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Latest documentary "Oyster Factory" has been officially invited to Locarno International Film Festival 2015! 最新作『牡蠣工場』がロカルノ国際映画祭へ正式招待されました!

Thursday, November 04, 2010

尖閣諸島「流出ビデオ」について

尖閣諸島付近で中国の漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した瞬間を捉えたとされる映像が、YouTubeにアップロードされて話題を呼んでいる。

この映像が本物であるとしたら、それがネットに流出する前に、その一部は国会議員によって視聴されていた。その時の反応が人それぞれであることが興味深い。

例えば、自民党の武部勤氏が「明らかに悪質な事案であることは間違いない。なぜ中国人船長を現行犯逮捕しなかったか。釈放はおかしい。国民に見てもらうべきだ」と言うかと思えば、社民党の福島瑞穂氏は「車が道路でちょっとコツンとぶつかるような、あてて逃げるという映像だ。(挑発行為は)離れてるし、分からなかった」としている。

これだけ読むと、議員たちの解釈が食い違い、まるで黒澤明の「羅生門」の様相を呈しているわけだが、実際の映像とされるものを観て、見方が割れている理由が飲み込めた。

実際のところ、「よく分からない」のだ。

たしかに漁船が巡視船に衝突した様子は映っている。しかし、2、3度見直しても、「故意に」漁船が衝突したのかどうかは、よく分からないのである。

ただし、ビデオを撮った人は恐らく「故意に突っ込んできた」と信じていて、そういう「解説」をしながらカメラを回しているので、それがナレーションのように機能して、視聴者はその解釈に引きずられ易い。けれども、撮っている人は恐らく興奮状態にあるわけだし、従ってその「解説」は極めて主観的なものであるわけで、本当に正確かどうかは分からないはずだ。だから相当差っ引いて考える必要がある。

例えば、1回目に衝突する直前の映像をよく観てみると、漁船の甲板にいる人々は衝突を予期しているようにみえない。何やら作業をしてる人、普通に立ったり歩いたりしてる人、何かを船の外に投げ捨ててる人などが観察される。それが何を意味するのかは分からないけれども、「漁船が故意に衝突した」という解釈とは符号しにくいことも事実だ。

逆に、漁船の船長が泥酔していたという報道もあり、その解釈と矛盾するような要素は今回の「流出ビデオ」には見当たらない。

しかし、だからといって泥酔説が正しいとも限らないわけで、要するに、いまある材料では真相は「よく分からない」のである。

つまり今回の件は、映像を解釈することの難しさを教えていて、ドキュメンタリーの作家としては非常に興味深い。映像は「決定的な真実」を映し出すと思い込んでいる人が多いけれども、実際には、映像は物事の表層しか捉えることができず、本質的にグレーで曖昧なものである。そしてそれをどう「読む」のかは、まさに「羅生門」の世界なのである。

なのに、人々は単に「観る」だけでは踏みとどまれなくて、すぐに勝手な解釈をしたがる。

YouTube上には「故意にぶつけて逃走 過失割合10:0ですね」とか「どうみても中国側が衝突してきてる。テロ行為だろこれ」とか「殺す。絶対殺す。中国人は絶対に許さん」など、極めて予断と先入観に満ちたコメントが大量につけられている。(もし仮に泥酔説が正しいとしたら、彼らが叫ぶべきは「中国人、けしからん」ではなく「飲んだら乗るな」なのであり、本件は国境問題ですらなくなる。状況を正しく把握することがいかに大切か!)

断定するのは、確かに気持ちがいい。しかし、こういうのは明らかに勇み足なのであって、百害あって一利無しである。しかも今回は国境問題なのだから、ちょっと間違えば戦争だって起きかねない。少なくとも、政治家の人々には映像を冷静に観る態度をきちんと身につけていただきたいと、切に願うものである。

Tuesday, October 26, 2010

映画『PEACE』コミュ@Mixi

東京フィルメックスでの日本初公開を控え、映画『PEACE』のコミュニティを作りました。Mixiユーザーの皆さん、良かったら参加してくださいませ! 

http://mixi.jp/view_community.pl?id=5313471

Monday, October 25, 2010

PEACE @ Tokyo Filmex

新作『PEACE』は、2010年・東京フィルメックスのコンペ部門に正式招待されています。上映の日時・場所は下記の通り。
日時:2010年11月23日(火・祝日)12時40分
場所:有楽町朝日ホール
http://filmex.net/2010/schedule.html

想田も質疑応答に参ります。

PEACE, my latest feature documentary, is invited to the competition section of Tokyo Filmex 2010. It will be screened with English subtitles. The schedule is below.

Tuesday, November 23, 2010 at 12:40 (National Holiday)
@ Yurakucho Asahi Hall
http://filmex.net/2010/en/schedule.html

Soda will do a Q&A session after the screening.

Monday, October 18, 2010

MENTAL to be screened in Tokyo 映画『精神』再々再上映決定


映画『精神』、渋谷のアップリンクXで再々再上映決定。
11/13(土)~19(金)12:15
11/20(土)~26(金)14:10
11/27(土)~16:20です。
http://bit.ly/97GlMv
上映後の質疑応答の日取りは11/21(日) と 11/24(水)。英語字幕付きの上映は毎週木曜と金曜。今回も合い言葉『PEACE』(僕の新作)で当日券を
1000円に割引です。
(先日ツイートした上映時間に誤りがありました。申し訳ありません!)

MENTAL will be screened at Uplink X, Shibuya, Tokyo.
Nov. 13 - 19, 12:15
Nov. 20 - 26, 14:10
Nov. 27 -, 16:20
http://bit.ly/97GlMv
I'm doing Q&A on Nov 21 and Nov 24. If you say "PEACE" (the title of my new documentary) at the box office, the ticket gets discounted to 1000 yen. It will be screened with English subtitles on Thursdays and Fridays. 

Wednesday, October 13, 2010

チリの救出劇に思う

チリの救出全員無事。33人の精神力に脱帽。


しかしスペイン語の生中継を言葉も分からずに観ながら、違和感も憶えざるを得なかった。


まず、賞賛すべきは70日間も冷静さを忘れずに地下で耐えた33人だと思うんだけど、なぜそれが「チリ万歳」になっちゃうのか。「33人万歳」だけでいいじゃないか。そこに、911事件とも共通する奇妙なすり替えを感じるんだな。こういう事件すらナショナリズムに回収されてしまう。そのことがとても残念に思える。


あと、中継を観ているとテレビ・カメラが対象に近すぎて、アメリカのリアリティTVみたいに見えるのも奇妙だった。普通、テレビはあんなに近寄れないだろう、現場に。それが特に変に思えるのは、チリのピニェラ大統領がテレビに出ずっぱりだということとも関係があるかもしれない。作業員が救出される様子と、それを見守る大領領の顔がやたらと切り返しでモンタージュされたり、救出されたばかりの人と大統領との会話が全部クリアな音で生中継されちゃったり、ドキュメンタリー作家の視点からすると、こういうのは臭いんですよ、どうしても。善意や使命感以外の思惑を感じちゃう。


と書いたところで、ピニェラ大統領の支持率が今回の件で10%も飛躍したとのニュースが入った。しかも大統領はTV局の経営で財を築いた人なんだそうだ。やっぱりなあ。あのTVカメラの対象への近さは尋常じゃないと思ったよ。メディアを知り尽くした大統領の、肝いりカメラだったんだなあ。
http://bit.ly/cQoNtz

Thursday, October 07, 2010

「小沢問題」に思うこと

最近、つくづく思うのですが、マスコミやネットを含めたメディアは僕らのリアリティの大きな部分を形成しつつあります。つまり直接この世界から五感を通じて世界を把握するよりも、僕らはメディアの情報を通して世界を把握している。

例えば、僕は小沢一郎さんに会ったこともないし、イラクに行ったこともない。でも小沢さんがどんな政治家なのか、なんとなく分かったつもりでいるし、イラクで何が起きているのか、知っている気になっている。しかしそれはすべてメディアを通して「知って」いるだけの話です。

逆に言うと、少なくとも僕が有する小沢観やイラク戦争観は、メディアを通して醸造されたものだといえます。いや、世の中の社会問題といわれる事象のほとんどはそうでしょう。つまり、それほどメディアが僕の世界像に及ぼす影響は甚大だということです。

そういう意味では、僕ら現代人は虚構の中に生きているのだと思います。映画という虚構を作る人間からすると、それは極めて危険な状態だとも思います。なぜなら、虚構の内容は作り手によって簡単に操作できるからです。

例えば、「『小沢氏はけじめを』という声が69%」であると、朝日新聞緊急世論調査には出てる。世論調査の読み方としてよく言われることですけど、これだって「科学的な客観的な事実」として受け取ってしまうと間違ってしまう。なぜなら、質問項目をよく読んでみると、小沢問題だけで3項目も割いたり、「小沢さんは、民主党を離党するなどのけじめをつけるべきだと思いますか」という訊き方をしたりすること自体、かなり誘導的なわけです。つまり問題設定をすること自体が世論を形成します。

