NEWS

Latest documentary "Oyster Factory" has been officially invited to Locarno International Film Festival 2015! 最新作『牡蠣工場』がロカルノ国際映画祭へ正式招待されました!

Thursday, June 30, 2011

『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』

『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)の表紙です。

2011年7月15日刊行、256ページ、新書判
定価798円(税込) ※本体価格は760円




Wednesday, June 29, 2011

山本昌知先生からコメント

精神科診療所「こらーる岡山」の山本昌知先生から『Peace』にコメントいただきました。感謝感激!山本先生のお言葉、映画とは関係なく、それ自体がとても深い。

ーーー

流れる時間の濃密さに心をまかせて観た。
決して急がず力まず、他者と時と場を共有する。
そこで生まれる関係こそが「平和」につながっている。

山本昌知医師(こらーる岡山)


Monday, June 27, 2011

7/5@大阪フォーラム7

7月5日(火)、18:30から大阪のフォーラム・セブンでトークイベントやります。SEE YOU!

想田和弘監督が語る
『3.11と日本人』~僕が観察映画を撮る理由~

Sunday, June 26, 2011

7/26@青山ブックセンター

新書『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)の7/15の刊行を記念して、青山ブックセンター本店でトークします。題して「カメラで〈目の前の世界〉をどう映すか?」

7/26(火)19:30〜(会場19:00)
入場料:700円

http://www.aoyamabc.co.jp/event/souda-talkshow/

Thursday, June 23, 2011

SWITCH

SWITCH (7月号)にインタビュー記事が載りました。
My interview on SWITCH.

逆取材

東京カレンダー

「東京カレンダー」(8月号)にインタビュー記事が掲載されました。
My interview on Tokyo Calendar (August issue).

逆取材

母の友

「母の友」(8月号)に記事が載りました。7月3日発売です。僕が小さい頃、母が本誌を愛読していたのを思い出します。

My interview on "Haha no Tomo (Mother's Friend)" (August issue). I remember my mother used to subscribe this magazine when I was little.


逆取材

Monday, June 20, 2011

毎日小学生新聞

毎日小学生新聞、凄い。インタビューされた本人が言うことではないかもしれないが笑。

[おもしろインタビュー] 想田和弘監督 カメラを回せば予想もつかないことが - (毎日新聞)

Saturday, June 18, 2011

宇多丸さんから『Peace』にコメント

宇多丸さんから、『Peace』にコメントをいただきました。ありがとうございます!

ーーー

「観察映画」を通して見た世界は、なんでいつもこんなに豊かな問いと、驚異的な瞬間に満ちているんだろう? いや、我々が生きるこの世界とは、そもそもそのような場所なのかも――とまで思い至らせるところに、「観察映画」の、想田監督の凄さがある。「番外編」の今回も、“撮れてしまったもの”と“浮かび上がってしまうもの”のせめぎ合いが、これまで以上に、スリリング!

ライムスター宇多丸(ラッパー/ラジオ・パーソナリティ)

Friday, June 17, 2011

Peace in Tokyo

『Peace』の東京・渋谷のシアターイメージフォーラムでの上映時間が決定。7月16日(土)から1日5回上映です。
11:15(日本語字幕版)/13:15/15:15/17:15/19:15(英語字幕版)。

The screening schedule at Theater Image Forum in Shibuya, Tokyo has been set at :

11:15 (w/Japanese subtitles)/13:15/15:15/17:15/19:15(w/English subtitles).

5 times everyday starting from Saturday July 16th!

http://www.imageforum.co.jp/theatre/

Wednesday, June 15, 2011

「けあサポ」インタビュー第1弾

「けあサポ」掲載の『Peace』インタビュー第1弾です。ご一読下さいませ。
―― まず、『Peace』を撮影しようと思ったきっかけについて教えていただけますか。 
監督 韓国の非武装地帯ドキュメンタリー映画祭から、平和と共存をテーマとした短篇映画の制作の依頼があったことがきっかけです。当初はテーマがいささか壮大すぎたことに加え、最初にテーマを設けずに映画を作るのが僕のスタイルなので、あまり乗り気ではありませんでした。 
しかし、岡山の妻の実家に滞在している際、義父が近所の野良猫に餌を与えている様子を眺めるうちに、「猫の平和と共存をテーマとした作品であれば作れるのではないか」と思い、撮影を始めました。ちょうど「泥棒猫」と呼ばれるアウトサイダーの雄猫が常連の猫グループのエサ場に侵入しようとして、猫社会がギクシャクしている場面に出くわしたからです。撮影が進むにつれて、人間にも興味が湧き、義父や義母の仕事やその利用者との関係まで内容が膨らんでしまいましたが(笑)。 
<以下、全文は下記のリンクで>
http://www.caresapo.jp/fukushi/catchup/pd4fc80000002z4r.html

