『環境会議』2010年春号に僕のインタビューが載っています。
http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/kankyoningen/
以下は、僕のインタビューのほんの一部の抜粋です。
想田 昔の映像を観ると、ディズニー映画やミュージックビデオですら、ヨーロッパの文芸作品かと思うほど、優雅なテンポで素朴。今は強い刺激をてんこ盛りにする傾向が加速度的に進行していますが、この先には、愉快な未来は待っていないのではないでしょうか。刺激を増幅する競争から降りて、映像表現の原点に立ち返る必要があるのではないかと思うのです。
環境問題についていうと、問題の本質はヒューマニズムの暴走にあると思います。自然に対して人間が小さかった頃は、人間中心主義でも問題が無かった。しかし科学技術を持ち、人口もこれだけ増えた今となっては、人間中心では自分たちの活きる環境も壊れてしまうというジレンマに陥ってしまう。
テレビをつければ映っているのは人間ばかりで、映像にも人間中心主義が反映されている。動物をモチーフにした作品であっても大半は擬人化されて描かれています。
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