉が気になったんですけども、あれは何か意図して写されたものなのでしょうか?また二つ目の質問は、お名前が分からないんですが、虫歯で困ってらっしゃる患者さんが出てらっしゃいますが、彼の台詞の中に「包帯を巻いてあげることだ」という言葉が出てきますが、この映画を通じて監督は彼らに包帯を巻いてあげたと思いますか、または彼らに包帯を巻いてもらったと思いますか?
想田: あの葉っぱですね。葉っぱは、撮っている時にはさほどなんてことなく、あまり意味なく撮ったんですけれど、編集の時に「ああ、この葉っぱはいいな」と思ったんですね。
(会場笑い)
で、何かのメタファーにもなり得るなと思いました。僕の解釈はあるんですが、それを言うと面白くないので言いませんが、自分の中では意味はあります。映画自体も、僕はメッセージを伝えることではなくて、現実を描く事に徹しようと思っているので、多分観て色んな感想が起きるんじゃないかと思うんです。だから多分人によって違うところに反応する、というか、違うところに違う印象を持つんじゃないかと思うんです。そして、それでいいと思っています。僕としては、ある意味ボールを投げて、それを受け取ってもらうんじゃなくて、打ち返して欲しいと思っています。で、その打ち返した玉が、「あっ、あっちに行った、こっちに行った」っていう風に観てるのが楽しい。それが僕の映画を作る喜びです。あと、包帯のことですが、僕が皆さんに包帯を巻けたかどうかは訊いてみないと分からないんですが、僕の方には巻いてくれたと思います。
質問者(女性):私は釜山の精神障害者達のリハビリを助ける病院に勤務しているスタッフです。そういった意味で、この映画にとても関心を持っていました。この映画に登場されるスタッフの働いている姿とか、また精神障害者の方々の話している様子を見て、非常に多くの部分は共感を持って映画を観終えたんですけれども、こういった映画がもっと世の中に出て行って、精神障害に対する理解が深まって欲しいと言うことを感じました。日本もタブーだという話をされましたけれども、韓国もやはり同じような環境に置かれていて、非常に多くの偏見がまだ残っています。ですから、こういった映画がもっともっと出てきて、そういった方々の力になって欲しいなと思いました。で、質問は、映画の中で診療所は、患者さんたちを診療するだけではなく、職業リハビリにも繋がって行われているような場所でした。それはこの病院ならではの特色なのか、それとも日本ではああいったシステムを持つ病院が普遍化しているのでしょうか?監督は、敢えて映画の撮影にふさわしい特殊な診療所を選んだのでしょうか。
想田: この診療所はあまり一般的ではないと思います。この病院を建てられた山本先生は、それまで県の精神福祉保健センターにずっと勤務されてたんですけれども、希望退職した後、この診療所を自分で立ち上げられました。山本先生は、精神科病院に勤務されていた時にも病棟から鍵をはずす運動の草分け的な存在、パイオニアで、医療スタッフではなく患者さんの側に立っての医療ってものをずっと目指してこられた方です。ですから、この診療所にも普通だと入院させられてしまうような患者さんもいらっしゃるんですけれども、その人達も皆家から通うことを奨励されて家から通っていらっしゃいます。なるべく病院に隔離されるんではなくて、地域で生活できるようにということでああいう仕事場、「作業所」を作っている。一つの理念に基づいてああいう形になっていると。で、それは日本ではそれほど一般的ではなく、かなり珍しいと思います。でも、僕は色んなものをリサーチした上で、その中から選んだという訳ではなく、たまたま僕の義理の母がそこと仕事をしているということで関係があった。そして色々見聞きしているうちに、「ああ、ここは凄く面白いなあ」ということになり撮影を始めたので、それが典型的かどうかということはあまり考えずに撮影を始めました。
質問者(男性):映画の全体を通して観ると、患者の方々も一般の人々と変わらなかったり、また、その患者の方々の為に一生懸命働いているスタッフの方々を見て、とても心があたたまる感じがしました。しかし、私がちょっと理解不足かも知れないのですが、最後の方の場面で、患者さんが電話をしている時ずっと不平不満を言ってますよね。で、カメラは彼のせいで家に帰れないスタッフを追いかけています。そしてその様子で映画が終わっているので、少し当惑したんですけれど、こういった終わり方をしたのは監督の意図があるのでしょうか?
想田: 僕の中であのラストは、「このエンディングしかない」というくらい、強く信じている終わり方です。あの場面で何が起こっているのかは、僕もよく分かっていません。僕の理解をすり抜けることが何か行われている。で、色々想像はするんですけれど、そのどれが当たってるのかもよく分かりません。でも、それこそが、僕がこの題材を扱った時に感じていた印象で、「何か分かったかな」と思うとそれを裏切るようなことを見聞きするんですね。「分かったかなあ」と思った瞬間に、「ああ、やっぱり違った」っていうことの繰り返しだったんです。皆で楽しく詩を読んだシーンで終われば、Feel Good Movieというか、ホッとする映画になるかもしれないんですけれども、それだけではない気がしたんですね。だから最後にもう一回、分からないというか、そういうシーンを入れたいと思いました。そういう意味で、あのシーンを入れることによって、やっと自分の見た印象と映画が合わさったという感じがしています。
質問者(男性):質問は三つあります。精神の病を患っているということで、映像を撮っている時に見辛いという映像もやはりあったと思うんですね。でも、敢えてそういう映像を省略されているというのに何か意図はあるんでしょうか?二つ目に、映画の中で野党の日本共産党のポスターが映し出されているですけれども、何か社会の必要悪のような、この社会に必要な存在だということで患者を提起しているんではないか、というような印象も受けました。その辺の意図もお聞かせ下さい。また三つ目に、山本先生は本当に見ているだけで尊敬の念が湧いてきますが、日本ですごく有名な方なんでしょうか?
想田: 最初の質問の意味がよく分からなかったんですけど。見辛い映像というのはどういうのですか?
同じ質問者:例えば、自殺を試みているとか。
想田: まあ、そういう時にカメラが回ってなかったということだと思います。そういうことはそうないんだと思います。もちろんあるんですけれども。実際、僕が撮り始めてから5人も亡くなっているんですね。そのぐらいやっぱり病気と闘って、その闘いというのは本当に大変だということを実感するんですけれども、その場面に僕が居合わせるってことはなかなか無いと思います。だから、これはまずいとか、これは出さないという形で、僕が自主規制したものは基本的にはないです。あと日本共産党のポスターですけれども、もちろんあそこに入れた僕なりの意図はあります。ただその意図をここで説明すると野暮なんで、皆さん考えて下さい。
(会場、笑い)
あと山本先生ですが、知る人ぞ知る名医ということで、患者さん達の間ではかなり有名だと思います。でも、テレビに出てきて何かをコメントするとか、そういうことはあまりないと思います。
質問者(女性):映画とても楽しく観させていただきました。監督のお話では、日本ではまだ精神病というのがタブーだというお話でしたけれども、実はそういうことで言えば、タブーでもっと厳格な目で見られているのは韓国の方で、はるかにすごい状況に置かれています。で、なぜそんなことを申し上げるかというと、私は現在鬱病を患っています。そのせいで家に5ヶ月間閉じこもって出れない生活が続いていて、ようやく最近リハビリを始めたんですけれど、先生と話し合った結果、今回初めて釜山映画祭に一週間一人で行ってみるということを先生と相談して決めました。そして、その釜山映画祭に参加する中で、私が最も先に前売りを予約した作品が正にこの作品で、それだけ楽しみにしていて、何か私の力になってくれるんではないかと思って来ました。そして、実際に映画を観て、とても励まされました。日本ではタブーだというお話でしたが、韓国ではそれ以上にタブーだということはご存じでいらっしゃったんでしょうか?また二つ目に、韓国が初めての映画公開ということですが、果たして海外の観客にどのように受けとめられるのか、また、韓国の観客にどのように受けとめられるのか、映画を上映するにあたって緊張されませんでしたか?
想田: まず、この映画がお力になれたということだったら、それは本当に嬉しいです。中には、こういう映画を撮ること自体が寧ろ不道徳というか、「病気の人を撮ってそれを世間にさらす」というような批判的な発想もあると思うんですね。ですから、そこは自分としてもすごく迷う部分があるんです。見せていいものなのかどうかとか。でも、僕は患者さんが「出していい」と言ったことを信頼していて、それなのに僕が「出さない」というのはすごく失礼な話だと思うんです。だから、作ったからにはたくさんの人に見てもらいたいと、そういう気持ちでやっています。だから、実際に病気を患っている方がそういう風に感じて下さったことは、自分にとって本当に嬉しいです。あと、韓国の状況については、僕は全く知りません。ですから、どんな反応がくるのか全く予想できませんでした。実は、日本でもまだ、と言うか、今回世界で初めての上映だったので、もちろん僕はすごくドキドキしました。まだ日本でもやっていないんです。だから、日本のお客さんがどういう反応をするのかというのもすごく楽しみだし、ドキドキすることろです。多分、来年映画館で公開することになると思います。
司会者: この映画が多くの人に観ていただけるといいですよね。皆さん拍手で声援をあげて下さい。
(満場の拍手)
質問者(男性):さっきご返答をいただいた部分と重なることかも知れませんが、映画の中で「カーテンを取り払う」という話が出てきますけれども、映画を観るという行為により、その過程でその考えをより逆に深めさせる、または固まらせてしまう側面があるような気がしました。先ほどそういった批判について意識したと話されていましたけれども、人々の考え方や枠とか偏見というものはそう簡単に変わるものではないので、隠されていたものをさらすことによって、逆にそのカーテンを二重三重に強固なものに、または違う色のカーテンに変えてしまう懸念をお持ちでなかったのかということと、もしその懸念があったとしたら、そのためにどんなことを考えられたのでしょうか。
想田: そうですね、僕の意図は「カーテンを取り払う」ということですけども、それが僕の意図と反して、カーテンをより強固にしてしまう可能性は否定できないとは思います。でも、僕は何かを作る時には、恐らく良いことも悪いことも両方起こると思うんですね。で、なるべく良いことの方が起こればいいなと期待しつつ、善意で何かをやることしかできないと思うんです。それは薬に副作用があるみたいなものだと思うんですね。だから、なるべく副作用が無いようにという風に思いつつ作ったわけです。そういう風に念じるしかないと思って作りました。で、気を付けたのは、単純化することを避けるために、なるべく複雑な現実を複雑なまま提示するという方針を貫こうと努力しました。そのために、ショットはなるべく長く使う。短くカットするとどうしても意味が限定されてしまって、見る人に一つのメッセージ性みたいなものを投げかけてしまうので、なるべく長いショットで、お客さんが自分の目で観察できる時間を作るように努力しました。だからワンシーンが普通の映画よりもちょっと長いと思うんです。情報を伝えるだけだったらもっと短く切れると思うんですけども、それはしたくなかったんです。
司会者:今後はどんな作品を作っていかれるお考えですか?
想田: 今、観察映画の第三弾を撮っています。これは平田オリザという劇作家と彼の劇団を観察する映画です。でも、それがどんな映画になるのかは、僕も今はまだ全然分かりません。僕は、テーマを決めずに、自分が分からないから撮るという、そういう姿勢で撮っているので今分かったら変なんです。
司会者:終電の時間が近づいてきて、皆さんハラハラされているようです。ということで、夜通しお話をした
いところなんですけれども、お別れの時間になってしまったようです。昨日の開幕式に参加されたのであれば話を聞かれたと思いますが、昨日韓国を代表する大女優が自殺をしました。韓国では40代の死亡理由の4位が自殺で、20代の1位が自殺だそうです。韓国でも、ようやくそういう話を公にする時期がきているんではないかということを感じます。そういった残念なことがこれ以上起きてほしくないという気持ちで映画を観られた方も多いとかと思うんですけれども、最後に監督の方から何か一言お願い致します。
想田: そうですね、僕が凄くお世話になっていた映画監督の人が去年自殺されたりとか、友達が自殺したりとか、僕の周りでもすごく身近な問題だと思います。この映画が、こういう問題について皆さんが考える材料に少しでもなってくれたらいいなあと思ってます。最後に、さっき紹介し忘れたんですけれど、僕の妻もこの映画の撮影時には大体立ち会って、僕の代わりに患者さんの話を聞いたりということもやってくれました。僕は一人でカメラを回しながら撮るので、本来なら患者さんはカメラの方を向いている筈なんですね。でも、たまに斜めの方を向いている人がいると思うんですけど、それは僕の妻に話しかけているんです。
(場内笑い)
で、妻は今そこでカメラを回してます。さっき紹介するのを忘れてごめん。
(場内笑い)
皆さん、どうも有り難うございました。
(場内、拍手)
Interview by Nicholas Vroman
Check out my interview by Nicholas Vroman on MENTAL.
http://pageofmadness.wordpress.com/2010/02/17/an-interview-with-kazuhiro-soda-director-of-mental/
N – How was Mental received at the Japanese premier (at the Yubari Film Festival)?
Soda – It was intense, actually. The screening ended around 12:45 am. And then our Q & A lasted until 2 o’clock in the morning. And then we called it a day, but then there were so many people who wanted to talk about the film that we were in the lobby until 3. And it’s always the case – as soon as the film finishes, everyone wants to talk about it. I mean that’s the nature of the film or rather, the subject matter (mental illness). And it also has something to do with the fact there aren’t so many chances to talk about it – this issue – because, usually, everybody’s a little bit hesitant, Even though somebody you know or somebody in your family is suffering from the same kind of illness, because of its nature, because of the taboo, people are not used to talking about it. But because of the film, people pour their emotions; pour out their thoughts and questions. And that’s what happens after the film. In Berlin, too, we ended our Q & A discussion around 1:40 am and we had to get out of the room, get out of the theater because the theater had to close the door. Pusan too. The same thing happened. Everywhere I go I see the same reactions.
(to read further, go to the link below)
http://pageofmadness.wordpress.com/2010/02/17/an-interview-with-kazuhiro-soda-director-of-mental/
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『選挙』語録・その1 CAMPAIGN Quote #1