→逆取材

Facebook "Fan Page" of PEACE

『Peace』日本公開に向けたフェイスブック・ファンページです。ぜひ"いいね!”してくださいませ。

FB fan page of Peace for the Japanese release. Please "like" it!

Tuesday, June 07, 2011

See you in UK!

I'm leaving for the UK tonight!

I'll speak about documentary filmmaking on June 10 at 18:30 @Japan Foundation in London. Admission Free.
http://bit.ly/jfy0yQ

PEACE will be screened at Sheff Doc/Fest on June 12 at 10:30 AM as UK premiere.
http://bit.ly/lGklCp

See you there!

Sunday, June 05, 2011

新書の校正中!My new book in progress!


7月15日刊行予定の書き下ろし新書『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか(仮)』(講談社現代新書)のゲラです。いわゆる著者校正、ほぼ完了しました。

A galley for my new book THE REASON WHY I MAKE DOCUMENTARIES to be published on July 15th from Kodansha.

Saturday, June 04, 2011

小島慶子さんからコメント

『Peace』にキラ☆キラの小島慶子さんからコメントをいただきました。
小島さん、ありがとうございます!

ーーー

映画を見るとき、人は自分を通行人に重ねたりはしません。
でもこの作品ではあなたも私も、風景の一部。猫も車いすも、ダニもネクタイも、横断歩道の向こうのあの人と同じように、ありふれたかけがえのない存在なのです。
お金じゃはかれないものや、とりとめのない会話が世界をちょっとましにすることがある。
誰もが等価で無二であるという当たり前が、きっと平和。

小島慶子(ラジオパーソナリティー)

http://www.tbsradio.jp/kirakira/index.html

Sheff Doc/Fest Youth Jury: Top Ten Unmissable Docs

PEACE is one of them!

"War has long been a staple of the documentary world. However, in contrast, it could be argued that peace has been its long-suffering sibling; its subject matter perhaps considered too bland and fluffy in comparison. But as Kazuhiro Soda’s multi award-winning film shows, it doesn’t have to be that way. Peace is a charming, quirky story focussing on Toshio Kashiwagi, an elderly taxi service manager for the disabled, and his caring for the stray cats that roam around the Okayama City streets. Also featuring his charity worker wife, Hiroko and a man in her care, the movie sheds light on the treatment of the disabled and aging populations of Japan and considers the topic of co-existence - not just between peoples - but also between these cute cats – who somewhat surprisingly have their own tale of peace and co-existence unravel before the cameras."

『Peace』逆取材

週刊文春

『Peace』逆取材

Hogaholic

『Peace』逆取材

ぴあ

Wednesday, June 01, 2011

Actioにインタビュー記事掲載

エコ&ピース月刊誌「Actio アクティオ」6月号にて僕のインタビュー掲載。見出しは「世の中は想定外の事ばかり 死を意識すれば生の意味が深まる」!
http://actio.gr.jp/


逆取材

Tuesday, May 24, 2011

『Peace』オリジナル・コットンバッグ


『Peace』オリジナル・コットンバッグがついに完成。前売り券を劇場でお買い上げいただけると、無料進呈されます。数に限りがありますので、お急ぎ下さい!http://bit.ly/mL8VsE

Buy an advance ticket of Peace at the movie theaters, and get our original cotton bag for free. The numbers are limited, so hurry up! Peace will be screened with English subtitles once a day in Tokyo. http://bit.ly/mL8VsE

『Peace』逆取材

yakumoxBB

『Peace』逆取材

サンケイ・エクスプレス

『Peace』逆取材

朝日新聞

『Peace』逆取材

「けあサポ」WEB


Friday, May 20, 2011

『Peace』逆取材

SWITCH

→掲載誌

『Peace』逆取材

テレビ埼玉『いのり・エネルギーの映画缶』

『Peace』逆取材

月刊介護保険

→掲載誌


『Peace』逆取材

猫びより

『Peace』逆取材

T.(松江哲明監督と対談)

