僕は首相があれほど傷だらけになりながらも「最低でも県外」にこだわったのは、自らの肉を切らせて血だらけになってでも、日米安保の在り方を根本から見直すという、いわば骨を断ちたいという思いがあるからではないかと、密かに期待していた。
だって、あれほどの政治的・時間的・金銭的コストを払っているんだぜ…。そういう覚悟と思惑がないとしたら、申し訳ないけどただのアホだろう。
これで現行案に落ち着くとしたら、威勢良く討ち入りに出掛けたはいいものの、ただ単に刀を振り回して相手には一切さわることもできずに、民主党もろとも、自分たちだけズタズタに切られて討ち死にするようなもんだ。
懸念するのは、それで死んでしまうのが民主党だけではなく、日本の民主主義そのものではないか、ということだ。
なぜなら、選挙で政権交代をさせたということは、日本の国民にとっては前代未聞の大博打である。それこそ、多大なコストを払ったわけだ。しかもなけなしの金を払って。いや、借金で。
なのに期待を一身に背負った政権が、ほとんどコストを回収することもなく、あっけなく討ち死にしてしまったら、いったいどうなってしまうのか。想像するだけで恐ろしくなる。
いや、まだ結論を出すのは早過ぎる。僕の懸念が杞憂に終わってくれることを切に望む。
首相「辺野古付近」「ヘリ部隊切り離し断念」沖縄知事に
http://bit.ly/cFn4Vp
twitterで拾った情報ですが
ReplyDelete平成22年5月21日(金)定例閣議案件
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/2010/kakugi-2010052101.html
に
「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定」第2条に基づく施設及び区域の一部返還,共同使用及び追加提供について(防衛省)
があがっています。
これは
日米地位協定に「環境条項」=沖縄配慮、改定提起へ
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201005/2010051100754
を含むものと思われます。
協議次第でどのようになるかわかりませんが、韓国や日本国内の米軍基地汚染の現状をみると米軍の駐留にとって痛手になるものであることだけは確かです。
辺野古にはジュゴンが生息しており、これとの関係を今後注目していく必要があると思います。
まだ決着はついてはいないと思います。
ほうほう。事態の成り行きを注視する必要がありますね。
ReplyDelete写真家 藤原新也氏は
ReplyDelete最近 一連の流れが出来すぎていると、、、、
北朝鮮の魚雷映像について細部の疑問:
自ら船を操り、映像にたずさわる人じゃないと思い
浮かばない点ではあるが、、、
http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php
真実はどうなんだろうか?
出来過ぎた感じは確かにありますね。国際政治に謀略はつきものですし。
ReplyDeleteただ、基地の移設ごときで、それだけのリスクとコストを払うかなあという気はします。