ちょっと分かりにくければ、比較のために別の例を出しましょう。朝日新聞は官房機密費を使ったメディアの買収問題で世論調査をしたこと、ありますか?たぶんしてないか、ほぼ皆無でしょう。つまり、問題として取り上げてない。だから問題自体が消えてしまうのだと思います。逆に小沢問題はことあるごとに、取り上げている。そのこと自体が世論を誘導する機能を担ってしまうと思います。

ちなみに、それは官房機密費問題が小沢問題よりも問題として小さいからではないでしょう。僕からすれば遥かに大きな問題だと思います。しかしマスコミは取り上げない。取り上げても申し訳程度。だから世論は問題視しません。これが小沢問題並みに取り上げてたら、世の中変わりますよ。

面白いのは、ツイッターなどではこの辺の問題についての意見が逆転することです。僕をフォローしたり、僕がフォローしたりする人々の間では、小沢さんは辞めなくてもいいし、官房機密費の方がはるかに大きな問題だという意見が強いし、それがほぼ常識となっている。なぜか?それが真理だからか?いやいや、そういう意見を持つ人が同じ界隈に集まっていて、そういう意見をみんなが書き、かつそれらに各人が影響されているからです。そしてその界隈にいると、それこそが人々の標準的な意見であると錯覚をしてしまう。

つまりツイッターも虚構=メディアの一部だということですね。「マスコミには真実がないけど、ツイッターにはある」という「ツイッター救世主論」みたいなのも散見されますけど、それは明らかに錯覚だと思います。ツイッターもメディアである以上、虚構なのです。マスコミだけしかない世の中よりは、随分とマシだと思いますけどね。

ああ、何が言いたいのか分からなくなってきたな(笑)。まあ、とにかく、小沢さんを巡る問題を眺めながら、そんなことを思いました。みなさん気を付けましょう、冷静になりましょう、ということかな。いや、僕も冷静にならないとな。僕の頭の中も、虚構によって支配されているのです。
ーーー



あっ、もうひとつ書くの忘れた。虚構の中に生きているのは、マスコミの一員としてニュースを作っている人々も同じだ、という点です。よく、「マスコミはこのように世論を操作しようとしている」という陰謀論的な意見を見かけますけど、それだけでマスコミが動いているわけではない。

つまり、マスコミでニュースを書く人も、自分(たち)が書くニュースに影響されて世界像を結んでいて、それに基づいて新たなニュースを書いているのです。この点は案外重要です。

かくいう僕もかつて、NHKの「ニューヨーカーズ」というドキュメンタリー番組を作り始めた頃、自分が作った番組を見ながら、自分で取り上げた主人公について「この人、凄いなあ」なんて思う自分に気づいて、ビックリした経験があります。実際に会った感じでは、あまり凄い人だとは思っていなかったからです。

「作られたリアリティ」は一人歩きして、その作り手をも騙すのです。虚構の再生産です。

それは今僕が映画を作っていても感じることです。映画『選挙』で結ばれた山さんの像は、僕がいま山さんに対して抱いている感情や見方に大きく影響していると思います。もはや、どこからどこまでが映画の影響なのか分からないくらい。

そういうことが、実はメディアの中でも起きているのだと思います。

Wednesday, October 06, 2010

「サンガジャパン」心と仏教

「サンガジャパン」Vol3に僕のインタビューが出ています。『精神』と観察映画と仏教について。面白い本ですからおススメです。下に僕のインタビューの一部をご紹介します。
http://bit.ly/9OSoyr


(前略)―観察の状態でも自分の主観が働いている。インタビューまですると余計な自我、欲望のようなものが入るからでしょうか?

想田:そういうことですね。「無作為の作為」という言葉を僕はよく使います。作品を作るわけですから、作為はあります。でもそれは、無作為になることで良いものを作りたいという作為です。
 僕が「観察映画」と呼んでいる方法の特徴は、あらかじめ対象についてリサーチせず、何も知らない状態で飛び込む、そして興味を引かれるものに虚心坦懐にカメラを向けていく。このやり方をするのは、作為=自我をなるべく取り除きたいからです。というのも、先に情報や知識があると、それらに合うように被写体を誘導したり、「こう発言させたい」などと色々な雑念が出てくるわけです。で、雑念に従って作ってしまうと、作品が自分の貧しい想像の範囲に収まり凡庸になる。自我=作為を抑えることで、自分という狭苦しい枠組みを突破し、一本突き抜けたいという意識があります。
 では、どうやって自我を抑えるのか。それは「観察」です。僕は「ああしよう、こうしよう」と思う気持ちがでてきたら、目の前にあるものを「よく観察するぞ」という気持ちに切換えます。すると、意識が「今、目の前」におりてきます。よく瞑想で言われる「今、ここ」にいられる。…(後略)

Tuesday, October 05, 2010

Interview on PEACE in Korean

For those who speak Korean, here's my interview on PEACE published by Cine 21.

韓国語が読める方々へ。『PEACE』についての僕のインタビューです(Cine 21)。

 http://bit.ly/9Bnnhs

Thursday, September 30, 2010

CAMPAIGN and PEACE in Vancouver

I'm heading to Vancouver to attend screenings of PEACE at the Vancouver Film Festival 2010.
Sat, Oct 2nd 6:30pm
Sun, Oct 3rd 4:30pm

http://bit.ly/d6On6s


And since I'll be there, Japan Studies Association of Canada will screen CAMPAIGN at 19:30 on October 1. The screening will take place at the Conference Room, CK Choi Bldg. for the Institute of Asian Research, 1855 West Mall, Univ of British Columbia campus.
http://www.iar.ubc.ca/centres/cjr/jsac2010annualconference.aspx 

Monday, September 27, 2010

尖閣諸島の問題で思うこと

尖閣諸島を巡る問題で、民主党議員73人が抗議声明を出したり、超党派議員による「国家主権を守るために行動する議員連盟」が発足したり、船長を釈放したことに対するナショナリズム的反応ばかりが目立つ。 

正直、言葉は悪いけど「アホか」と思う。同時に、日本にとって極めて危険な傾向だと思う。 

孫崎享氏などによれば、そもそもあの辺の海域は日本・中国・台湾それぞれが異なる見解を有しているセンシティブなエリアだから、各国はこれまで、何かあっても公権力の発動を極力控え、なるべく曖昧に対応してきたという。 
http://www.ustream.tv/recorded/9830995 

つまり、中国や台湾の漁船や活動家の船は同海域にこれまでもよく入ってきたわけだけど、そういう場合には日本の巡視船が直接取り締まるのではなく、相手国側に取り締まってくれと要請したり、拿捕するのではなく追い返したりと、そういう穏便なやり方をしてきたわけだ。戦争の多くが国境紛争から生じることを考えれば、それは無用な摩擦を避ける上で、賢明な「事なかれ主義」的対応だったといえよう。そして、中国や台湾もそういうやり方を共有してきた。 

ところが今回日本政府は、これまでの慣例を破って、中国の漁船をいきなり拿捕し、船長を逮捕・勾留した。それは本来、国際関係上大きな路線変更であり、それをやるなら日本政府は相当の覚悟と理由を持ってやらなければならないことだったはずだ。 

しかし、その後中国の抗議を受けて船長を早々に釈放した経緯を眺めていると、どうも日本政府にそういう意識はなくて、「え?なんで中国は怒ってるの?アソコはうちの領海だって聞いてたよ?」という雰囲気だ。要するに、重大な政治判断だという認識がないまま、それをやらかしてしまったのだろう。こういうのを、本当の平和ボケというのだ。 

こないだ映画祭のために出掛けた韓国と北朝鮮の国境線には、小競り合いとそこから生じ得る戦争の勃発を避けるため、幅2キロの非武装の緩衝地帯がわざわざ設けられていた。そのくらい、国境というものは注意深く取り扱わないと危ない地域なのである。でないと、しょっちゅう戦争の危険にさらされて、普通の生活を営むどころじゃなくなってしまう。 

だから議員や日本国民が真に問題にすべきは、「なぜ日本政府は安易に中国漁船を拿捕して、日中関係を不用意にぎくしゃくさせたのか」という点なのであり、「なぜ船長を釈放したのか」を問題にすることは、思い切りピントがずれているのである。 

そりゃあ、日本側からすれば菅さんや閣僚がお題目のごとく連呼するように「尖閣諸島は日本の領土であり、領土問題は存在しない」という立場なんだろうし、だから逮捕や勾留は当然だと言いたいのだろう。僕だって日本人だから、感情的にはその説に肩入れしたいところだ。 

でも、自分を観察して言えることは、僕も尖閣諸島が日本の領土だという確固たる証拠を持っているわけではないのに、日本人だからそう信じたがる傾向にあるということだ。実際、大半の日本人はそうではないか?たぶん中国人も同じだろう。つまり帰属意識は事実をまっすぐに観る目を曇らせる。 

だいたい、冷静に考えてみれば、日本ではみんながみんな日本の領有権を主張し、中国ではみんながみんな中国の領有権を主張するというのは、おかしな話なのだ。本当に両国の人々が事実をまっすぐに観ているだけなら、もっと国内でも意見が分かれるはずだから。 

そして、実際には中国や台湾は日本とは異なる見解を有していて、外交というのは相手のあることなんだから、日本がこっちの主張を駄々っ子のように唱えるだけじゃ埒があかないことも、中学生以上なら理解できるんじゃないか?実際、いままでは日本もあの辺の海域で「大人の対応」をしてきたわけだろう。 

そのことすら菅政権や国会議員が理解していないように見えること。それこそが本当に僕が危機感を覚えることであり、そんなお子さま連中に国の舵取りをされたのでは危なくてたまらない、意味の無い戦争もすぐ目の前だと、本気で恐怖心を憶えざるを得ないし、多少ブチ切れ気味にこんな文章も書きたくなってしまうのである。 

Saturday, September 25, 2010

PEACE at VIFF バンクーバー国際映画祭



I'm back in New York. The next stop is Vancouver International Film Festival where PEACE will be shown.