→掲載誌

『Peace』逆取材

毎日小学生新聞

→掲載紙

『Peace』逆取材

THE BIG ISSUE

→掲載誌


『Peace』逆取材

母の友

→掲載誌

『Peace』逆取材

朝日ウィークリー

『Peace』逆取材

リンククラブ

『Peace』逆取材

Actio

→掲載誌

『Peace』逆取材

デイリースポーツ/ホウガホリック
→掲載ページ

『Peace』逆取材

明報(香港)

『Peace』逆取材

MILK (香港)

『Peace』逆取材

REAL TOKYO

http://www.realtokyo.co.jp/docs/ja/column/interview/bn/interview_028/

『Peace』逆取材

Cine 21 (韓国)

『Peace』逆取材

DMZドキュメンタリー映画祭ニュース(韓国)

Sunday, May 15, 2011

『Peace』公式サイトオープン!The Official Website of Peace in Japan is now online!

7月の日本劇場公開に向けて『Peace』公式サイトがオープンしました。前売り券(1300円)を劇場窓口でご購入いただけると、ニャンコ柄の可愛いオリジナル・コットンバッグが無料進呈!

The official website of Peace in Japan is now online. Buy an advance ticket at the theater, and get a free original cotton bag with a cat logo!

Tuesday, May 10, 2011

フェスティバル/トーキョー10 ドキュメントに寄稿

「フェスティバル/トーキョー10 ドキュメント」に寄稿しました。マレビトの会『HIROSHIMA-HAPCHON 二つの都市をめぐる展覧会』(松田正隆演出)についての所感です。題して、「生きた人間を展示した“反演劇”ゲリラの挑発」。以下、ほんの一部だけ抜粋します。

(略)そう、結論から言うならば、本作の最も重要なポイントのひとつは、「生身の人間を展示しています」という宣言にこそあるのである。それは、マルセル・デュシャンが市販の便器に『泉』という題名を付け、芸術作品として展示した、あの有名な“反芸術”の挑発行為を連想させる。もっと言えば、それはマレビトの会という“反演劇”ゲリラによる宣戦布告とも受け取れるのである。 
それはともかく、会場に入って間もなく僕は「展示というなら、徹底的に観てやろうじゃないか」という気持ちに切り替えた。そしてそこに“置いてある”10数点の“展示物”を“ひとつひとつ”まじまじと観始めた。 
最初の率直な印象。  「これって、数年前に有楽町で観た『人体の不思議展』みたいだな」  (略)

Wednesday, April 27, 2011

Buyens-Chagoll Award at Visions du Reel スイスで受賞

4/13、スイス・ニヨンのVisons du Reel映画祭で、『Peace』がブイエン&シャゴール賞を受賞しました。 遅まきながら、ご報告いたします。
http://www.visionsdureel.ch/en/prize-winners.html 

これはブイエンとシャゴールという、二人の映画作家にちなんだ賞で、人類の将来へ向けた意義を感じさせられるヒューマニスティックな側面を持つ作品に贈られる賞です。審査員のコメントもあったんですけど、まだ文章をもらえてない…。


On April 13, PEACE won the Buyens-Chagoll Award at Visions du Reel, Nyon, Switzerland.
http://www.visionsdureel.ch/en/prize-winners.html 

This award is given in honor of two filmmakers Buyens and Chagoll. Jury recompense a work of humanist dimension focusing on stories developing values that confer meaning to the future of mankind.

Thursday, April 21, 2011

国のやることに幻想を抱いている人は

これは超凄い映像なので必見。そのまんまでドキュメンタリーだ。

子供の年間被曝許容量は20ミリでいいとした文科省の役人の無脳ぶりがいかんなく発揮された面白うてやがて恐ろしきホラー会見の映像。

文科省の担当官が「放射線管理区域」の概念すら把握してない。しかも文科省に「差し支えない」とお墨付きを与えた原子力安全委員会が正式な会議すら開かずに約2時間で結論を出したことも発覚。しかもどうやって結論を出したのかを担当官も把握していない。

「国がちゃんとしてくれる」と幻想を抱いてる人に観て欲しい。



  

  

  

  

  



Video streaming by Ustream

Wednesday, March 30, 2011

PEACE won the Best Documentary Award in HK! 『PEACE』が香港で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞!