さゆり:だってほんとウチらがさあ、万一120%頑張っても落ちたとするじゃん、そしたらホント、一文無しじゃん。やっぱね、そんなのあたしの人権だって全く考えてない話じゃないですか。私はだってさ、そうやって若くて、ディンクスとか子供持ってたって共働きが宮前区っていうのはすごい多い、それでそういう人達の代弁者になっていこうとしてるところをだよ、そうやって仕事やめろとか、そんな市議くらいでやめられるかって思うわけよ。ホント言おうと思ったよ。総理大臣になったらやめさせていただきますって、言おうかと思ったよ。
山さん:言わなくていい、いい。
SAYURI: ‘Cause I’ll tell you right now, if we lose, we’re going to be totally broke. And besides, they’re ignoring my human rights. In Kawasaki, there are many double-income-no-kids couples, not to mention all the young working mothers. And we’re trying to represent the interests of the young generation. It is so backwards for them to tell me to quit my job. I almost said to them, “I’ll quit my job when my husband becomes Prime Minister.”
YAMA-SAN: You shouldn’t say that.
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MENTAL Trailer in HD 「精神」予告篇 in HD
YouTube HD looks really good although it takes time to upload it. English version.
YouTube HDは凄くキレイ。アップロードに時間がかかるが。英語バージョンです。
http://www.youtube.com/watch?v=ZaeLO6LDsPQ
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http://www.youtube.com/watch?v=ZaeLO6LDsPQ
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Monday, April 19, 2010
『精神』語録その1 MENTAL Quote #1

