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Latest documentary "Oyster Factory" has been officially invited to Locarno International Film Festival 2015! 最新作『牡蠣工場』がロカルノ国際映画祭へ正式招待されました!

Tuesday, May 11, 2010

ニッポンのミンシュシュギ

スポーツ選手の出馬表明が続いている。有名人が選挙に強いことは、残念ながら今までの有権者の投票行動からして明らかなわけだから、各党がそれを戦略として使うのは当然と言えば当然である。衆愚政治になると批判されても、結果的には有権者が勝たせてしまうんだもの。つまり、大多数の国民はそれが民主主義にとってよくないとは思っていないということだ。

そうはいっても、党としても素人が議員になったら現実的に困るのではないかという懸念もあるかもしれないが、こないだの投票ボタン事件でも改めて印象づけられたように、日本の政党では党議拘束がキツく、大多数の議員は投票マシンの役割を期待されるだけだ。つまり誰でもいいのだ。投票ボタンが正確に押せるなら、子供でもよい。犬でもよい。ロボットでもよい。

逆に言えば、大勢のシロウト議員は、少数のクロウト議員の意見や政策の代弁をするためだけに存在する。勉強だって必要ない。金メダルだって狙える。それで年間2000万円以上の給料がもらえるんだから、投票マシンになりきるのも悪くない。でもその一方で、国は未曾有の財政赤字で危機的状況なのである。

それがニッポンのミンシュシュギの現状である。

2 comments:

  1. Anonymous6:21 AM

    久しぶりにブログ拝見しました。一気にずら~っと読み上げましたが、視点鋭く的を得ていると思いました。例のスポーツ選手の件では、YAWARAちゃんのオリジナルである山口香さんのブログが興味深いですよ。さて「選挙」編集された動画を見ました。カットしなくてもよかったと思えるほど面白かったですが、一点カットすべくしてしたと思えるものは、山さんの選挙カーの運転手さんの下ネタ。アレ、下品っすね。山さんはうまいこと交わしているのに、それに気づかず鈍感な運転手さんまだ食い下がります。下ネタこそ明るく爽やかに!しかしそれができるのは至難の技。出来ない人はやっちゃいけないの!下ネタこそ危険物取り扱いで、その資格のない人は触れちゃいけないの!それから普天間問題も官房長長官のお金のこともいろいろ知れて勉強になりました。想田さんこそ政治家を目指せばいいと思います。晴れて議員さんになれたら公設秘書に山さんですよ、主夫から救ってあげましょう!それと「選挙」に登場のやまぎわ大志郎さん落選されたんですね。いずれにしてもブログは凄くいい!特に政治ネタ最高です。コーブの対談、私は想田監督に一票です!

    参考までに山口香さんのブログ「柔道を考える」
    http://blog.goo.ne.jp/judojapan09?sess=1ca1c0bfbef87c30f5a43369781bc49d

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  2. 熱烈な一票、ありがとうございます(笑)。でも、僕には政治家のような仕事は無理です〜。外野で言いたい放題をしているのが性に合っていますねえ。

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