Sat, Oct 2nd 6:30pm
Sun, Oct 3rd 4:30pm
@Pacific Cinematheque, Vancouver, Canada

I'll be there to do Q&A sessions. Book your tickets and read a nice write-up by Tony Rayns. 
http://bit.ly/d6On6s

ニューヨークに戻って来ました。次はバンクーバー国際映画祭です。『PEACE』が上映されます。

10月2日(土)午後6時半
10月3日(日)午後4時半
場所:Pacific Cinematheque(カナダ・バンクーバー)

僕も質疑応答に参ります。チケットの購入やなどは下記のリンクで。トニー・レインズ氏による紹介文も読めます。 
http://bit.ly/d6On6s

Wednesday, September 22, 2010

タカハタ監督と対談

『ホテル・ビーナス』などで知られるタカハタ秀太監督と「天現寺界隈」で飲みながら対談しました。話題は主に『精神』。
http://ustre.am/iR5E

Sunday, September 19, 2010

『精神』レイトショー続行中!

『精神』のレイトショー、9/24(金)まで続行中。場所は東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムです。上映は連日20時45分から。 
http://www.imageforum.co.jp/theatre/ 

期間を通じて合い言葉『PEACE』で当日券が一律1000円になります。 

9/21(火)、22(水)には、僕も駆けつけて上映後に質疑応答を行います。 


16日の質疑応答の模様は、記事になりました。
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=5258
See you!

Friday, September 17, 2010

『PEACE』、東京フィルメックス・コンペ部門に招待決定 PEACE invited to competition of Tokyo Filmex

『PEACE』が2010年・東京フィルメックス映画祭のコンペティション部門へ招待されることになり、昨日、記者会見に出席しました。

映画ファンなら鼻血が出そうなプログラムで、期間中は自分の映画そっちのけでヒトの映画ばっかり見続けるんじゃないかな、こりゃ。ホウ・シャオシェンやキアロスタミも来日するらしい。特にキアロスタミは僕にとっては神のごとき監督。お会いできるのが楽しみです。

それにしても恐るべし、林&市山コンビ。


PEACE is now invited to the competition section of Tokyo Filmex 2010, so I attended a press conference yesterday. 

The program is amazingly packed with movies I wanna see, so I guess I'll probably end up seeing other people's movies during the festival. And I can't believe Hou Hsiao Hsien and Kiarostami are coming! Especially Kiarostami is like a living god to me. I'm so looking forward to meeting them.

Such a marvelous job, Ms. Hayashi and Mr. Ichiyama!

Thursday, September 09, 2010

What a night! ゲリラ豪雨で『PEACE』上映阻まれる


いやー、こんなこともあるもんなんですなあ。 

昨日、韓国の国境線の街・パジュへ入りました。非武装地帯・韓国国際ドキュメンタリー映画祭の開幕式で『PEACE』がプレミア上映されるためです。映画に出ている義理の父、カミさん、そして「こらーる岡山」診療所の真也さんとともに、意気揚々と現地入りしたわけですわ。 

でも、外は雨。開幕式と上映は北朝鮮と韓国を結ぶ橋のたもとの野外会場で行われる予定だったため、「ああ、こりゃ室内に変更だろうねえ」とみんなで話していました。 

しかし、主催者は少々の雨なら決行するという方針!観客やスタップ全員に白いレインコートが配られ、人々も集まり、開幕式が始まりました。韓国人の筋金入りのガッツに驚いたなあ〜。 

ところが、雨脚は強くなるばかり。黒澤の『羅生門』ばり…というか、雷は鳴るし、現代風に言えばゲリラ豪雨(笑)。結局、『PEACE』が始まる前に中止が決定されました。 

いやー、そのときはあまりの出来事にみんなで笑うしかなかったのですが、ベッドに潜り込みながら、結構悔しかったな〜。お義父さんは今日岡山に帰るので、明日(11日)の映画館でのインドア上映(笑)には出席できない。それが申し訳なく、口惜しいです。 

まあ、でも自然には逆らえないですな。


To summarize in English,


The world-premiere screening of PEACE at the DMZ Korean International Documentary Festival was cancelled last night since the opening ceremony was an outdoor event and it rained like a storm with thunders!


People still tried to do it and many came to the event wearing raincoats, but before the film started, it was so obvious that to see a film in that condition is just impossible.


I'm very sorry that my father in law who appeared in the film has to go home today before seeing the film at the festival... But, we can do nothing about the nature...


The next screening is tomorrow (11th) at 18:00 INDOOR this time!!!

Saturday, September 04, 2010

PEACE to be invited to VIFF バンクーバー国際映画祭に招待決定


PEACE is now invited to Vancouver International Film Festival to be held September 30 -October 15, 2010. I'll be there in early October to do Q&A sessions. Dates and details to be announced later.

新作『PEACE』がバンクーバー国際映画祭に招待されることが決まりました。映画祭の開催期間は2010年9月30日から10月15日まで。僕は10月初めにバンクーバー入りして、上映に出席します。詳細は後日。

http://www.viff.org/

Thursday, September 02, 2010

『精神』レイトショー&トーク



僕の一時帰国に合わせ、9/11(土)〜24(金)、『精神』のレイトショーをすることが決まりました。場所は東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムです。上映は連日20時45分から。 
http://www.imageforum.co.jp/theatre/ 

期間を通じて合い言葉『PEACE』で当日券が一律1000円になります。 

9/16(木)、21(火)、22(水)には、僕も駆けつけて上映後に質疑応答を行います。 

See you!

Tuesday, August 31, 2010

下野新聞に『精神』の記事













僕の出身地・栃木県の下野新聞に『精神』DVDに関する記事が載りました。

Wednesday, August 25, 2010

9/2『精神』川崎・自主上映会

 人権について考える 市民のつどい
~映画「精神」の上映&出演者による講演~

日時:平成22年9月2日(木) 13:00~16:30
場所:川崎市アートセンター アルテリオ小劇場
(川崎市麻生区万福寺6-7-1/小田急線「新百合ヶ丘駅」北口徒歩3分)
http://kawasaki-ac.jp/access/
主催:川崎市
協力:川崎市アートセンター

【第1部】
映画「精神」の上映

【第2部】
出演者による講演
・山本真也氏(「こらーる岡山」職員)
・吉澤 毅 氏(統合失調症を抱えながら「パステル作業所」で牛乳配達をされている)

●定員:200名(事前申込制・入場は無料です)●
・手話通訳あり。映画字幕付。車椅子スペースあり。

●お申込方法●
電話・FAX・市ホームページから、お申し込みください。
※先着順(現在受付中)※
※定員になり次第締め切らせていただきますので、予めご了承ください。入場無料です。※
・電話:044-200-2316(月~金、8:30~12:00、12:45~17:00)
・FAX:044-200-3914
・川崎市ホームページ:http://www.city.kawasaki.jp/event/info6599/index.html

●お問い合わせ●
市民・こども局 人権・男女共同参画室
電話:044-200-2316
FAX:044-200-3914

8/28『精神』帯広・自主上映会

『精神』 帯広自主上映会のお知らせです。

【日時】平成22年8月28日(土)受付開始 13:30 上映開始 14:00 終了 16:20(予定)
※時間は前後する可能性がございます。予めご了承くださいませ
【会場】帯広市西4条南13丁目 とかちプラザ 2階 視聴覚室
http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/tokachiplaza/a600110tokachiplaza.jsp  
【入場料】1,000円
【主催】「精神」帯広自主上映会実行委員会
【後援】音更リハビリテーションセンター、NPO法人ほっと・ぷらっと
【映画「精神」公式サイト】
【お問合せ】実行委員・鈴木 090-6999-4811(当日まで受付可)

Tuesday, August 10, 2010

PEACE to Open the DMZ Docs Festival!