昨晩(3/30)「PEACE」が香港国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞しました!
http://hkiffedm.hostmezone.com/35festivalnews/35festivalnews3.pdf

受賞式での僕のコメント「祖国の大惨事に心が折れて香港行きをキャンセルしようかと思いましたが、自分の仕事は映画を作り続け見せ続けることだと思い参加を決めました。その決断は正しかったと心から思います。これからも映画を作り続けます」

審査員のコメント:『PEACE』は人の心を動かす並外れた力を備えた静かな映画だ。人々や猫たちの日常生活を追いかけながら、カメラは観客をひとつの発見へと導く。それは、最も根本的な意味での平和というコンセプト、妥協の末に得られた不承不承の共存ではなく、我々の人間性の中心にあるアイデアとしての平和である。映画はありふれたものを通じて崇高なものに到達した。」

みなさんから、既にたくさんのお祝いのお言葉をいただいております。みなさんにひとつひとつ返信できなくて申し訳ないです。

『PEACE』は厳しい状況下で共に生きる日本の人々や猫たちの姿を描いた映画です。ある意味、今回の賞には困難な状況下にある日本の生きとし生けるものへの応援の気持ちが入っているんじゃないかと、僕は解釈しています。


PEACE just got BEST DOCUMENTARY AWARD at Hong Kong International Film Festival! 
http://hkiffedm.hostmezone.com/35festivalnews/35festivalnews3.pdf

Jury’s comment: Peace is a quiet film with an unusual power to move. By following the ordinary lives of people and cats, the camera leads the audience to discover the concept of peace in its most fundamental sense, not as a state of negotiated, reluctant coexistence, but as an idea that lies at the core of our humanity. The film reveals the sublime through the mundane.

What I said at the Award Ceremony: I'm from Japan. I've been so overwhelmed by the tragedy my country is experiencing that I almost cancelled the trip to Hong Kong. But I'm a filmmaker. It's my job to make movies and to show them to people. So I changed my mind to come here. I'm now confident that I made a right decision. I'll continue to make movies.

PEACE is a movie about people and cats coexisting together under difficult circumstances. I take this award as an encouragement for all the beings in Japan facing the overwhelming tragedy. I'm very touched!

Friday, March 25, 2011

日本でプレス試写始まります Press Screenings Starts in Japan

『PEACE』の夏の劇場公開に向け、プレス用試写が4/4(月)から東京で始まります。想田も来日し、4/4のプレス用試写で質疑応答を行う予定です。共に生きることの意味を問う映画ですので、今こそ沢山の方々に観ていただくために、努力していきたいと思います。 

◎お問い合わせ:東風 03-5155-4362
info@tongpoo-films.jp

2011年夏、『PEACE』は
東風の配給で、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムなど日本全国で劇場公開される予定です。 


Beginning on April 4th, we're stating a series of press screenings of PEACE in Tokyo to prepare for the release of the film in the summer. Soda will also visit Japan to do a Q&A session after the press screening on April 4th.

For more info, please contact Tofoo. 
03-5155-4362  info@tongpoo-films.jp 

Tofoo will theatrically release PEACE in the summer of 2011 nationwide in Japan, starting from Theater Image Forum in Tokyo. 




More Festivals 映画祭に続々招待

PEACE is invited to more festivals.

Hong Kong International Film Festival 
(Documentary Competition Section)
Mon, Mar 28 at 5:30 PM w/Q&A
Thu, Mar 31 at 3:20 PM w/Q&A

Buenos Aires Independent Film Festival(BAFICI).
Fri, April 8 at 2 PM
Sun, April 10 at 6:30 PM
Mon, April 11 at 4:00 PM

Visions du Reel in Nyon, Switzerland
(International Competition)
Tue, April 12 at 8 PM w/Q&A
Wed, April 13 at 10 AM w/Q&A

『PEACE』は世界の映画祭を巡回し続けております。

香港国際映画祭
(ドキュメンタリー・コンペ部門)
3月28日(月)午後5時半+質疑応答
3月31日(木)午後3時20分+質疑応答

ブ エノスアイレス映画祭
4月8日(金)午後2時
4月10日(日)午後6時半
4月11日(月)午後4時

ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭(Visions du Reel)
(インターナショナル・コンペ部門)
4月12日(火)午後8時+質疑応答
4月13日(水)午後10時+質疑応答

アメリカに差し出された毒まんじゅうを日本人がペロリと食べるまで。



「原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~」
NHK、1994年、44分

必見。アメリカが差し出した毒まんじゅうを日本人がペロリと食べるまで。そして今頃その毒が効いてきて、下痢やら嘔吐をして七転八倒していることについて。NHKは公共放送を自認するなら削除しないでね。

原子力産業の立場に立ってみると…?