それとかな、偽善者いう言葉があるが?偽善者いう言葉はな、にんべんに為と書くが。人のためにしょんのは、偽りなんよ。な?自分のため、神様のため、仏様のためにしょんのが、ホントの善なん。人のためにしょんのじゃない。じゃからな、自分の心の傷をいやす最良の方法は何か言うたらな、相手の傷に包帯を巻くことなん。したら自分の傷が癒される。経験あるでしょ?な?それから、人の悩みを聞いたりしょうたら、自分の心の傷も癒される。カット。(詩人・菅野直彦)
If you analyze the Chinese characters for “hypocrite,” it means “doing something for others.” If you think you’re doing something for other people, it means you’re a hypocrite. If you think you’re doing something for yourself, or for the God, or for the Buddha, you may be doing an actual good thing. The best thing you can do to heal your own mental wounds is to take care of other people’s wounds. I’m sure you have that kind of experience? If you listen to somebody else’s problems, your own heart will also be healed. Cut! - Naohiko Sugano, poet
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Thursday, April 15, 2010
4/24『精神』上映 in 東京
映画『精神』がひさびさに都内で上映されます。
会場:cinecafe soto(シネカフェ・ソト)
http://www.cinecafesoto.com/article/146439139.html
日時:4/24(土) 開場:18:00 開演:18:30 (※当日1回のみの上映)
料金:大人 1,700円 高校生以下 1,300円(ワンドリンク付)
TEL&FAX:03-3905-1566
Eメール:cinecafesoto@gmail.com
東京都北区上十条2-27-12 B1
(JR埼京線「十条」駅 北口ロータリーすぐ)
ご予約は、店頭・電話・FAX・Eメールにて承っており、
お名前・ご連絡先・人数をお知らせください。
FAX・Eメールでお申し込みの方には、折り返し、ご予約完了の通知を返信いたします。
(シネカフェ ソトさんより)
○○○●●●●●●●●
『精神』の自主上映について
●●●●●●●●○○○
『精神』は、自主上映会への貸し出しも行っております。
地域や学校のイベントで『精神』の上映会を開催しませんか?
実施をご希望される方はお気軽に下記、アステアまで、お問合せ下さい。
--------------
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町42-3 T&Kビル4F
TEL. 03-5459-1173
FAX. 03-5459-1174
E-mail. info@astaire.co.jp
--------------
自主上映の流れや時期について、作品についてなどなど、
ぜひお気軽にお電話・メールにてご相談ください。
会場:cinecafe soto(シネカフェ・ソト)
http://www.cinecafesoto.com/article/146439139.html
日時:4/24(土) 開場:18:00 開演:18:30 (※当日1回のみの上映)
料金:大人 1,700円 高校生以下 1,300円(ワンドリンク付)
TEL&FAX:03-3905-1566
Eメール:cinecafesoto@gmail.com
東京都北区上十条2-27-12 B1
(JR埼京線「十条」駅 北口ロータリーすぐ)
ご予約は、店頭・電話・FAX・Eメールにて承っており、
お名前・ご連絡先・人数をお知らせください。
FAX・Eメールでお申し込みの方には、折り返し、ご予約完了の通知を返信いたします。
(シネカフェ ソトさんより)
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『精神』の自主上映について
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Monday, April 12, 2010
河合隼雄「人の心はどこまでわかるか」
河合隼雄「人の心はどこまでわかるか」を読んだ。カウンセリングとドキュメンタリーの共通点に驚愕するばかりである。
「心理療法家」を「ドキュメンタリー作家」に、「クライエント」を「被写体」に読み替えるだけで、そのままドキュメンタリー論になると思う。心理療法とドキュメンタリーに共通するのは、相手との接点で生まれる何かだということだろう。
心理療法家の仕事は、こちらの力と、相談に来たクライエントの力と、二人の相互作用ですから、その中でうまくいかないことが起こって来ると、「やっぱり自分はだめじゃないか」と誰でも思いますし、それを経験していない人は本物ではないと思います。その意味では、心理療法家に完成したかたちというのはないと言えるでしょう。それはスポーツマンと同じで、全盛期の王貞治選手だって、自分はバッターとして完成したとは絶対に思っていなかったと思います。
(心理療法家は)ほかの専門職と異なり、自分のもつ知識や技術だけではなく、相手の可能性をはぐくみ、それによって勝負するというところがあります。そして、相手の個性を尊重すれば、必然的に一回一回が新しい発見の場となります。
心理療法家がクライエントにコミットしていく限り、着地点をまったく想定しないということはありえません。ただ、そういうものをもっていても、それを絶対視しないということがかんじんなのです。(略)(こちらから着地点へ)もっていこうとしてはいけない。思いこみの強い人は、どうしてもそちらにもっていこうとしがちですが、これは非常に危険なことです。たとえば、学校のことで相談に来ている人に対し、心理療法家が着地点を母親との関係に想定したとすると、「お母さんをどう思うか」とか、「お母さんはどうしているか」とか、母親のことを熱心に聴こうとします。そうすると、それがクライエントに対して一つの方向づけになってしまって、ゆがめられてしまう可能性があるわけです。
「心理療法家」を「ドキュメンタリー作家」に、「クライエント」を「被写体」に読み替えるだけで、そのままドキュメンタリー論になると思う。心理療法とドキュメンタリーに共通するのは、相手との接点で生まれる何かだということだろう。
Tuesday, April 06, 2010
The First Step
A friend of mine found this video. I imagine that it was like this when our ancestors first stood up millions of years ago. The history of cats will be written here...
お友達が見つけたビデオ。数百年前、人類が最初に立ち上がったときも、こんなだったのではないか? ここからニャンコの二足歩行の歴史が始まる?!
お友達が見つけたビデオ。数百年前、人類が最初に立ち上がったときも、こんなだったのではないか? ここからニャンコの二足歩行の歴史が始まる?!
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『精神』の自主上映について
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Theatrical release of MENTAL in Korea

It seems that my film MENTAL will be released in Korea starting from April 8th, 2010. In Seoul, it will be at Cineart.
『精神』の韓国での劇場公開が4/8(木)から始まるようです。ソウルでは、Cineartという劇場です。
http://www.cineart.co.kr/wp/archive/db.view.php?mid=132821
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Sunday, April 04, 2010
More Hanami Photos by GION 花見写真追加 by GION



More photos from Hanami. These are taken by a professional photographer/hanami organizer Gion using iPhone. What a series of photos!
I look like a bandit. hahaha.
花見の写真の追加。この3枚は、プロのフォトグラファーで花見オーガナイザーであるGION氏によるものである!(“プロの”は両方にかかる)iPhone使用。俺、山賊みたい(笑)。
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Hanami at Central Park お花見@セントラルパーク
Hanami (Cherry Blossom Viewing) at Central Park today. Why do we Japanese get so excited when we see cherry blossom?!
本日セントラルパークで行った毎年恒例のお花見。桜を観ると日本人の血が騒ぐのはなぜ?!ギオンさん、ありがと〜。


