http://bit.ly/dvCt8e
僕の発言部分を下に抜粋します。
これに対し「被写体に対する態度はドキュメンタリーとしては最悪」と、米ニューヨークを拠点にドキュメンタリー映画「選挙」「精神」を発表してきた想田和弘監督は批判する。「なぜイルカを捕るのか、捕らざるを得ないのか。そういった問いをすべて放棄して、最初から自分たちは正義の味方、漁師は悪者という扱いをしている」
しかも、その善悪二元論がエンターテインメント性を高めるために用いられた点が問題だという。「この映画はバッシングをエンターテインメントにしている。イルカを殺すなんてとんでもないと思っている大多数の米国人は、映画を見ながら、自分を簡単に善人の側に置ける。よく知らない日本という国の漁師を気持ちよくバッシングして、見終わった後カタルシスを得られる。罪を犯した芸能人をワイドショーがたたけばたたくほど視聴率が上がるのと同じ原理を、作り手は計算の上で利用している」
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