なぜこの期に及んで原子力産業や政治家は原発にすがるのか。僕の感覚からすれば「信じれん!」の一言なのだが、敢えて彼らの気持ちになって考えてみた。そうでないと、この状況は打開できないと思うからだ。

僕は映画で食べているし、映画を愛している。だから、もし映画館が深刻な事故を起こし(起こさないけど!)「映画は危険だ、全廃しろ」と言われたらどうか。たぶん全力で抵抗するだろう。みなさんも自分が属する産業について考えてみて欲しい。

想像してみよう。例えば自動車産業で働いている人は「自動車は全廃」と言われることを。教育産業で働いている人は「教育は全廃」と言われることを。マスコミで働いている人は「マスコミは全廃」と言われることを。農家の人は「農業は全廃」と言われることを。

そう考えると、原子力産業の人々の気持ちが分かる。原子力をあくまで擁護する御用学者の気持ちが分かる。政治家の気持ちが分かる。勿論、それでも僕は原発は全廃すべきだと思う。けれども、彼らの心情や事情を考えれば、激しい抵抗があるのは当然だとも言える。

つまり、これはもはや論理の世界ではない。論理では原発全廃の方が良いに決まっている。間違いない。しかし、原子力で食べている人々は、論理よりも実利が優先される。したがって、論理で攻めても原発を止めることは決して出来ない。

考えてみれば、原子力産業そのものが、制御不能な核分裂を起こしているようなものなのだろう。いくら冷却水をかけても、水は蒸発し、分裂はなかなか止まらない。原子力産業を止めることは、福島原発の暴走を止めることよりも、遥かに難しいことは間違いない。

ではどうしたらいいのか。僕にはその答えが分からない。今は、原発を止めることが想像以上に難しいだろうという現実を、苦い思いで認識しているだけである。しかしその認識から出発しない限り、決して原発を止めることはできない。それだけは事実であろう。

(この文章は、連投ツイートをまとめたものです)

Sunday, March 20, 2011

この難局を生き抜くために

専門家の意見を聞け、門外漢は黙ってろ、という言説に違和感を覚える。「どんな地震が来ても原発は安全だ」という専門家のお墨付きを信じてしまったからこそ、今日の原発災害があることを忘れてはならない。この期に及んで専門家に自らや家族や国の命運を預けてはならない。

そもそも、専門家の間で意見が割れる事柄は多い。特に原発や放射能の問題は賠償問題もあるから政治が絡む。だからバイアスや誇張や嘘が混じりやすい。その道の専門家だからといって、100%信用する方がどうかしている。

だから結局問題は、どの専門家のどういう説を信頼するか、ということになる。これは、われわれ非専門家にとっては難しい。専門知識がないから判断の術がない。では、どうするのか。

難しいけれども、まずは説そのものが納得いくものかどうか吟味することが必要だ。そして対立する説があれば比較する。また、その専門家の政治的立場や人的つながり、経歴などを調べ、どんなバイアスがかかり易いか考える。あとはその人の人柄を直観する。難しいけれども。

でも、非専門家にとっての究極の目標は、その説が正しいかどうかを判定することではなく、生き延びることだ。サバイバルできるなら、説の成否はどうでもよい。だから、何を信じれば自分や大切な人やその他の人々が生き残りやすいか。それを究極の基準にすればよいと思う。

いずれにせよ、エネルギーにしろ、医療にしろ、政治にしろ、教育にしろ、僕らは専門家任せの社会を作ってしまった。社会が複雑化したせいもあり、自分で考え判断するのは難しいし面倒だから、みんな専門家に丸投げしてしまっている。この機会に、その態度こそを改めなければならないと思う。

専門家に丸投げすることによって眠らせていた各人の生存本能を、今こそ起動せよと言いたい。

(連投ツイートをまとめました)