本日セントラルパークで行った毎年恒例のお花見。桜を観ると日本人の血が騒ぐのはなぜ?!ギオンさん、ありがと〜。


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Screening @ Yale


The screening and Q&A of MENTAL at Yale University went very well. Very rewarding experience. Thank you, everybody.
イェール大学で行われた『精神』の上映と質疑応答、盛況でした。濃かったなあ。みなさん、ありがとうございました。
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Saturday, April 03, 2010
ボタン事件の本当の問題
国会での「隣の人のボタンを押しちゃった」事件では、与党も野党も大新聞もみんなご立腹で若林さん本人を非難し放題だけど、僕は若林さんがどうして「魔が差した」ようにボタンを押しちゃったのか、その点に一番のポイントがあると感じている。
日本の政党にはふつう党議拘束というのがあって、国会議員は勝手に投票できない。つまりどう投票すべきか、予め党の中で決まっている。で、議員はその方針に逆らうわけにいかないわけで、逆らうと「造反」とか呼ばれて、あの郵政騒動のときみたいに、除名されたり、刺客を送られちゃったりする。
要するに、若林さんも青木さんも投票のときは、機械のように同じボタンを押すように最初から決まっているわけで、そこには議員の自由意思もへったくれもないわけだ。だから若林さんからすれば、「俺が押そうと、青木さんが押そうと、結果は同じ」という心理が働いたことは間違いないのではないか。そういう意味じゃ、若林さんはいわゆる老人力で素直に正直に行動しちゃったわけで、気の毒な気もするわけだ。
もちろん、だからといって、他人のボタンを押すことが許されることではないのは、言うまでもない。しかし、それが言語道断だ、たるんでる、民主主義の堕落だと言うならば、党議拘束をかけることこそを批判すべきなのではないか。だって、党議拘束があるということは、事実上、党の中枢部の人間が所属議員みんなのボタンを押してるってことなんだから。確信犯的に、システマティックにやっている分、「魔が差す」よりも問題がはるかに大きい。
もっと言えば、国会議員がタダの投票マシンか駒か何かなんだったら、実際の人間を候補者として立てて選挙なんかする必要ないし、膨大な歳費を税金から議員に支払う必要もない。誰だっていいんだもん。子供でもロボットでもいい。
それこそが、民主主義の危機なんじゃないだろうか。
日本の政党にはふつう党議拘束というのがあって、国会議員は勝手に投票できない。つまりどう投票すべきか、予め党の中で決まっている。で、議員はその方針に逆らうわけにいかないわけで、逆らうと「造反」とか呼ばれて、あの郵政騒動のときみたいに、除名されたり、刺客を送られちゃったりする。
要するに、若林さんも青木さんも投票のときは、機械のように同じボタンを押すように最初から決まっているわけで、そこには議員の自由意思もへったくれもないわけだ。だから若林さんからすれば、「俺が押そうと、青木さんが押そうと、結果は同じ」という心理が働いたことは間違いないのではないか。そういう意味じゃ、若林さんはいわゆる老人力で素直に正直に行動しちゃったわけで、気の毒な気もするわけだ。
もちろん、だからといって、他人のボタンを押すことが許されることではないのは、言うまでもない。しかし、それが言語道断だ、たるんでる、民主主義の堕落だと言うならば、党議拘束をかけることこそを批判すべきなのではないか。だって、党議拘束があるということは、事実上、党の中枢部の人間が所属議員みんなのボタンを押してるってことなんだから。確信犯的に、システマティックにやっている分、「魔が差す」よりも問題がはるかに大きい。
もっと言えば、国会議員がタダの投票マシンか駒か何かなんだったら、実際の人間を候補者として立てて選挙なんかする必要ないし、膨大な歳費を税金から議員に支払う必要もない。誰だっていいんだもん。子供でもロボットでもいい。
それこそが、民主主義の危機なんじゃないだろうか。
Tuesday, March 30, 2010
MENTAL at Yale イェール大で『精神』
On Friday April 2, I'm going to Yale University to screen Mental and to have a Q&A.
4月2日金曜日、イェール大学へ行きます。『精神』の上映と質疑応答をします。
FRIDAY, APRIL 2, 2010 6:30 PM
EAST ASIAN CINEMA COLLOQUIUM
A Special Screening of MENTAL (2009) followed by a conversation with the Director, Soda Kazuhiro
Room 101, Linsly-Chittenden Hall, 63 High Street
Sponsored by the Graduate School of Arts and Science; Film Studies Program at Yale
http://eastasianstudies.research.yale.edu/events.php?timestamp=2010-4-2
4月2日金曜日、イェール大学へ行きます。『精神』の上映と質疑応答をします。
FRIDAY, APRIL 2, 2010 6:30 PM
EAST ASIAN CINEMA COLLOQUIUM
A Special Screening of MENTAL (2009) followed by a conversation with the Director, Soda Kazuhiro
Room 101, Linsly-Chittenden Hall, 63 High Street
Sponsored by the Graduate School of Arts and Science; Film Studies Program at Yale
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Friday, March 26, 2010
『選挙』劇場公開版・テレビ放送中!
日本映画専門チャンネルで『選挙』劇場公開版を放送中。残りの放送は、あと4回です。
2010年03月27日(土) 22:00
2010年04月03日(土) 12:00
2010年04月08日(木) 16:00
2010年04月23日(金) 10:00
http://www.nihon-eiga.com/prog/002866_000.html
2010年03月27日(土) 22:00
2010年04月03日(土) 12:00
2010年04月08日(木) 16:00
2010年04月23日(金) 10:00
http://www.nihon-eiga.com/prog/002866_000.html
Monday, March 22, 2010
アメリカの医療保険制度
熾烈なバトルの末、ようやく医療保険改革法案が通過したようだ。
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201003220116.html
公的医療保険が見送られるなど、相当後退してしまった感はあるけれども、とりあえず前よりはマシになるのではないか。
だって、日本人には信じられないだろうけど、アメリカには公的な保険制度がないから、保険会社もみんな民間。つまり、利益を追求する集団。だから、今までは既に病気の人や、DNA鑑定等で家系的に病気になりそうな人は、新たに保険に入れなかった。少なくとも、保険会社は拒否できた。そんなのって、どう考えたって生存権を否定されてる。基本的人権がない状態だ。
そういうことが今回の法律で禁じられるだけでも、大きな前進だと思う。
それにしても、アメリカの医療費はめっちゃ高い。そして保険料もめっちゃ高い。だって、保険料が夫婦で月に800ドル(8万円弱)って、信じられます?年間にして100万円近いよ。車が買えちゃうよ〜。しかもそれだって安い方ですよ。
こないだまで払って来たけど、あまりにバカらしくなって、外国人用の時限付きの安い保険を見つけて来て切り替えた。安い分、カバーは限定的になるけど。
この法案で保険料も下がるはずだということだけど、ホント、下がらないとこの国はダメですよね。
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201003220116.html
公的医療保険が見送られるなど、相当後退してしまった感はあるけれども、とりあえず前よりはマシになるのではないか。
だって、日本人には信じられないだろうけど、アメリカには公的な保険制度がないから、保険会社もみんな民間。つまり、利益を追求する集団。だから、今までは既に病気の人や、DNA鑑定等で家系的に病気になりそうな人は、新たに保険に入れなかった。少なくとも、保険会社は拒否できた。そんなのって、どう考えたって生存権を否定されてる。基本的人権がない状態だ。
そういうことが今回の法律で禁じられるだけでも、大きな前進だと思う。
それにしても、アメリカの医療費はめっちゃ高い。そして保険料もめっちゃ高い。だって、保険料が夫婦で月に800ドル(8万円弱)って、信じられます?年間にして100万円近いよ。車が買えちゃうよ〜。しかもそれだって安い方ですよ。
こないだまで払って来たけど、あまりにバカらしくなって、外国人用の時限付きの安い保険を見つけて来て切り替えた。安い分、カバーは限定的になるけど。
この法案で保険料も下がるはずだということだけど、ホント、下がらないとこの国はダメですよね。
Saturday, March 20, 2010
Paris Syndrome by Ex.Pgirl
I'm going to see a work-in-progress of "Paris Syndrome" by Ex.Pgirl tonight. Kiyoko is in it.
今日はEx.Pgirlの「パリ・シンドローム」(work in progress) を観に行きます。規与子が出ています。
http://theatreworkscitytech.org/season/expgirl/
今日はEx.Pgirlの「パリ・シンドローム」(work in progress) を観に行きます。規与子が出ています。
http://theatreworkscitytech.org/season/expgirl/
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Thursday, March 18, 2010
Monday, March 15, 2010
前衛芸術として観る
たった3日間で作ったロシア少年のチャットサイトに36億円の価値
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0315&f=it_0315_008.shtml
前衛芸術として観ると、このサイトは凄い。
何せ、世界中のウェッブ・カメラとランダムに繋がってしまう。その数、現在150万(そして日々勝手に増えている)。しかも、こっちの映像と音も同時に発信する。ハプニングとか、オートマティズムとか、チャンス・オペレーションとか、様々な芸術の運動や方法を思い起こさせると同時に、作者と鑑賞者の区別や他者との境界線を一気に溶解させてしまう。
美術館でビデオアートや実験映画を見ても、そんな画期的な光景に触れたことがない。いや、実は現代アート全般において、ほとんどは先人の作品の焼き直しで、「やり尽くした」感にため息が出そうになるのであるが、それは美術館という枠内で新しいことを追求するのに限界があるからなんだろう。
それに引き換え、このサイトのような試みは、良くも悪くも、我々のリアリティや世界観を強烈にねじ曲げる力がある。下手をすると怪我をする。刃物のような鋭さがある。本当のCutting Edgeとは、こういうのを言う。だから、ちょっとやってみただけで、妙に怖くなってやめた。
実は先日始めたツイッターでも、同じ様なことを感じた。そして、あのヨーコ・オノがツイッターのヘビー・ユーザーであることに、妙に納得したのである。
もはや芸術の最前線は美術館ではなく、ネット上にある。皮肉なのは、ロシアの少年も、サイトのユーザーも、全く芸術とは思っていないことである!
Sunday, March 14, 2010
明日(15日)から『選挙』放映
『選挙』120分劇場公開版、明日(3/15)から日本映画専門チャンネルで放映します。テレビ初公開。
http://www.nihon-eiga.com/prog/002866_000.html
http://www.nihon-eiga.com/prog/002866_000.html
Saturday, March 13, 2010
『精神』の自主上映について
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『精神』の自主上映について
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『精神』は、自主上映会への貸し出しも行っております。
地域や学校のイベントで『精神』の上映会を開催しませんか?
実施をご希望される方はお気軽に下記、アステアまで、お問合せ下さい。
--------------
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町42-3 T&Kビル4F
TEL. 03-5459-1173
FAX. 03-5459-1174
E-mail. info@astaire.co.jp
--------------
自主上映の流れや時期について、作品についてなどなど、
ぜひお気軽にお電話・メールにてご相談ください。
『精神』の自主上映について
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TEL. 03-5459-1173
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恋と愛
「愛は4年で冷める」説、徹底検証
http://allabout.co.jp/gs/r_02/closeup/CU20100304A/
かねてから「恋」と「愛」は分けて考えた方が良いと思ってきた。というのも、それらを混同することで、妙な出来事もよく起きるからだ。
例えば、子供もいて仲の良さそうな夫婦が突然別れるケース。聞いてみると、お互いこれといった不満はないんだけど、異性として何も感じなくなった、だから友達に戻ろうと思う、などと言う。まあ、それはそれでひとつの選択として尊重はするけれども、ドキドキ感が薄らぐのはどのカップルにも(たぶん)例外なく起きることだから、他のパートナーを見つけてもきっと同じことが起きるだろうなあと思うのだ。要するに際限がない。
そういうケースは周りのアメリカ人に比較的多いんだけれども、と書きながら、ああ、そういえば英語には「恋」と「愛」を分ける言い方がなくて、全部「love」なんだな、と気がついた。「恋に落ちる」のも「Fall in love」だし、「愛してる」も「I love you」だ。だから、時間が経ったら恋が冷めるという、いわば自然現象を、愛が欠乏することだと勘違いし易いのではないか。
そういう意味では、「恋」と「愛」という二つのコンセプトを発明したのは、いかにも万物の移ろい易さに敏感な日本人(もしくは中国人?)らしいといえようか。しかし、二つをくっつけて「恋愛」とひとつの単語として使う場合も多いところを観ると、それらをどこかで混同したがる気持ちも働いているのだろうと思う。
というのも、二つをはっきりと分けると、確かに身も蓋もない感じがする場合があるからだ。
僕などは両者をはっきりと分け、「恋」を「発情」と読み替えて人間社会を眺めはじめてから、いわゆる「恋愛もの」といわれる芸術ジャンルに酔えなくなってしまった。例えば、「ロミオとジュリエット」は「発情したティーネージャーが勘違いで死んじゃう話」にしか思えないし、こないだユーチューブで観てしまった「101回目のプロポーズ」は、「冴えない中年男が美人のチェリストに発情して押しまくる話」にしか見えないからだ。「恋の予感」は「発情の予感」だし、「恋の悩み」は「発情の悩み」、「一目惚れ」は「一目で発情」というわけで、ひたすら動物的なのだ。
いすれにせよ、フェニルエチルアミンに頼りすぎるのは危ない賭けだなあと、つくづく思うのである。
Thursday, March 11, 2010
Wednesday, March 10, 2010
『選挙』完全版・テレビ初登場! CAMPAIGN will be aired in Japan
3/15(月)から4/23(金)まで、日本映画専門チャンネルで、『選挙』120分劇場公開版、テレビ初放映予定。
The 120 minute theatrical version of CAMPAIGN will be broadcast on Nippon Eiga Senmon Channel starting from March 15 until April 23.
http://www.nihon-eiga.com/prog/002866_000.html
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『不惑のアダージョ』