I'm very happy to announce that my new documentary PEACE has been selected to open the DMZ Korean International Documentary Festival. The screening will take place in the evening of September 9th, 2010, which will be the film's world-premiere. The screening with Q&A will be at 18:00 on September 11th.

http://english.yonhapnews.co.kr/culturesports/2010/08/10/0701000000AEN20100810008700315.HTML


新作『PEACE』が韓国・非武装地帯国際ドキュメンタリー映画祭のオープニング作品に選ばれました。上映は9月9日の20時ごろ!それが本作のワールド・プレミアになります。9月11日の18時からは質疑応答付きの上映があります。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/08/10/0800000000AJP20100810003700882.HTML

Saturday, July 31, 2010

PEACE Official Web 『PEACE』公式サイト

The official website of PEACE is now online.
『PEACE』公式サイトができました。

英語 English: http://www.laboratoryx.us/peace

日本語 Japanese: http://www.laboratoryx.us/peacejp

Thursday, July 29, 2010

PEACE trailer 予告篇

予告篇作りました。結構音楽で盛り上げてますが(笑)、本編には音楽無しです。

I just made a trailer. In the movie itself, I didn't use any music.

Friday, July 23, 2010

『PEACE』について


2009年の夏、韓国の国境線の街・パジュで開かれる「非武装地帯ドキュメンタリー映画祭」から、「平和と共存をテーマに20分程度の短編ドキュメンタリーを作って欲しい」と依頼された。正直言って、気が進まなかった。

というのも、まず、僕が実践するドキュメンタリーの方法論・スタイルである「観察映画」では、先にテーマを設定しないのが原則だからだ。テーマを先に設定すると、目の前の現実をよく観てそこから学ぶことよりも、テーマ性を優先し、それに合わせて現実を切り取ってしまいやすい。だから、テーマというものは、撮影や編集を通して現実をよく観て、その過程で後から発見していくものでなくてはならない。そう、信じていた。

また、平和と共存という、あまりにも巨大で、しかも“正し過ぎてちょっとクサい”テーマにも本能的にひるむところがあった。「だれにとっても、平和と共存が理想なのは当たり前だ。そんな“ごもっとも”な映画を撮って何になるのか?」という気持ちもあった。

だから、せっかくいただいたお話だけれど、お断りするつもりだった。

ところが、同年の秋、妻の実家がある岡山に夫婦で帰った際、妻の父・柏木寿夫が地域の猫にエサをやっている様子を日常の記録のつもりでビデオカメラに収めているうちに、気が変わった。ちょうど、外部から来た「泥棒猫」のために、平和だった猫の共同体が揺れ動いていたところに居合わせ、「猫社会にもいろいろあるんだなあ、人間と同じだなあ」と発見したからだ。猫の共存をめぐる話で短編が作れると直観し、映画祭からのオファーを引き受けることにした。

そして、猫と義父の関係を撮っていくうちに、彼が行っている高齢者や障害者に安価な足を提供する「有償福祉運送」の仕事やその利用者にも興味が飛び火し、気がついたら、自らの死を見つめる橋本至郎氏に義父を通じて知り合い、彼の自宅での生活を支援する義母・柏木廣子の仕事などにもカメラを向けていた。そうこうするうちに、20分の短編であるはずだった映画は、75分の長編映画になってしまった。

撮影の際に、自らに言い聞かせ続けたことがある。

「平和と共存というテーマは出発点にしか過ぎない。それに縛られることなく、映画的な旅や冒険をいかに展開するかが勝負だ」

だから、テーマと関係なさそうなことでも、自分の興味の趣くままにカメラを回すようにした。橋本氏の場面などはその典型で、もしテーマ主義で作っていたら、カメラを向けていなかったと思う。

また、これまでの観察映画同様、事前のリサーチや打ち合わせをせず、行き当たりばったりでカメラを回した。編集でも、テーマはできるだけ無視して、自分の興味の惹かれるシーンを積み重ねていくことで何が見え、何が発見できるか、ということを大事にした。そういう意味では、観察映画の手法は本作でも貫けたように思う。

しかし、不思議なもので、頭から追いやっていたはずのテーマも、知らぬ間に作り手の意識にジワジワと影響を与えるものである。結果的には、平和とは何か、共存とは何か、それらが成立するための条件とは何か、そしてそれらを壊すものは何か、などと自問しながら映画を作ったような気がするし、それらの問いを観客に投げかける映画になったと思う。また、橋本氏の戦争体験に出くわしたことにより、日本の「戦後」を問い直す映画にもなったのではないか。

なお、橋本氏が愛用する「ピース」という名のタバコは、1946年1月、敗戦直後の日本で、平和に期待を込めて発売された銘柄である。

想田和弘

『PEACE』シノプシス


『PEACE』の舞台は、前作『精神』に引き続き、岡山県岡山市。そこで暮らす人々や猫たちの淡々とした日常をつぶさに描き出しながら、平和とは、共存とは、そしてそれらの条件とは何か、哲学的に問いかけるエッセイ風の観察ドキュメンタリーである。

主な登場人物は、3人の人間と野良猫たち。

柏木寿夫は、養護学校を定年退職した後、障害者や高齢者を乗せる福祉車両を運転している。その傍ら、自宅の庭で地域の野良猫たちにエサをやりつづけている。ところが最近、外部の「泥棒猫」がエサを目当てに庭へ侵入してきて、にわかに猫社会の緊張が高まっており、頭を悩ませている。

寿夫の妻・柏木廣子は、高齢者や障害者の自宅にヘルパーを派遣するNPOを運営しているが、国の福祉予算の削減で苦しいやりくりを迫られている。家では、猫の餌付けのことで夫に不満を抱いている。

廣子は週に一度、91歳になる橋本至郎の生活支援に出掛ける。橋本はネズミとダニだらけのアパートに一人暮らし。己の死を見つめる日々を過ごしている。戦争中、兵隊として徴集された過去があり、その記憶がよみがえる。

生と死、拒絶と和解が複雑に交錯する日常。そこに見出される「平和」「共存」へのヒント。ナレーションや説明テロップ、音楽無しの観察映画・番外編。

Director's Statement on PEACE


by Kazuhiro Soda

In the summer of 2009, the DMZ Korean International Documentary Festival in the border city of Paju, South Korea, asked me to make a 20 minute-short documentary about peace and coexistence. But honestly, I wasn’t so keen on the idea at first.

One reason is that I firmly believed I should never set up a theme before I make a documentary. Otherwise, there is a danger that the theme becomes more important than the reality itself, and would dictate my filmmaking process. I would shoot materials that might fit to the theme rather than learn from what I see. I believed that the theme should be discovered only after the long process of observation of the world through shooting and editing.

I was also hesitant to deal with such a big theme as peace and coexistence, which sounds too politically correct and can be perceived as almost cliché. I was saying to myself, “There’s no question that everybody wants peace and coexistence. Why should I make a movie about such an obvious theme?”

I was about to decline the offer.

However, in the fall of the same year, I suddenly changed my mind. While I was casually videotaping Toshio Kashiwagi, my father-in-law, feeding some stray cats in his neighborhood in Okayama, Japan, I got an idea for the movie. He was feeding a peaceful community of stray cats, but the situation became shaky because a male “thief cat” from outside was trying to invade their territory. It reminded me of the problems we human beings have, and I was convinced that I could make a short documentary about the issues of coexistence among cats.

But, while shooting the relationship between my father-in-law and his cats, I also became interested in his work as a welfare taxi driver, and the way he deals with his clients. Through him, I further got acquainted with Shiro Hashimoto, a 91-year-old gentleman who was contemplating his own death. This made me curious about the work of Hiroko Kashiwagi, my mother-in-law, who was taking care of Hashimoto. While shooting all these scenes that attracted me, it became apparent that a 20-minute short documentary was turning into a feature.

While I was shooting this film, there was one thing I constantly reminded myself; the theme of peace and coexistence should only serve as a starting point. What is most important is to explore the cinematic journey without being bound to where I began.

So, I decided to shoot whatever interested me, even if it seemed to have no relation to the theme. The scenes of Hashimoto are the typical examples. In fact, if I were only concerned with the theme, I wouldn’t have shot any of them.

Just like in my other observational documentaries, I prohibited myself from doing any research or meeting prior to shooting to avoid having preconceptions. During the editing, I put aside the theme, and tried to make discoveries by accumulating scenes that interested me. In this sense, I practiced my usual observational method of filmmaking.

However, it’s wrong to say that I was not influenced from the theme I tried to forget. In fact, throughout the filmmaking process, I found myself constantly thinking about these questions: What is peace? What is coexistence? How can they be realized, and how can they be destroyed? And I believe that the finished film asks the same questions to the audience, too. The film also explores the meaning of Japan’s post-war era and its future, thanks to Hashimoto’s unexpected war stories and his favorite cigarette brand “Peace,” a long-selling tobacco that came out in January 1946 right after Japan’s defeat in WWII.

PEACE synopsis


What is peace? What is coexistence? And what are the bases for them?

PEACE is a visual-essay-like observational documentary, which contemplates these questions by observing the daily lives of people and cats in Okayama city, Japan, where life and death, acceptance and rejection are intermingled.

Three people and stray cats are the main characters.