Wednesday, March 16, 2011

外部被爆と内部被爆について

状況が刻々と変化してきているので、このエントリーは必要に応じて書き換えます。
外部被爆と内部被爆について、参考になりそうなものを集めます。

津田敏秀教授
岡山大学大学院 環境学研究科(疫学、環境疫学、臨床疫学等)の見解
http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=1310

福島県の放射線健康リスクアドバイザーに就任した長崎大・山下・高村教授の見解
「放射線と私たちの健康との関係」講演会パート1。ちょっと長いですけど、質疑応答もあるパート2も聴くことをお勧めします。他の学者たちに比べてえらく楽観的なんですが…。http://ustre.am/:UxpD

中部大・武田邦彦教授の見解
「ほうれん草は食べられるのか?」
武田氏のブログは、このエントリー以外にも読まれることをお勧めします。



Tuesday, March 15, 2011

広瀬隆「原子炉時限爆弾」の予言

福島原発が制御不能状態に陥った。国家存亡の危機である。広瀬隆「原子炉時限爆弾」は2010年夏に発行された。現在の原発震災の到来を気味の悪いくらいピタリと予言している。とてもショッキングな内容で、誇張や煽りも含まれているかもしれないが、読んでおくことは無益ではないと思う。参考までに引用しておきたい。



ー引用開始ー


日本が商業用の原子力発電を始めることを決定した翌年、1960年4月に科学技術庁の委託を受けて、日本原子力産業会議が科学技術庁原子力局に提出した極秘文書「大型原子炉の事故の理論的可能性及び公衆損害額に関する試算」とある。


当時、わが国最初の商業用原子炉として計画的が進められていた茨城県の東海発電所で最悪の大事故が起こった場合に、どれほどの被害が発生し、日本政府がその被害を補償できるか、保険会社がそれを引き受けられるかどうかを、真剣に検討したものである。






報告書に掲載された被害予想図である。地図の下に、「物的損害は、(気象条件によって)最高では農業制限地域が長さ1000キロに及び、損害額は一兆円以上に達しうる」と小さく書かれており、東海村からの半径が同心円で示されていた。つまり図にやや濃く描いた円内の矢印範囲は、農業ができない地域になる。日本全土で農業ができないのだから、日本人が日本列島に住めないと考えてよいだろう。全員が被害者になるのだから、この問題で論争をしたり、推進派と反対派を色分けしたり、自分がどこの都道府県に住んでいるかによって安全か危険かを判断する人間は、よほど知恵が足りないということになる。


この事故の条件は、出力16.6キロワットの東海村で大事故が発生し、わずか2%の放射能が放出された場合を想定して、日本全土が壊滅する、という結論であった。実際の原発事故では、わずか2%の放射能放出は、小さすぎて考えられない数値である。(想田注:福島の場合、1号=46万、2号・3号=それぞれ78.4万。合計202.8万キロワット)


(中略)気象条件によって被害範囲がどこまで広がるかは誰にも予測できないが、広大な地方が消えることだけは間違いない。その時、おそらく日本と言う狭い国家は「放射能汚染地帯」の烙印を押されて世界貿易から取り残され、経済的にも激甚損害を受けて廃墟になると考えるのが、最も妥当な推測だろう。


(中略)電力会社は、日本国内の損害保険会社などがつくった「日本原子力保険プール」に加盟して、原発一基あたり1200億円までしか保険で賠償金得をまかなう義務がないことになっている。つまり賠償責任には上限があって、保険を超える損害に対しては、政府が国民の税金で補償することになっている。


広瀬隆「原子炉時限爆弾」

Thursday, March 03, 2011

PEACE @ Hong Kong Int. Film Festival 香港国際映画祭へ

PEACE is also invited to the Documentary Competition of Hong Kong International Film Festival, which screened CAMPAIGN in 2007 and MENTAL in 2009. MENTAL won the Outstanding Documentary Award there. I'll be there to do Q&A sessions. I love Hong Kong.

『PEACE』は香港国際映画祭のドキュメンタリー・コンペ部門への正式招待が決まりました。同映画祭には、07年に『選挙』が、08年に『精神』が招待されています。『精神』では優秀ドキュメンタリー賞をいただきました。今回も香港へ参り、質疑応答をする予定です。香港、好きなんだよな〜。

Date: 28 Mar 2011
Time: 5:30 PM
Code: 28SM3M3D
Venue: Hong Kong Science Museum Lecture Hall

Date: 31 Mar 2011
Time: 3:20 PM
Code: 31SP3M2D
Venue: Hong Kong Space Museum Lecture Hall

http://www.hkiff.org.hk/eng/film/detail/35148-peace.html

Saturday, February 26, 2011

PEACE at SFIAAFF

The next stop for PEACE is at San Franscisco International Asian American Film Festival. Screenings will take place on March 13 at 12PM and March 16 at 9:15 PM. The main still is picked by festivals... I guess everybody likes cats!