井上都紀の初長編映画『不惑のアダージョ』を観た。09年のゆうばり映画祭以来、2度目。
神に身を捧げて来た修道女が、処女のまま更年期を迎え、自らの生き方に疑問を持つと同時に性に目覚めてしまうという、文章にすると下世話にも聞こえ兼ねない、そして実際にはもっともっと複雑な物語なのであるが、これが極めて上品かつ格調高く描かれている。
その最も大きな理由は、女性なら誰もが通り過ぎるであろう困難なライフ・ステージを、井上が正面から真摯に描こうとした、その姿勢にある。しかし、それを体現するための映画的技術ーーー例えば主人公を演じるミュージシャンの柴草玲の、抑制されているのに表情豊かな演技であるとか、彼女が奏でる迫力ある音楽であるとか、自然光をうまく使った大森洋介の美しいカメラワークであるとか、井上による人物配置の巧みさであるとか、そのようなものが合わさって初めて、可能になったといえる。欠点もあるにはあるけれども、初の長編映画とは思えない完成度なのである。 少なくとも、若さとか勢いだけでは決して到達できない地点にいる。
こういう優れた作品が未だに劇場公開されず、お蔵入りに近い状態であることが、惜しまれる。映画界は、せっかく出て来た才能を応援しない余裕などあるのだろうか。
Tuesday, March 09, 2010
『宗教と現代がわかる本 2010」
渡邊直樹さん編集の『宗教と現代がわかる本 2010』(平凡社)に僕のインタビューが載っています。宗教をキーワードに現代を読み解こうとする企画。「宗教と映像メディア」が今回のテーマだということで、まだパラパラとページをめくっただけですが、非常に読み応えがありそうです。
http://heibonshatoday.blogspot.com/2010/03/2010.html
以下、僕のインタビューのほんの一部の抜粋です。
想田和弘インタビュー
聞き手 渡邊直樹
渡邊 想田監督がお撮りになった映画『精神』を拝見しました。患者さんによりそって監督が見つめている時間がずっと流れている。そういう映画って、えてして観ているほうは飽きたりすることがあるんですが、まったく飽きることがなかったです。というのは、「患者さん」という匿名の存在ではなく、一人ひとりの患者さんの名前と人格が菅野さん、藤原さん、美咲さん……。しっかり立っている。それから彼らの話に徹底してつきあう山本先生。そしてそれを想田さんが徹底して見続けている。観ているほうは、患者さんたちがまったくの他者ではない、自分の中にも共感できる部分があることを発見するし、とても濃密な時間を体験させていただきました。
想田 ありがとうございます。一つには、ぼくがカメラを向けることによって、いわゆる健常者と彼らを隔てているカーテンが取り除けるんじゃないかという気持ちが、この映画を撮る中心にあったんです。カーテンというのはつまり、彼らはいままでずっと隠蔽され、隔離されてきていますよね。精神病院の閉鎖病棟に隔離され、あるいはメディアに登場する場合にはモザイクをかけられる。要するに患者さんたちは顔の見えない存在として遠ざけられ、タブー視され、いわゆる一般社会の中では存在すら認められていなかった。それこそ本当に顔が見えないわけだから、モザイクを取り払って顔が見える状態にするというだけで、ぜんぜん違うんじゃないかっていう気がしたんです。つまり人間として描かせてもらうということですね。英語だと「put human faces」というんですけれど、それまで記号でしかなかった存在に、具体的な人間としての顔を持ってもらう。もちろんもともと持っているんだけれども、持っていないかのようにずっとまわりが扱っていたから、そういうふうに扱うことをやめるというだけの話なんですけれど。
渡邊 でも、想田監督ご自身も、カメラがなかったら、ああいうふうに飛び込んでいけなかったのではないですか。
想田 そう、もちろんカメラあっての話です。そこがすごく重要で、撮られている人も、カメラがあるということを前提に振る舞います。映画を観た方から、「これは外向きの顔なんじゃないか」、「本当はもっと辻褄の合わないことを言ったり叫んだり、もっとさらけ出すものなんじゃないのか」というようなことをよく言われます。たしかにそうなのかもしれません。たとえば家族に見せる顔とぼくに見せる顔は絶対違うはずですから。誰と一緒にいるのかによって違う顔が出てくる。それは必ずしも嘘ということではなくて、自然なことですよね。我々は多面的な存在であり、そのときの状況や相対している人によって、自分の持っている多面的な部分からその都度違う側面を出していく。それはその人の一側面でしかない。だから、今回もカメラを持ってお邪魔した人間に対して表わしてこられた表情を映画にさせてもらったということだと思っているんです。
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抜粋,
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Monday, March 08, 2010
Sunday, March 07, 2010
"Cats" series vol. 1 「猫」シリーズ第1弾


My parents' home, Tochigi, Japan (This series will continue periodically).
栃木県の実家にて(このシリーズは不定期で続きます)。
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Cats_猫
Friday, March 05, 2010
『環境会議』にインタビュー掲載