Toshio Kashiwagi runs an affordable taxi service for the disabled and the elderly, having retired as a principal at a special school. Meanwhile, he feeds a group of stray cats everyday. However, there is a growing tension in the cats’ peaceful community because a male “thief cat,” an outsider, is trying to invade it.

Toshio’s wife, Hiroko Kashiwagi, runs a non-profit organization, which sends home helpers to houses of the elderly and the disabled. But, her organization is facing financial difficulties because of budget cuts from the government. At home, she has been grumbling about the way Toshio feeds his cats.

As a professional caregiver herself, Hiroko regularly visits 91-year-old Shiro Hashimoto to help his daily routines. Living in a mice and tick infected small apartment, Hashimoto is spending his final days thinking about his own death. His memories of being drafted to World War II come back to him while dealing with Hiroko.

『精神』再公開

『精神』再公開、東京と岡山では盛況のうちに終了しました。ありがとうございました。

大阪のシネ・ヌヴォーXでは、7/30まで上映しています。時間は、13:20と18:30の1日2回。
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/seishin.html

そして、7/24にはついに『精神』DVDも販売開始です。アマゾンでも買えます。
http://bit.ly/a7T6Q5

Thursday, July 22, 2010

Poster Ideas for PEACE

I'm trying to pick a poster design for PEACE. Any opinions? Design by Yoshio Itagaki.

新作『PEACE』のためのポスター・デザインを決めなくては。どれがいいか迷う!デザインは板垣由雄画伯。

#1
#2
#3
#4

Monday, July 19, 2010

A New Documentary PEACE is now completed!





PEACE, my new documentary is now completed and ready for festivals and distributions.

PEACE is a visual-essay-like observational documentary, which contemplates such questions as "what is peace?" "what is the basis of it?" by observing the daily lives of people and cats in Okayama city, Japan, where life and death, acceptance and rejection are intermingled. One of the main characters of the film is a 91-year-old war veteran Mr. Shiro Hashimoto who is dying of lung cancer. Living in a mice infected small apartment, he is spending his final days, thinking about his own death.

The film was commissioned by DMZ Korean International Documentary Festival, and it will be world-premiered there in September 2010. It is available in HD in two versions - 75 minutes and 53 minutes. All rights are available.

新作映画『PEACE』(観察映画・番外編)が完成した。

本作は、人々や猫たちの、生と死、受容と拒絶が交錯する日常生活を観察しながら、平和について考えるビジュアル・エッセイ風の観察映画。映画の主人公の一人は、橋本至郎氏(91歳)。一人暮らしのアパートで、自らの死を見つめる日々。ひょんなことから、彼の戦争体験が蘇る。

この作品は、国境線の街・韓国のパジュで開かれる非武装地帯ドキュメンタリー映画祭の依頼を受け作られた。9月に開かれる同映画祭でワールド・プレミア上映される予定。撮影地は『精神』と同じ岡山。75分版と53分版がある。

Thursday, July 15, 2010

7/17から『精神』リバイバル上映 MENTAL's re-release from 7/17

いよいよ7/17(土)から『精神』も東京、大阪、岡山などでリバイバル限定ロードショーします。1−2週間しかやりませんので、お見逃しなく!

7/24にDVDが発売されるので、その記念です。合い言葉「7/24」を劇場窓口で言っていただければ、当日券が一律1000円になります。上映スケジュール等は、公式サイトで。
http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php

『精神』DVDは、英語を話す方や聴覚障害のある方に観ていただくため、本編だけですが英語字幕と日本語字幕(岡山弁)を付けました(もちろんオフにもできます)。また、合計80分!にも及ぶ特典映像を収録。山本医師とのロングインタビューや出演者の座談会、岡山初日舞台挨拶、東京初日舞台挨拶、山本医師による青空生き方相談、予告篇が収められています。更に、森達也さんと僕の対談などを収めた解説リーフレットも梱包されています。相当気合いを入れて作ったんですよ〜。

ただいま、アマゾンなどで予約受付中です。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003JL0HT6/

『選挙』復活ロードショーも、新潟・十日町でまだまだ続行中です。
http://www.laboratoryx.us/campaignjp/index.html

Starting from July 17th, we're re-releasing MENTAL in Tokyo, Osaka, and Okayama, which commemorates the release of DVD on July 24th. If you say "July 24th" at the box office, your admission will be reduced to 1000 yen. Since I make my films to be seen and to be experienced in movie theaters, please take this opportunity to go and see it. Official website lists the screening schedule (in Japanese).
http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php

DVD of MENTAL is equipped with English and Japanese subtitles (Okayama-ben) for English speakers and the hearing impaired (the main movie only). It also has 80 minutes of bonus materials which include a long interview of Dr. Yamamoto, a discussion by patients who appeared in the film, the first screening in Okayama and Tokyo, etc... A brochure which includes a discussion between Tatsuya Mori and myself is also included. We spent so much energy and time to produce it!

You can book a copy at amazon etc.
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003JL0HT6/

The re-release of CAMPAIGN is still going on in and Niigata.
http://www.laboratoryx.us/campaignjp/index.html

Tuesday, July 13, 2010

Monday, July 12, 2010

観察映画と同じ原理

これは僕が提唱・実践する観察映画と全く同じ原理。
 人は見ているようで意外に見ていない。店のスタッフも見落としていることが多い。お客さまを、店の中を、ほかのスタッフの動きを、そして商品の動きまで「徹底的に見る」ことが「気づき」につながり、気づきが行動を変える。お客さまはその変化に、意外と敏感だ。
 「売ろうとしているときには、いろんなことが見えなくなってしまう。バッドタイミングの声がけ、自由に見ていただくことができないなど、売りつけようとすると結局、集客ができない店になってしまう。お客さま目線を持ち、選んでいただく気持ちで接すれば、お客さまのニーズに気づき、お客さまに居心地がよいと思っていただけるのです」と北山さんは分析する。

ここで言う「売ろう」と思うことは、観察映画ではカメラを回しながら「いい映画を作ろう」と思うこと。もちろん、その目的は最終的には達成したいわけだが、それは一旦置いといて、とにかく目の前の現実を「観る」ことで、まだ起きてもいない「未来」ではなく「今」に意識を下し、我欲を取り除くのが重要なのだと思う。

「売らない」で売上900%増のアパレルショップ
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1007/12/news007.html

Friday, July 09, 2010

『選挙』@東京新聞夕刊


7/9の東京新聞夕刊に『選挙』の記事が載りました。リバイバル公開も残りあとわずかです。
http://www.laboratoryx.us/campaignjp/index.html

Thursday, July 08, 2010

「都市問題」にエッセイ


月刊「都市問題」の巻頭言にエッセイ「アテのない、散歩のように」を寄稿しました。硬派で面白い雑誌です。

http://bit.ly/ckhpX9

日経新聞にコメント

日経新聞でも『ザ・コーヴ』を巡って発言しました。論者は僕の他に森達也氏、原一男氏、崔洋一氏。以下で全文が読めます。
http://bit.ly/dvCt8e

僕の発言部分を下に抜粋します。
これに対し「被写体に対する態度はドキュメンタリーとしては最悪」と、米ニューヨークを拠点にドキュメンタリー映画「選挙」「精神」を発表してきた想田和弘監督は批判する。「なぜイルカを捕るのか、捕らざるを得ないのか。そういった問いをすべて放棄して、最初から自分たちは正義の味方、漁師は悪者という扱いをしている」
 しかも、その善悪二元論がエンターテインメント性を高めるために用いられた点が問題だという。「この映画はバッシングをエンターテインメントにしている。イルカを殺すなんてとんでもないと思っている大多数の米国人は、映画を見ながら、自分を簡単に善人の側に置ける。よく知らない日本という国の漁師を気持ちよくバッシングして、見終わった後カタルシスを得られる。罪を犯した芸能人をワイドショーがたたけばたたくほど視聴率が上がるのと同じ原理を、作り手は計算の上で利用している」

Wednesday, July 07, 2010

『新潮』に寄稿


7/7発売の『新潮』8月号に、「反イルカ猟『ザ・コーヴ』と 「正義」」と題する論考を寄稿しました。その一部を抜粋します。上映中止運動のために議論が「表現の自由」うんぬんにシフトし過ぎている嫌いがありますが、もっと本作の手法や姿勢について論じる必要があると思います。

http://bit.ly/c6lDmn

(抜粋)...ドキュメンタリーの作家が、なぜ現実にカメラを向けるのかといえば、目の前に展開する世界をよく観て、耳を澄まし、吟味・検討し、その作業から何かを学びたいからだ。ドキュメンタリーとは、自分自身の鎧を外して世界へ開いていくための手法であり、その逆、世界を自らが作った安全な庭に閉じ込めるためのものではないはずだ。だから、いくら「イルカ猟は残虐非道に違いない」と信じる作家でも、作品を撮るからにはいったんはその考えを捨て、“転向”の可能性にも身体を開いて無防備になりながら、カメラを回さなければならないのである。
 ところが、サホイヤス監督が『ザ・コーヴ』でやったように、先に結論ありきで、それに合う映像やインタビューだけを掻き集めてくるのでは、作り手の意識は閉じたままなので、現実世界から何も学ぶことはできない。また、撮影中にたとえ理解不能な、奇怪な現実に突き当たったとしても、それらが伝えたいメッセージに合わなければ削ぎ落とされ、作品からは排除されてしまう。だから、現実の予想もつかない展開に作り手が圧倒され、固定観念が打ち壊され、荒波に足をすくわれ溺れそうになるような、危険だけれども面白いこと限りない“ドキュメンタリー的驚天動地”は、絶対に起き得ない。要するに、サホイヤス監督は、最初から足の立つ浅瀬で、チャプチャプ水遊びをして泳いでいるつもりになっているようなものであり、そういう、自らの安全圏に閉じこもり、ドキュメンタリー的なリスクをとろうとしない作り手を、僕はドキュメンタリストとは呼びたくないのである。  
 しかも、攻撃の対象を限定したことで、制作者はますます安全な立ち位置にいる。一番のミソは、作り手が標的にしたのが、......(抜粋終わり)