『PEACE』の次なる上映は、サンフランシスコ国際アジアン・アメリカン映画祭です(長い!略してSFIAAFF)。3月13日(12時)と3月16日(夜9時15分)の上映です。メインの場面写真は映画祭側が選ぶんですが、猫が人気ですな(笑)。

Saturday, February 19, 2011

US Premiere of PEACE at MoMA



The US Premiere of PEACE at MoMA went really well on Feb 17, 2011. The large theater was packed with the audience and the heated Q&A lasted about an hour. Thank you all for coming! The next and the last screening is on Monday, Feb 21 at 4PM at MoMA. Please don't miss this chance!

昨夜(2/17)のNY近代美術館での『PEACE』アメリカ初上映、大盛況でした。質疑応答も白熱し、1時間におよびました。ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!次の上映は2/21午後4時です。しばらくNYでの上映はないと思いますので、この機会をお見逃しなく。

Photos by Yoshio Itagaki


Monday, February 07, 2011

Newsletter Feb 2011

Our Feb 2011 Newsletter is out.
弊社ニュースレター2月号です。

http://bit.ly/hOxOoY

Thursday, January 27, 2011

PEACE at MoMA

PEACE is now invited to MoMA (Museum of Modern Art, New York)'s Documentary Fortnight Festival. I'll attend the Q&A after the both screenings.

『PEACE』がMOMA(ニューヨーク近代美術館)のドキュメンタリー・フォートナイト映画祭に正式招待されました。両日とも質疑応答に参ります。
http://www.moma.org/visit/calendar/films/1142#related_screenings

Dates(日時)
Thursday, Feb 17th at 8PM
Monday, Feb 21st at 4PM

Place(場所):
The Museum of Modern Art, 11 West 53 Street, New York City

Thursday, January 06, 2011

"Master Class" and Screenings in Philadelphia

I'm doing a "master class" in Philadelphia on Jan 11 at 5pm (I'm not a master, but I'm going to talk about my observational methods and philosophy).
http://scribe.org/

Campaign will be shown on Jan 10 at 7pm and Mental on Jan 11 at 7:30pm as well.

Philadelphia Citypaper did an interview with me.
Here's a nice write up on Philadelphia Weekly.

Kazuhiro Soda Master Class
Forget the ham-fisted stunts of Michael Moore and other soapbox documentarians. Kazuhiro Soda’s frank, taboo-busting “observational documentaries” immerse viewers in the action, forgoing dictatorial narration in favor of allowing the audience to form their own opinions about what they’re viewing, be it the operations of a Japanese mental-health clinic or the machinations of a local election. Tonight, Soda conducts a master class about his Buddhist-inspired, cinéma vérité filmmaking, introducing Philadelphians to the zen and no-frills honesty that has guided his oeuvre. For homework and follow-up, head to International House for the Monday night screening of Soda’s 2008 documentary Campaign and Tuesday night’s Mental, his disarmingly candid exploration of psychiatry in a society that associates mental illness with shame. -Lauren Smith
http://www.philadelphiaweekly.com/arts-and-culture/Calendar-Jan-5-11-112930639.html?page=2&comments=1&showAll#ixzz1AElyfBpK

Here's another one on "Philadelphia City Paper" by Sam Adams.

Kazuhiro Soda, who makes films in Japan but lives in New York City, is hardly the only documentarian to venerate the institutional documentaries of Frederick Wiseman, but he's one of a very few not to be shamed by the comparison. In Campaign and Mental, which screen at International House this week as an accompaniment to Scribe Video Center's Tuesday afternoon master class with Soda, he gives his protagonists room to breathe without keeping them at arms' length. Whether he's following a small-time politician making a bid for political office or patients at a mental-health clinic, his movies are sharp and humane, exploring individual limitations and cultural shortcomings with an unflagging eye. Viewers should jump at this rare opportunity to check them out.
http://citypaper.net/articles/2011/01/06/kazuhiro-soda