『環境会議』2010年春号に僕のインタビューが載っています。
http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/kankyoningen/
以下は、僕のインタビューのほんの一部の抜粋です。
想田 昔の映像を観ると、ディズニー映画やミュージックビデオですら、ヨーロッパの文芸作品かと思うほど、優雅なテンポで素朴。今は強い刺激をてんこ盛りにする傾向が加速度的に進行していますが、この先には、愉快な未来は待っていないのではないでしょうか。刺激を増幅する競争から降りて、映像表現の原点に立ち返る必要があるのではないかと思うのです。
環境問題についていうと、問題の本質はヒューマニズムの暴走にあると思います。自然に対して人間が小さかった頃は、人間中心主義でも問題が無かった。しかし科学技術を持ち、人口もこれだけ増えた今となっては、人間中心では自分たちの活きる環境も壊れてしまうというジレンマに陥ってしまう。
テレビをつければ映っているのは人間ばかりで、映像にも人間中心主義が反映されている。動物をモチーフにした作品であっても大半は擬人化されて描かれています。
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Thursday, March 04, 2010
コンテクスト
美人すぎる書道家の涼風花さんがネットで話題に! 許せないものは二度書き
http://getnews.jp/archives/49913
憶測ですけど、これは新手のアイドル売り出し戦略ですな〜。
この涼風花という女性を「アイドル」というコンテクスト(文脈)に置いても、その中で目立つのは難しいだろう。でも、「書道家」というコンテクストに置くと、イメージの落差から、がぜん輝いてみえる。そういう、人間の心理を利用したマーケティングだと思う。
というのも、彼女のブログの作りとか写真とか、あまりにも出来過ぎているし、東京スポーツの記事とブログの開設時期を連動させていることからも、少なくともプロの手が介在していることは、たぶん間違いない。「美人過ぎるXX」というのが流行っているのを見て、考えついた戦略だろう。コロンブスの卵ですな。しばらくの間はアイドル錬金術のごとく使われるのではないだろうか。
それにしても、人間の心理って面白い。
思い出したのは、規模は違うけどスーザン・ボイルのブレークの仕方。彼女はたしかに歌はうまいんだけど、あれ以上の歌手はいくらだっている。それがここまで話題になったのは、あの佇まい(失礼!)から、不釣り合いな美声が出て来たからなわけでして。その場面をYouTubeで観ると、あざといくらい明らかにその効果を狙った演出と編集で、全世界がそれに乗せられてしまったんだなあと、感心しながら恐ろしくなる。(たぶん番組スタッフはYouTubeも積極的に利用した。)
逆に言うと、何かを活かすも殺すも、コンテクストなのだ。
ちなみに、関係ないけど涼風花さんは栃木県出身だそうです。オイラと同郷だと思うと、なんとなく応援したくなる。これもコンテクストだな(笑)。
ーーー
後記:この記事をミクシーの日記にも載せたら、見知らぬ人が「この人は江田めぐみという人です」と教えてくれました。憶測じゃなかったんだなあ。それにしても、これじゃせっかく作ったフィクションも一瞬で壊れますな(笑)。
http://ameblo.jp/memechan1012/
Wednesday, March 03, 2010
夢の中の夢
劇の中に入れ子のように劇がある「劇中劇」というのがあるけど、ゆうべは「夢中夢」とでも呼ぶべきものをみた。
何者かに追われてニューヨークのイエローキャブに飛び乗って、なぜかジャングルにある実家に帰る夢をみて飛び起きて、「なんだ、夢か」と安心するんだけど、そうやって目が覚めたこと自体が夢なわけ。で、まだ眠い、もう少し寝ようとか思ってまた寝ちゃう。夢の中で。
生まれて初めてそういうのをみた気がする。
しかし、いまこうしてパソコンのキーを叩いているのが、夢ではないという保障もないわけで。不思議な感じ。
何者かに追われてニューヨークのイエローキャブに飛び乗って、なぜかジャングルにある実家に帰る夢をみて飛び起きて、「なんだ、夢か」と安心するんだけど、そうやって目が覚めたこと自体が夢なわけ。で、まだ眠い、もう少し寝ようとか思ってまた寝ちゃう。夢の中で。
生まれて初めてそういうのをみた気がする。
しかし、いまこうしてパソコンのキーを叩いているのが、夢ではないという保障もないわけで。不思議な感じ。
Wednesday, February 24, 2010
「精神」自主上映会
この週末、いくつか『精神』の自主上映会があるようですので、お知らせ致します。
日時:2010年2月27日(土)午後12:30(受付は11:30)
開場:横浜都筑公会堂
入場料:一般1000円(施設利用者・学生500円)
講演:中川正俊氏(田園調布学園大学教授・精神科医)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000151002240002
日時:2010年2月27日(土) 14:00
会場:伊達市・伊達信用金庫コスモスホール
(梅本町39-1 TEL 0142-25-2129)
入場料:一般 前売1200円(当日1500円)、シニア 前売1000円(同1200円)学生・障害者800円(当日のみ)
お問合せ:TEL 090-9750-0620(堀岡)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/eventdata/84573.php
日時:2010年2月28日(日)
午前の部10:00〜12:30/午後の部4:00〜16:25
会場:那須塩原市黒磯文化会館
参加費:無料(事前申し込みの整理券が必要です)
お申し込み:NPO法人那須フロンティア
0287-63-7777(火〜土曜10:00〜19:00)
http://www.nasu-f.com/jyoueikai2009/index.html
日時:2010年2月27日(土)午後12:30(受付は11:30)
開場:横浜都筑公会堂
入場料:一般1000円(施設利用者・学生500円)
講演:中川正俊氏(田園調布学園大学教授・精神科医)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000151002240002
日時:2010年2月27日(土) 14:00
会場:伊達市・伊達信用金庫コスモスホール
(梅本町39-1 TEL 0142-25-2129)
入場料:一般 前売1200円(当日1500円)、シニア 前売1000円(同1200円)学生・障害者800円(当日のみ)
お問合せ:TEL 090-9750-0620(堀岡)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/eventdata/84573.php
日時:2010年2月28日(日)
午前の部10:00〜12:30/午後の部4:00〜16:25
会場:那須塩原市黒磯文化会館
参加費:無料(事前申し込みの整理券が必要です)
お申し込み:NPO法人那須フロンティア
0287-63-7777(火〜土曜10:00〜19:00)
http://www.nasu-f.com/jyoueikai2009/index.html
Tuesday, February 23, 2010
『精神』の自主上映について
○○○●●●●●●●●
『精神』の自主上映について
●●●●●●●●○○○
『精神』は、自主上映会への貸し出しも行っております。
地域や学校のイベントで『精神』の上映会を開催しませんか?
実施をご希望される方はお気軽に下記、アステアまで、お問合せ下さい。
--------------
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町42-3 T&Kビル4F
TEL. 03-5459-1173
FAX. 03-5459-1174
E-mail. info@astaire.co.jp
--------------
自主上映の流れや時期について、作品についてなどなど、
ぜひお気軽にお電話・メールにてご相談ください。
『精神』の自主上映について
●●●●●●●●○○○
『精神』は、自主上映会への貸し出しも行っております。
地域や学校のイベントで『精神』の上映会を開催しませんか?
実施をご希望される方はお気軽に下記、アステアまで、お問合せ下さい。
--------------
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ツイッター Twitter
I'm now on Twitter to follow Dalai Lama. I'm a bit afraid that I might sink deeper and deeper into the world of internet.
ダライ・ラマをフォローしたくてツイッターに入ってしまいました。またネットの深みに入ってしまいそうで怖い。
http://twitter.com/KazuhiroSoda
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Wednesday, February 10, 2010
Special Lecture at UC Berkley UCバークレー校で特別講義
Tomorrow (Feb 11), I'll be at UC Berkley to discuss CAMPAIGN and Japanese politics. I'll also join a class of film studies to discuss MENTAL at 2:00 PM.
明日(2月11日)、カリフォルニア大学・バークレー校にお邪魔します。『選挙』の上映と日本の政治についてのディスカッションがメインですが、映画の授業にもお邪魔して、『精神』についてお話します。
DATE: Thursday, February 11, 2010
TIME: 7:00 PM to 9:00 PM
PLACE: Nesdrick Room, 142 Dwinelle Hall
FORMAT: Film screening
SPONSORS: Center for Japanese Studies, Department of Film Studies
http://ieas.berkeley.edu/events/2010.02.11b.html
明日(2月11日)、カリフォルニア大学・バークレー校にお邪魔します。『選挙』の上映と日本の政治についてのディスカッションがメインですが、映画の授業にもお邪魔して、『精神』についてお話します。
DATE: Thursday, February 11, 2010
TIME: 7:00 PM to 9:00 PM
PLACE: Nesdrick Room, 142 Dwinelle Hall
FORMAT: Film screening
SPONSORS: Center for Japanese Studies, Department of Film Studies
http://ieas.berkeley.edu/events/2010.02.11b.html
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Wednesday, February 03, 2010
『母の友』連載最終回

『母の友』の巻頭エッセイ、今月号(3月号)が連載の最終回です。タイトルは「苦と楽の比率」。よかったらお読み下さいませ。
http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=20942
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Saturday, January 30, 2010
『Atプラス』に寄稿