Tuesday, July 06, 2010

Hoga Holic に対談掲載

Hoga Holic に「サイタマノラッパー」入江悠監督と僕の対談が掲載。インディー映画制作の経済についてです。

http://bit.ly/cr32JU

入江氏は映画の成功にも関わらず、東京を引き払わざるを得なくなったそうです。

http://bit.ly/9pK7uP

Sunday, July 04, 2010

CAMPAIGN on Netflix

My first feature documentary CAMPAIGN will be available on Netflix if enough number of people "save" the film in their lists. So save it please!

http://bit.ly/99qoJL

Friday, July 02, 2010

『精神』リバイバル限定ロードショー

『選挙』復活ロードショー、東京・新宿や新潟・十日町でまだまだ続行中です。
http://www.laboratoryx.us/campaignjp/index.html

その傍ら、『精神』も東京、大阪、岡山などで7/17(土)からリバイバル限定ロードショーします。7/24にDVDが発売されるので、その記念です。合い言葉「7/24」を劇場窓口で言っていただければ、当日券が一律1000円になります。劇場で映画を体感していただくことを念頭に置いて僕は作品を作っていますので、ぜひこの機会に足を運んでいただけると嬉しいです。上映スケジュール等は、公式サイトで。
http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php

『精神』DVDは、英語を話す方や聴覚障害のある方に観ていただくため、本編だけですが英語字幕と日本語字幕(岡山弁)を付けました(もちろんオフにもできます)。また、合計80分!にも及ぶ特典映像を収録。山本医師とのロングインタビューや出演者の座談会、岡山初日舞台挨拶、東京初日舞台挨拶、山本医師による青空生き方相談、予告篇が収められています。更に、森達也さんと僕の対談などを収めた解説リーフレットも梱包されています。相当気合いを入れて作ったんですよ〜。

ただいま、アマゾンなどで予約受付中です。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003JL0HT6/

The re-release of CAMPAIGN is still going on in Tokyo and Niigata.
http://www.laboratoryx.us/campaignjp/index.html

Meanwhile, we're also re-releasing MENTAL in Tokyo, Osaka, and Okayama, starting from July 17th, which commemorates the release of DVD on July 24th. If you say "July 24th" at the box office, your admission will be reduced to 1000 yen. Since I make my films to be seen and to be experienced in movie theaters, please take this opportunity to go and see it. Official website lists the screening schedule (in Japanese).
http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php

DVD of MENTAL is equipped with English and Japanese subtitles (Okayama-ben) for English speakers and the hearing impaired (the main movie only). It also has 80 minutes of bonus materials which include a long interview of Dr. Yamamoto, a discussion by patients who appeared in the film, the first screening in Okayama and Tokyo, etc... A brochure which includes a discussion between Tatsuya Mori and myself is also included. We spent so much energy and time to produce it!

You can book a copy at amazon etc.
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003JL0HT6/

Wednesday, June 30, 2010

在外投票


今日は参議院選挙の在外投票に行きました。ニューヨーク総領事館で投票しました。写真は、投票の際に必要な「在外選挙認証」。投票するたびにその記録が残されるのですが、今回で表が一杯になってしまったので、新しいものと交換すべく返納しました。2001年からの付き合いだし、ちょっと名残り惜しかったので写真に撮りました。

そういや、2007年の投票の時にもブログに書いてたな。
http://documentary-campaign.blogspot.com/2007/07/oversea-vote.html

拙作『選挙』、参院選を盛り上げるために?劇場で再公開中です。投票は観賞後にお願い致します(笑)。
http://www.laboratoryx.us/campaignjp/index.html

Monday, June 28, 2010

マニフェストの比較

参院選では、いつものようにニューヨークの総領事館で在外投票をする予定だ。そこで各党のマニフェストを読み比べたり、候補者のホームページを読んだりする作業を進めている。

ただ、2010年のマニフェストを比べるだけでは不十分な気がしている。特に政権の主体となっている民主党については、09年と10年のマニフェストを比べることが不可欠だろう。

で、ざっと読み比べてみて驚いた。

まず、全体的な記述の曖昧化。09年のマニフェストの方が、驚愕的なほど遥かに詳しく具体的。09年には明記されていた政策の実現にかかる金額も、10年には消えている。なぜこれほどまでに後退しているのか?大きな謎だ。

例えば、雇用に関する記述は09年では次の通り。

(09年民主党マニフェスト)
5雇用・経済

35.中小企業向けの減税を実施する
【政策目的】
○中小企業やその経営者を支援することで、経済の基盤を強化する。
【具体策】
○中小企業向けの法人税率を現在の18%から11%に引き下げる。
○いわゆる「1人オーナー会社(特殊支配同族会社)」の役員給与に対する損金不算入措置は廃止する。
【所要額】
2500億円程度

36.中小企業憲章の制定など、中小企業を総合的に支援する
【政策目的】
○わが国経済の基盤である中小企業の活性化を図るため、政府全体で中小企業対策に全力で取り組む。
【具体策】
○「次世代の人材育成」「公正な市場環境整備」「中小企業金融の円滑化」などを内容とする「中小企業憲章」を制定する。
○最低賃金引き上げを円滑に実施するため、中小企業への支援を行う。
○「中小企業いじめ防止法」を制定し、大企業による不当な値引きや押しつけ販売、サービスの強要など不公正な取引を禁止する。
○貸し渋り・貸しはがし対策を講じるとともに、使い勝手の良い「特別信用保証」を復活させる。
○政府系金融機関の中小企業に対する融資について、個人保証を撤廃する。
○自殺の大きな要因ともなっている連帯保証人制度について、廃止を含め、あり方を検討する。
○金融機関に対して地域への寄与度や中小企業に対する融資状況などの公開を義務付ける「地域金融円滑化法」を制定する。
○公正取引委員会の機能強化・体制充実により公正な市場環境を整備する。
○中小企業の技術開発を促進する制度の導入など総合的な起業支援策を講じることによって、「100万社起業」を目指す。

37.月額10万円の手当つき職業訓練制度により、求職者を支援する
【政策目的】
○雇用保険と生活保護の間に「第2のセーフティネット」を創設する。
○期間中に手当を支給することで、職業訓練を受けやすくする。
【具体策】
○失業給付の切れた人、雇用保険の対象外である非正規労働者、自営業を廃業した人を対象に、職業能力訓練を受けた日数に応じて「能力開発手当」を支給する。
【所要額】
5000億円程度

38.雇用保険を全ての労働者に適用する
【政策目的】
○セーフティネットを強化して、国民の安心感を高める。
○雇用保険の財政基盤を強化するとともに、雇用形態の多様化に対応する。
【具体策】
○全ての労働者を雇用保険の被保険者とする。
○雇用保険における国庫負担を、法律の本則である1/4に戻す。
○失業後1年の間は、在職中と同程度の保険料負担で医療保険に加入できるようにする。
【所要額】
3000億円程度

39.製造現場への派遣を原則禁止するなど、派遣労働者の雇用の安定を図る
【政策目的】
○雇用にかかわる行き過ぎた規制緩和を適正化し、労働者の生活の安定を図る。
○日本の労働力の質を高め、技術や技能の継承を容易にすることで、将来の国力を維持する。
【具体策】
○原則として製造現場への派遣を禁止する(新たな専門職制度を設ける)。
○専門業務以外の派遣労働者は常用雇用として、派遣労働者の雇用の安定を図る。
○2ヵ月以下の雇用契約については、労働者派遣を禁止する。「日雇い派遣」「スポット派遣」も原則禁止とする。
○派遣労働者と派遣先労働者の均等待遇原則を確立する。
○期間制限を超えて派遣労働者を受け入れている場合などに、派遣労働者が派遣先に直接雇用を通告できる「直接雇用みなし制度」を創設する。

40.最低賃金を引き上げる
【政策目的】
○まじめに働いている人が生計を立てられるようにし、ワーキングプアからの脱却を支援する。
【具体策】
○貧困の実態調査を行い、対策を講じる。
○最低賃金の原則を「労働者とその家族を支える生計費」とする。
○全ての労働者に適用される「全国最低賃金」を設定(800円を想定)する。
○景気状況に配慮しつつ、最低賃金の全国平均1000円を目指す。
○中小企業における円滑な実施を図るための財政上・金融上の措置を実施する。
【所要額】
2200億円程度