『Atプラス』(第3号)という硬派で面白い雑誌に文章を寄せました。今号のテーマは「アートと活動」だそうです。そこで僕は「ドキュメンタリーにメッセージは必要か?」と題して、ドキュメンタリーとプロパガンダについて書きました。よかったらお読み下さいませ。
http://www.ohtabooks.com/publish/2010/02/06112237.html
以下は、本稿の出だしを抜粋したものです。
ドキュメンタリーにメッセージは必要か?
想田和弘
「この映画に込めたメッセージは何ですか?」
自民党候補者による選挙運動の内幕を追った『選挙』や、岡山市にある精神科診療所の世界を描いた『精神』を公開する過程で、このような質問をジャーナリストや観客から何度も受けてきた。
彼らの質問からは、『選挙』や『精神』のごとき“社会派”のドキュメンタリーには、当然、作者の高邁なる主義主張や啓蒙的なメッセージが込められているハズだろうという、暗黙の前提のようなものが透けてみえる。
いや、もしかしたら、彼らはそれが社会派の映画だからメッセージを期待したわけではないのかもしれない。それが恋愛映画であろうが、小説だろうが、演劇だろうが、舞踊だろうが、およそ表現と名のつくものには作者の「メッセージ=言いたいこと、伝えたいこと」があるはずだと、信じ込んでいるだけなのかもしれない。
いずれにせよ、彼らは目をキラキラさせて、唾をごくりと飲み込んで、あたかも問題の核心に触れるがごとく、作者からの決定的な答えを期待する。「さあ、要するに言いたいことは何ですか?正解は何ですか?」と。
けれども、僕は彼らの期待に応えることができないし、応えたくない。いや、実を言えば、作品がメッセージを発することを注意深く回避しながら映画を作っている。作品にメッセージを込めるのは、危険だとさえ思っている。だから僕の返答は決まっている。
「僕の映画にメッセージはないですよ。言いたいことも、結論もありません」
ドキュメンタリー作家=活動家説
すると質問者は、かすかな狼狽を顔に表す。それまで一歩一歩登ってきた梯子をいきなり外され、身体が宙にふわっと浮いてしまったときのような、頼りない、裏切られたような表情である。
確かにドキュメンタリー映画には、歴史的にも、今日的にも、メッセージ性の強いものが多い。
実際、僕が住むアメリカなどでは特に、ドキュメンタリーの作り手は、作品によって世の中の矛盾や不正、不公平を告発し、“社会的正義”を希求して闘わなければならないと、多くの作り手が考えているようにみえる。ドキュメンタリー作家=活動家説である。
この説を採用する作り手たちは、自らの作品を社会運動の手段として考える。革命家が銃を手に取るように、カメラを武器として使う。したがって、作品の完成度や芸術性などよりも、それがどのようなメッセージを持ち、いかに観客を啓蒙し、目覚めさせ、政治的・社会的目標に近づけるかということが、重要視されるのである。
そのような作品の最大の特徴は、作品に使われるあらゆる映像や音声が、単純で明快なメッセージの正しさを立証し、観客に印象づけるために使われていることである。だから、映画を観終わった観客は、作品の趣旨を一言か二言で総括できてしまうし、作品が訴えかけるものが何であるかは明白すぎて、作者に改めて尋ねる必要もない。
例えば、マイケル・ムーアの『華氏九一一』(〇四年、アメリカ)を観て、「ジョージ・W・ブッシュはやっぱり凄い人だなあ」と思う人は、たぶんほとんどいないだろうし、そういう人が大勢いたとしたら、ムーアは作品の目的を達成できなかったことになる。同作は、ブッシュを徹底的にこき下ろして、大統領選での再選を阻むためにこそ作られた作品だからである。
同様に、アル・ゴアの『不都合な真実』(〇六年、アメリカ)を観て、「地球温暖化とか言ってるけど、この映画を見る限り大丈夫そうじゃん」と思う人は少ないだろうし、モーガン・スパーロックの『スーパーサイズ・ミー』(〇四年、アメリカ)を観て、ビッグ・マックを食べたくなる人は稀だろう。また、ルイ・サホイヤスの『ザ・コーヴ』(〇九年、アメリカ)を観て、和歌山県で行われているイルカ漁を「素晴らしい日本の伝統文化だ」と思う人も、たぶんいない。いや、いたら作者としては困るのである。
これらの作品の最上位には、作り手が考えるところの「メッセージ」や「正しさ」が鎮座している。そして、映像はそれを観客の頭に叩き込み、注入するための道具として、利用されるのである。
…以下は『At プラス』誌でお読み下さい
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Thursday, January 21, 2010
『精神』@尾道シネマ
1/23(土)から広島の尾道シネマで『精神』の上映が始まります。
24日(日)の午前10時の回には、山本先生もトークに駆けつけてくださる予定です!(山本先生は以前、尾道の精神科病院に勤務されていました)
http://www.cinema-onomichi.com/lineup.html
24日(日)の午前10時の回には、山本先生もトークに駆けつけてくださる予定です!(山本先生は以前、尾道の精神科病院に勤務されていました)
http://www.cinema-onomichi.com/lineup.html
鼻血ものの2本
『演劇(仮題)』のロギング作業でカンヅメの日々だが、今日は久々に映画を2本ハシゴした。しかも歴史に残る傑作を2本!
1本目は黒澤明の『生きる』(1952年)である。Film Forumで組まれた黒澤特集の一環。久々に観たけれども、もし人類が200年後も存続していれば、必ずその中に古典として残っていることは間違いない。今観ても全く古くない。むしろ輝きを増している。胃がんを病む志村喬の視点から、残された者の視点に180度回転する構成は、天才的かつ奇跡的と呼ぶほかはない。
http://www.filmforum.org/films/kurosawa.html#121
2本目はMOMA(NY近代美術館)で、敬愛するフレデリック・ワイズマンの『基礎訓練(Basic Training)』(1970年)を観た。ベトナム戦争の最中の米国陸軍の新兵訓練の様子をドキュメントした傑作。キューブリックの『フルメタル・ジャケット』はこの作品を参考にして作られた(実際、ワイズマンから1年もプリントを借りていたそうだ)。本作も、制作から40年たった今でも、全く古くなっていないどころか、いよいよ重要性と批評性を増している。人類は悲しいほど進歩しないのだ。
http://www.moma.org/visit/calendar/films/1028
この度MOMAはワイズマンの映画36本をまとめて購入したそうで、今日から1年間にわたり(!)、月に3本ずつ上映していくそうだ。今夜はその大特集の記念すべきオープニングだった。それだけでも鼻血が出そうだが、今晩はワイズマン氏ご本人も開場を訪れ、トークをされた。凄くお元気そうで、その姿を拝見するだけで感無量だった。
しかしまあ、この間80歳になられたというのに、ワイズマン氏の制作意欲は全く衰えない。最新作は『ボクシング』だそうである。40歳も若いオイラが「疲れた〜」とか言ってちゃ恥ずかしい。
やはり、ワイズマンは「我が永遠のアイドル」なのであった。
1本目は黒澤明の『生きる』(1952年)である。Film Forumで組まれた黒澤特集の一環。久々に観たけれども、もし人類が200年後も存続していれば、必ずその中に古典として残っていることは間違いない。今観ても全く古くない。むしろ輝きを増している。胃がんを病む志村喬の視点から、残された者の視点に180度回転する構成は、天才的かつ奇跡的と呼ぶほかはない。
http://www.filmforum.org/films/kurosawa.html#121
2本目はMOMA(NY近代美術館)で、敬愛するフレデリック・ワイズマンの『基礎訓練(Basic Training)』(1970年)を観た。ベトナム戦争の最中の米国陸軍の新兵訓練の様子をドキュメントした傑作。キューブリックの『フルメタル・ジャケット』はこの作品を参考にして作られた(実際、ワイズマンから1年もプリントを借りていたそうだ)。本作も、制作から40年たった今でも、全く古くなっていないどころか、いよいよ重要性と批評性を増している。人類は悲しいほど進歩しないのだ。
http://www.moma.org/visit/calendar/films/1028
この度MOMAはワイズマンの映画36本をまとめて購入したそうで、今日から1年間にわたり(!)、月に3本ずつ上映していくそうだ。今夜はその大特集の記念すべきオープニングだった。それだけでも鼻血が出そうだが、今晩はワイズマン氏ご本人も開場を訪れ、トークをされた。凄くお元気そうで、その姿を拝見するだけで感無量だった。
しかしまあ、この間80歳になられたというのに、ワイズマン氏の制作意欲は全く衰えない。最新作は『ボクシング』だそうである。40歳も若いオイラが「疲れた〜」とか言ってちゃ恥ずかしい。
やはり、ワイズマンは「我が永遠のアイドル」なのであった。
Tuesday, January 12, 2010
「グラフィカ」第3号にインタビュー

「グラフィカ」第3号に僕のインタビューが掲載されています。超硬派で面白い本です〜。
http://www.graficamag.com/grafica.html
以下、インタビューのほんの一部の抜粋です。
ー作為を排するということですか?
いや、作品ですから作為はあります。「この映画を撮ろう」と思うこと自体が作為ですから。作品のために行うあらゆる行動に作為があるわけです。
編集のときもそうです。例えば『精神』でいうと、70時間の映像素材を2時間15分にまとめたわけですから、68時間は捨ててるわけです。凄まじい選別作業です。
で、どうやっているかというと、まず自分が興味のあるシーンからどんどん繋いでいきます。そうするといくつもシーンができあがります。それを一本にまとめます。でも、まとめた時点ではこれはシーンの羅列でしかない。映画にならないんです。で、ここからパズルがはじまるんです。シーンを入れたり出したり、順序を入れ替えたり。そのうちに、「実はこの映画のテーマはこういうことだったのか!」などという“気づき”が、編集し始めて4、5ヶ月目位にやっと出始めて来る。そしたらその視点を先鋭化するために、また順序を入れ替えたり、ショットの順番を調整していく。これが編集の技術なんですね。作為以外の何物でもない。
ただし、それは自分の考えに現実を無理矢理当てはめるための作為ではなくて、自分が対象を観ることで徐々に獲得していった視点を表現するための作為であるわけです。それで僕は編集に10ヶ月かかるんですよ。
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Saturday, January 02, 2010
『母の友』連載第2回目

『母の友』2月号に、巻頭エッセイ連載第2回目(全3回)を寄稿しました。今回の題名は「猫薬」です。
http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=20910
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Friday, January 01, 2010
謹賀新年 Happy New Year!

あけましておめでとうございます。
今年も猫年ではないようですが、寅は猫の仲間ですし、どうぞよろしくお願い致します。
想田和弘
HAPPY NEW YEAR!
2010 is the year of tiger... which belongs to the cat family!
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Wednesday, December 30, 2009
『精神』の自主上映について
○○○●●●●●●●●
『精神』の自主上映について
●●●●●●●●○○○
『精神』は、自主上映会への貸し出しも行っております。
地域や学校のイベントで『精神』の上映会を開催しませんか?
実施をご希望される方はお気軽に下記、アステアまで、お問合せ下さい。
--------------
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町42-3 T&Kビル4F
TEL. 03-5459-1173
FAX. 03-5459-1174
E-mail. info@astaire.co.jp
--------------
自主上映の流れや時期について、作品についてなどなど、
ぜひお気軽にお電話・メールにてご相談ください。
『精神』の自主上映について
●●●●●●●●○○○
『精神』は、自主上映会への貸し出しも行っております。
地域や学校のイベントで『精神』の上映会を開催しませんか?
実施をご希望される方はお気軽に下記、アステアまで、お問合せ下さい。
--------------
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町42-3 T&Kビル4F
TEL. 03-5459-1173
FAX. 03-5459-1174
E-mail. info@astaire.co.jp
--------------
自主上映の流れや時期について、作品についてなどなど、
ぜひお気軽にお電話・メールにてご相談ください。
Tuesday, December 15, 2009
『社会福祉セミナー』に番組抄録

NHK出版『社会福祉セミナー』(09年12月−10年3月)に教育テレビ『福祉ネットワーク:「精神」を撮る』の番組抄録が掲載されています。
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=69107162009
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Friday, December 11, 2009
『キネマ旬報』12月下旬号に寄稿

雑誌『キネマ旬報』12月下旬号に、自分の方法論についての文章を書きました。「ドキュメンタリー、ドキュメンタリー作家の多様性」と題する特集の一環です。
http://www.kinejun.com/kinema/index.html
以下は、本稿の出だし部分の抜粋です。
「観察映画シリーズ」と銘打って、ドキュメンタリー映画を作っている。これまでに、選挙運動を観察した『選挙』(07年公開、観察映画第一弾)と、精神科診療所の世界を描いた『精神』(09年公開、同第二弾)を発表した。現在、平田オリザ氏と青年団を被写体にした『演劇(仮題)』(同第三弾)を製作中である。
観察映画の方法論的特徴として、撮影する前にテーマ設定をしないことが挙げられる。リサーチを最小限にとどめ、構成台本も書かず、目の前の現実をつぶさに観察しながら、行き当たりばったりで撮影をする。事前にいろいろ決めると、それが先入観や足枷となって、予定調和的な作品になってしまうからである。編集の際にも、先にテーマを決めない。映像素材を何度も観察し、試行錯誤を繰り返しながら、自らの視点を定めて行く。そして、その結果を映画にしていく。
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酔いが醒める
ノーベル平和賞の演説で、受賞者が必ずしも平和の担い手ではないことを認識させられるとは、全く皮肉なものである。
前任者があまりにも酷かったので、僕はオバマ氏に過大な期待を抱いていたのかもしれない。さっと酔いが醒めた。
そういえば、オバマ氏は選挙戦中から、イラク戦争は否定するけどアフガン戦争は肯定していた。氏の主張は最初から一貫していたのであり、それを勝手に直視しないようにしていたのは、僕の方だったのかもしれない。世界最強の権力者の意図と行動を、もっとクリティカルに冷静に観ないといけない。
日本の新政権に対しても同じことがいえる。僕も含めた多くの日本人は、民主党政権に対して大きな期待を抱くがために、彼らの不祥事や欠陥に対して目をつぶろうとしていないか?
前任者があまりにも酷かったので、僕はオバマ氏に過大な期待を抱いていたのかもしれない。さっと酔いが醒めた。
そういえば、オバマ氏は選挙戦中から、イラク戦争は否定するけどアフガン戦争は肯定していた。氏の主張は最初から一貫していたのであり、それを勝手に直視しないようにしていたのは、僕の方だったのかもしれない。世界最強の権力者の意図と行動を、もっとクリティカルに冷静に観ないといけない。
日本の新政権に対しても同じことがいえる。僕も含めた多くの日本人は、民主党政権に対して大きな期待を抱くがために、彼らの不祥事や欠陥に対して目をつぶろうとしていないか?
オバマ氏、戦争の正当性強調
【オスロ時事】2009年のノーベル平和賞授賞式が10日午後(日本時間同日夜)、ノルウェーのオスロ市庁舎で開かれ、「核兵器なき世界」の理念追求や米外交の変革を評価されたオバマ米大統領が、同賞を正式に受賞した。大統領は記念演説で「深い感謝と大いなる謙虚の念」を表す一方、アフガニスタン戦争など自衛や人道目的の武力行使を正当化、国際社会の平和と安定の達成を主導していく決意を表明した。
現職の米大統領がノーベル平和賞を授与されたのは、1906年のセオドア・ルーズベルト、19年のウッドロー・ウィルソンに続き90年ぶり3人目。イラクとアフガニスタンで戦争を進める「戦時」大統領でありながら、約9カ月という最短在任期間で受賞した点でも極めて異例で、論議を呼ぶ平和賞となった。
オバマ大統領は演説で「二つの戦争のさなかにある国家の最高司令官」として、「世界に悪は存在する。時に武力は必要だ」と指摘。平和維持における戦争の役割を認識した上で、「世界の安全保障に対する米国の決意が揺らぐことはない」と宣言した。また、「米国単独では行動できない」として、アフガン戦争に対する国際社会の支持と貢献を求めた。
一方、「核兵器なき世界」の実現追求と核不拡散の取り組みの緊急性を強調。米国が核軍縮を先導することを約束する一方、イランや北朝鮮のような国が不拡散体制を欺くことのないよう国際社会に対処を訴えた。さらに、スーダン・ダルフールの虐殺やミャンマーの抑圧には「相応の結果を伴わなければならない」と警告。イランの民主化弾圧も非難した。
Thursday, December 10, 2009
「ひょうご人権ジャーナル」に寄稿
「ひょうご人権ジャーナルきずな」12月号に文章を寄稿しました。下記で読めます。
http://www.hyogo-jinken.or.jp/keihatushiryou/kizuna/2009/kizuna12.pdf
http://www.hyogo-jinken.or.jp/keihatushiryou/kizuna/2009/kizuna12.pdf
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Tuesday, December 08, 2009
『母の友』にエッセイ連載開始

雑誌『母の友』09年1月号に「風景が変わるとき」と題した短いエッセイを書きました。連載第1回目(全3回)です。
http://www.fukuinkan.co.jp/detail_page/haha201001.html
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Monday, December 07, 2009
2009年の映画3本に入る!
尊敬する映画評論家の佐藤忠男氏が、2009年の映画3本に『精神』を選んでくださいました!
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200912070105.html
毎日新聞の「映画:この1年」でも触れていただきました。
http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20091201dde012200007000c.html
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200912070105.html
毎日新聞の「映画:この1年」でも触れていただきました。
http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20091201dde012200007000c.html
事業仕分けに異議あり
音楽関係者8人が仕分けに反論(毎日新聞)
http://mainichi.jp/enta/art/news/20091208k0000m040021000c.html
政府の行政刷新会議の事業仕分けに対し、クラシック音楽関係者8人が7日、東京都内で記者会見して「緊急アピール」を行った。「友愛の精神は芸術から」と銘打って、「明確な文化立国のビジョンを示さないまま(日本芸術文化振興会の予算などを)大幅に縮減したことを危惧(きぐ)する」などとしている。
ピアニストの中村紘子さんは「芸術文化は人間そのものを育てること。人間を育てるには時間がかかる。1、2年で効果が出るものとは違う」。指揮者の外山雄三さんは「少しずつ我慢してなんとかなるなら我慢したいが、オーケストラはもう限界」と述べ、作曲家の三枝成彰さんは「助成が削減されると、地方のオーケストラは存在できなくなる可能性がある。そういう意味がわかっていたのか、非常に疑問を感じる」と語った。【油井雅和】
音楽家たちが声を上げたのに関連して、事業仕分けの人選と方法について根本的な疑問を呈したい。
まず、何が無駄で、何が無駄でないかを判断するためには、その分野についての造詣と理解(=リテラシー)が絶対に必要だ。例えば、僕には医療についてのリテラシーはないから、どの研究が必要で、不必要なのか、全く判断できない。知識がなければ、価値判断はできない。当たり前だ。
ところが、この事業仕分けでは、どのように選ばれたのかもよく分からない仕分け人たちが、彼らの専門分野とは関係なく、バッサバッサと予算を削りまくっている。それがどんなに恐ろしい暴挙なのか。その魔の手が芸術・文化予算に及ぶまで、僕は恥ずかしながらよく認識していなかった。芸術・文化以外に、僕にリテラシーがないからだ。
けれども、芸術分野の仕分け結果や仕分け人のコメントを読むと、彼らにこの分野についてあれこれいう資格がないことは明らかだ。第一、仕分け人には芸術家がひとりも混じっていない。平田オリザ氏の『芸術立国論』を読んだ人がいるとも思えない。正直言って、音楽も演劇も絵画も映画もほとんど鑑賞しない人たちが、芸術なんて所詮無駄なんだよという先入観とルサンチマンに任せて、感情的に削減したとしか思えないのである。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm
積み上げるのに何十年かかっても、それを壊すのには一瞬しかかからない。それがいま起きようとしている。
そして、芸術分野がこの有様なら、たぶん他分野にも同じことが言えるのだろう。つまり、事業仕分け全体に対して、根本的な不信感を抱かざるを得ない。立花隆氏が科学技術予算の削減について「仕分け人は野蛮人。日本を潰す気か」と怒りの記者会見を開いていたが、全く同じ思いである。
「無駄を切る」というキャッチフレーズに、日本国民は騙されている。
無駄を切ることが必要なのは当たり前だ。大事なのは、何が無駄で何が無駄でないのかを見極める力とシステムだ。事業仕分けをするなら、専門分野ごとにその道のエキスパートを集め、その中で侃々諤々の十分な議論をすべきであり、今回のような人民裁判のごときプロセスは百害あって一利無しである。
Tuesday, December 01, 2009
WAMに寄稿
福祉医療機構が発行している「WAM」という雑誌(09年12月号)に、短いエッセイを寄稿しました。
http://www.wam.go.jp/wam/sitemap/index.html
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