41.ワークライフバランスと均等待遇を実現する
【政策目的】
○全ての労働者が1人ひとりの意識やニーズに応じて、やりがいのある仕事と充実した生活を調和させることのできる「ワークライフバランス」の実現を目指す。
【具体策】
○性別、正規・非正規にかかわらず、同じ職場で同じ仕事をしている人は同じ賃金を得られる均等待遇を実現する。
○過労死や過労自殺などを防ぎ、労働災害をなくす取り組みを強化する。


一方、10年は次の通り。
(10年民主党マニフェスト)
6雇用
2011年度中に「求職者支援制度」を法制化するとともに、
失業により住まいを失った人に対する支援を強化します。

非正規労働者や長期失業者に対して、
マンツーマンで就職を支援する体制を整備します。

高校、大学などの新卒者の就職を支援するため、専門の相談員の配置や
採用企業への奨励金支給などの対策を強化します。

同じ職場で同じ仕事をしている人の待遇を均等・均衡にして、
仕事と生活の調和を進めます。


09年と10年では、詳しさが比べ物にならない。この調子で、あらゆる項目が極度に簡素化されてしまっている。

あと、前にはあったのに説明なく消えている項目にも気がついた。例えば、取調べの可視化。09年には次のように明記されているが、10年には一切記述がない。
49.取り調べの可視化で冤罪を防止する
【政策目的】
○自白の任意性をめぐる裁判の長期化を防止する。
○自白強要による冤罪を防止する。
【具体策】
○ビデオ録画等により取り調べ過程を可視化する。
【所要額】
90億円程度


09年のマニフェストは、国民との約束である。それができなかったり、変更するなら、きちんと説明すべきだろう。有権者としては、候補者と話す機会があったら、疑問をぶつけてみるのも良いだろう。

09年衆院選の民主党マニフェスト
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2009/txt/manifesto2009.txt

10年参院選の民主党マニフェスト
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2010/data/manifesto2010.txt

なお、映画『選挙』は参院選にぶつけて再公開中です。
http://www.laboratoryx.us/campaignjp/index.html

Sunday, June 27, 2010

新着記事 Various new articles




更新が遅れましたが、新聞や雑誌にいくつか記事が出ているので紹介します。

まずは6/23の読売新聞。ベトナム戦争に関する2本の映画について、批評を書きました。

次に、6/25の朝日新聞。参議院選に絡み、『選挙』の主人公である山さんがインタビューを受けました。

最後に、雑誌「東京カレンダー」の記事。「劇場でみる、ふるい映画」特集(つまりリバイバル上映特集)のなかで『選挙』を紹介していただきました。

Wednesday, June 16, 2010

今週末から『選挙』公開スタート

コピペ・拡散、大歓迎。

今週末6/19(土)から、いよいよ映画『選挙』再々公開スタートです。
公式サイト:http://www.laboratoryx.us/campaignjp/index.html

チケット購入時、劇場窓口で合い言葉「7月24日」を言えば、もれなく当日券が一律1000円に割引されます。(7/24は『精神』DVD発売日)

「合い言葉」無しだと、一般は1500円、学生は1300円ですから、かなりお得です(シニアの方は元から1000円)。

※劇場窓口でのチケット購入のみ対象となります※

6/20(日)には新宿K's cinemaにて、衆院選に出馬経験のあるガッツ石松さんと、主人公の山さんのトークイベントもあります。

下記は今のところ公開が決まっている劇場です。

新宿K's cinema(6/19(土)〜7/16(金))
 http://www.ks-cinema.com/ 

大阪シネ・ヌーヴォX(6/19(土)〜7/2(金))
 http://www.cinenouveau.com/X/cinenouveau%20X.html  

十日町シネマパラダイス(7/3(土)〜7/23(金))
 http://www.t-cinepara.com/ 

Monday, June 07, 2010

「ザ・コーヴ」上映中止に反対するアピール

署名いたしました。僕は作品自体は評価しておりませんが、圧力に負けて上映中止するのは由々しき事態です。

ーーー

 アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画「ザ・コーヴ」をめぐって、映画館が次々と上映中止を決めています。一部の右派団体からの電話や街宣による抗議を受けての「自粛」措置と思われますが、2年前の映画「靖国」の上映中止事件とよく似た事態といえます。
 こういう事態が一般化すると、評価が分かれるような問題作というべき映画は上映できないことになってしまいます。そもそも海外では広く公開されているこの映画が、作品で描かれた当事国の日本で公開できないというのは、日本における「言論表現の自由」がいかに脆弱かを示す事柄といえましょう。
 この映画の内容や制作手法については、この間、批判も含めて様々な意見や評価が表明されています。そういう作品こそ、広く議論に供されるべきで、作品そのものを封印してしまうことは、その機会さえも奪うことになってしまいます。
 言論表現の自由は、発表の場が確保されてこそ成立するもので、映画館も表現活動の一翼を担う場であることは明らかです。私たちは言論表現活動に携わる者として、上映中止に反対します。
 また現在、全国の上映予定の映画館に中止を求める電話抗議がなされているようですが、それらの映画館が表現の場を守るという立場を堅持することを切望し、そういう映画館を応援します。

●賛同者(6月7日現在。50音順)
青木理(ジャーナリスト)/有田芳生(ジャーナリスト)/飯田基晴(ドキュメンタリー映画監督)/飯室勝彦(中京大学教授)/池添徳明(ジャーナリスト)/池田香代子(翻訳家)/石坂啓(マンガ家)/石丸次郎(ジャーナリスト/アジアプレス)/岩崎貞明(『放送レポート』編集長)/上野千鶴子(社会学者)/生方卓(明治大教員)/大谷昭宏(ジャーナリスト)/桂敬一(立正大学文学部講師)/北村肇(『週刊金曜日』編集長)/國森康弘(フォトジャーナリスト)/是枝裕和(映画監督)/崔洋一(映画監督)/斎藤貴男(ジャーナリスト)/坂上香(ドキュメンタリー映画監督/津田塾大学教員)/坂野正人(カメラマン/ディレクター)/坂本衛(ジャーナリスト)/佐藤文則(フォトジャーナリスト)/澤藤統一郎(弁護士)/篠田博之(月刊『創』編集長)/柴田鉄治(ジャーナリスト)/下村健一(市民メディア・アドバイザー)/ジャン・ユンカーマン(映画監督)/張雲暉(映画プロデューサー)/白石草(OurPlanet-TV代表)/杉浦ひとみ(弁護士)/鈴木邦男(作家)/想田和弘(映画作家)/田原総一朗(ジャーナリスト)/土屋豊(映画監督/ビデオアクト)/土井敏邦(ジャーナリスト)/豊田直巳(フォトジャーナリスト)/中山武敏(弁護士)/七沢潔(ジャーナリスト)/野田雅也(ジャーナリスト)/野中章弘(ジャーナリスト/アジアプレス)/橋本佳子(プロデューサー)/服部孝章(立教大教授)/林克明(ジャーナリスト)/原寿雄(ジャーナリスト)/日隅一雄(弁護士)/日高薫(ジャーナリスト)/広河隆一(『DAYS JAPAN』編集長)/森達也(作家・映画監督)/森広泰平(アジア記者クラブ事務局長)/安岡卓治(映画プロデューサー)/山上徹二郎(映画プロデューサー)/山本宗補(フォトジャーナリスト)/豊秀一(新聞労連委員長)/李纓(映画監督)/綿井健陽(ジャーナリスト/アジアプレス)

Friday, June 04, 2010

「ザ・コーヴ」上映中止広がる

正直言うと、「ザ・コーヴ」はダメな映画だ。私見では、ドキュメンタリーの形式を採用した、典型的プロパガンダ。だから本当は無視したかった。

なのにアカデミーや右翼が不当に評価するもんだから(賞賛も批判も映画の価値を高める)、こちらも声を上げざるを得なくなる。すると映画の価値が更にインフレを起こす。

ジレンマだ。

と言いながら、僕も参加した「創」掲載の鼎談の全文が掲載されているのでリンクを貼ります。あああ、矛盾のスパイラルに入り込む…。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100607-00000301-tsukuru-soci

右翼のお陰で話題になって、作者はほくそ笑んでるんじゃないかな。と思ったら、やっぱりほくそ笑んでいた(笑)。

「一部の過激な人達が東京の映画館を脅かしていることを知り、大変残念に思っています。しかし、これによって、多くの日本の方が、この映画で描かれていることは一体何なのか今まで以上に興味を持たれたのではないかと思います」(サホイヤス監督)
http://ap.minipara.com/news/archives/1270

それにしても、「ザ・コーヴ」を上映中止に追い込んでいる「主権回復を目指す会」。会の名が本当なら、映画なんてちんまりしたものを標的にせず、米軍基地の無条件返還を求めてホワイトハウス前でデモしろっつーの。それもしなくて主権回復とは片腹痛い。日本は永遠にアメリカの属国でいいのか?

あと、中止を決めた映画館。辛いのは分かるけど、「近隣へ迷惑がかかるから」って、どんな理由だい?迷惑かけるのは、映画館じゃなくて右翼でしょ!騒音に不平不満を言う人があったら「文句は右翼に言ってくれ」と堂々と言えば良い。とにかく、映画館が圧力に屈して上映中止などの前例を作ってしまうと、言論界・表現界は多大な迷惑を被るのです。

2年前の「靖国」騒動の時には、大阪の我らが第七芸術劇場・松虫リンリンこと松村支配人などが断固上映を表明し、それが結果的に全国上映に火をつけて映画は大ヒットした。
http://www.news.janjan.jp/area/0805/0805106739/1.php

腰抜けの東京など鼻で笑い、地方こそガンガンいくべきだ(ダメな映画だからイマイチ気合い入らないんだけどさ〜)。絶対儲かりまっせ!(笑)

Thursday, June 03, 2010

上杉X田原対談を見て思う

上杉隆と田原総一朗の記者クラブと機密費問題についての対談を見ながら、文化人類学的な意味での「贈与」を想起した。日本に贈与の文化が色濃く残っていた時代に、その文法に乗っ取って機密費のやり取りが行われていたことが窺われた。上杉と田原に温度差があるのは、世代と文化に隔たりがあるからだろう。

上杉は僕と同性代。田原は僕らの親の世代に当たるが、ウチの親も盆や暮れにせっせと贈り物をやり取りしていたのを思い出す。しかし僕自身は、大人になってからも、中元やお歳暮をやり取りしたことなど一度も無い。この2〜30年で文化が相当変わったのだ。

今でも親戚のオバさんとかと会うと、小遣いを渡されそうになって困るのだが、やっと拒んでも鞄の中にひっそりと封筒が入れられたりしていて、「やられた」と悔しがったりする。機密費の話を聞きながら、そういうことを思い出した。

だから当時の記者やコメンテーターがさほど最悪感なく、機密費を受け取っていたことは、不思議ではない。現代の文化の基準で断罪しては可哀想な面もある。でも、だからといって容認できないことは言うまでもない。

一番の問題は、機密費という贈与の交換によって、その輪に含まれた人々の関係は円滑で強固になるだろうが、大多数の国民はその輪に入れず、不利益を被ることだ。つまり「公」の場面には馴染まない。

考えてみれば、贈与の交換によって社会関係を維持しようとするのは、機密費に限らず、これまでの政治を貫く主要な論理だったのではないか。いわゆる利益誘導的な政策は、すべてこの論理に乗っている。だから問題は根深い。

(ツイッターでつぶやいたことを再構成しました)

Wednesday, June 02, 2010

盛岡自主上映会のフィードバック

盛岡で行われた『精神』自主上映会。上映後のトークの内容、映画を見た方の感想などが、怒濤のように掲載されています。ご一読下さい。盛岡の皆さん、ありがとう!作者冥利につきます。

トークの書き起こし
http://bit.ly/aOyN5q

映画を観た方々の感想やメッセージ
http://bit.ly/cIaS9u

首相辞任に思うこと



鳩山首相辞任演説、なんだか泣ける。

最期を悟った人間の、我のとれた澄み切った心が感じられる。自分が捨て石になる。日本人の、こういう美徳が残っている限り、希望はあるのではないか。そう思わせる。

そういう意味で、彼が僕らのために残し得た最高の演説だと思う。

「国民が聞く耳を持たなくなってしまった」というところだけを取り出して、「国民のせいにしやがって」ということを言う人がたくさんいるけれども、ちゃんと全部演説を聴いたんだろうか。

全文が文章でも読める。
http://bit.ly/bto47g

日本の民主主義はかなり重い病いにかかっている。少なくとも首相の首をすげ替えるといった応急処置みたいなもので治るような、お気楽な病気ではない。下手すりゃ死んでしまう。

しかし、首相が悪いとか、小沢が悪いとか、官僚が悪いとか、アメリカが悪いとか、戦犯探しをする発想では、この状況から抜け出せない。日本の政治は矛盾の糸があまりにも複雑に絡み合っていて、誰が悪いとか、誰が無能とか、答えはない。特効薬だってないし、治してくれる医者もいない。

ひとつひとつ、絡んだ糸をほぐしていくように、自分で治していくしかないんだよ。病気は医者が治すものではなく、自分で治すものなんだよ。

(この文章は、ツイッター上でつぶやいたことを再構成しました)

Tuesday, June 01, 2010

ニッポンの新聞

首相の宮崎入りというニュースも、書き方でこんなに印象が違うんだから油断がならない。同じ出来事を記述しているとは思えん!

毎朝同じ新聞だけ読んでたら、簡単に洗脳されちゃうな。日本の世論が一斉に動き易いのは、新聞配達の習慣のせいじゃないか。

あと、アホみたいに多い発行部数。世界ランクで言うと、1位が1千万部の読売、2位が朝日、3位が毎日、4位が日経・中日・産経、そして、5位にやっとのことでアメリカのUSAトゥデーが登場する。ちなみに、107万部のニューヨークタイムズは7位。6位の北海道新聞に負けてるんだぜ〜(笑)。

(数字は下記から引用)
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama--col4018.html

それにしても、読売は首相を降ろしたくて仕方ないんだなあ。出だしから「今さら何をしにきたのか」だよ(笑)。徹頭徹尾、悪意しか感じられない。こりゃ立派なプロパガンダですよ。これを1000万人が毎朝読んでいるんだから、首相も追い込まれるハズだわな。

朝日の記事
http://bit.ly/c5v16K
 鳩山由紀夫首相は1日、家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の被害が続く宮崎県を訪問した。県庁で東国原英夫知事と会談、現地対策本部を激励した。口蹄疫発生後、首相の現地入りは初めて。政府の初動の遅れが指摘される中、対策に全力を挙げる姿勢を強調する狙いだ。
 鳩山首相は東国原知事との会談で「発生農家や関係の皆様の苦労に感謝を申し上げながら、政府として万全の措置をとるという思いを伝えに来た」とあいさつ。知事は「国、地方自治体、発生農家が手を携えて、終息に向けて努力していきたい」と応じた。
 首相は、発生農家から半径10キロ圏内の全家畜へのワクチン接種と殺処分を柱とする政府の対策への理解を求め、口蹄疫対策特別措置法について説明。その後、現地対策本部で指揮に当たる山田正彦農林水産副大臣や小川勝也首相補佐官の案内で、県庁内の同本部を視察した。
 首相は県庁訪問後、政府の対応について「結果として拡大を防げなかったのは国として責任がある。防疫対策などに最善を尽くすことで責任を果たしていきたい」としたうえで、ワクチン接種費用については「相当程度、国が負担を負うのは当然だ」と記者団に語った。
 宮崎県滞在は約2時間半で、午後には帰京する。周辺住民が不要不急の外出を控えるなど「現地が拡大防止に気を使っている最中」(首相周辺)だとして、畜産農家への訪問は見送った。


読売の記事
http://bit.ly/bQ7t3v
「今さら何をしに来たのか」。
 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)発生から40日余りを経て、1日午前、初めて現地を訪れた鳩山首相に、地元では期待よりも不満や疑問の声が渦巻いた。
 予定では、現地滞在はわずか2時間半。連日の対策に追われる農家や自治体関係者らを県庁に集めて懇談するだけの訪問日程に、「現場を見なければ我々の苦しみが分かるはずがない」と批判の声も上がった。
 首相は、県庁入り口の消毒マットで入念に殺菌し、2階応接室で東国原英夫知事や2人の農家代表らと懇談した。
 冒頭、「発生農家のみなさんが苦労されていることに対し、遅ればせながら感謝申し上げたい」と神妙な面持ちで切り出した。その後、感染拡大防止のためには全頭殺処分という厳しい対策を取らざるを得ないことを強調し、農家の理解と協力を求めた。
 これに対し、懇談した農家代表の一人、川南(かわみなみ)町の養豚農家、河野宜悦(かわののりよし)さん(48)は、終了後、「首相には現場に来て、空になった畜舎を見て、肌で何かを感じてほしかった」と淡々と語った。
 同町は、県内全247の発生農家のうち75%が集中し、最も深刻な被害を受けている。河野さんの農場は、被害農家で最多の約1万5000頭が殺処分の対象。首相には、被害農家への損失補償や子どもの学費援助などを求めた。
 一方、牛の殺処分を進めている同町の50歳代男性は「参院選へのアピールとしか思えない。被害は今も拡大の一途だ。大金をかけて宮崎に来るぐらいなら、作業員増員への費用に充てた方がいい」と切り捨てた。
 4月20日に1例目が確認された都農(つの)町の河野(かわの)正和町長は、首相との懇談にも呼ばれなかった。「訪問の狙いがよくわからない。もっと早く来てほしかった。県庁だけでなく、防疫作業をしている農場で畜産農家や作業員の声を直接聞くべきだ」と残念がった。