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Friday, May 03, 2013

ピエール・テヴァニアン 来日講演

一橋大学・森千香子先生からのご案内:

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このたびフランスから反差別の活動家であり、人種差別や性差別をテーマに幅広い執筆活動を展開しているピエール・テヴァニアン氏を招聘し、ヨーロッパにおける排外主義の現状と、これに対する市民団体の取り組みをテーマにした一連の講演会を企画しております。また講演とあわせて、フランスの移民排斥の現状を描いたドキュメンタリー映画の上映もおこないます。

日本でも、新大久保での反韓デモなど、草の根の排外主義が強まる一方、町田や福生での動きなど、行政による上からの排外主義的な措置も顕在化するようになりました。グローバリゼーションに伴い、階層格差や雇用不安などが拡大するなか、排外主義や人種差別もグローバル化する兆しを見せています。

日本とフランスでは、歴史的な文脈こそ異なりますが、近年における排外主義の高揚という点では、驚くほど多くの共通点が存在しています。ピエール・テヴァニアン氏の来日は、グローバル化する排外主義や人種差別について考える貴重な機会ですので、どうぞふるってご参加ください。

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ピエール・テヴァニアン 来日講演日程

●5月6日(月) 14時−17時30分 大阪大学(吹田キャンパス)人間科学部 51番教室
上映会&講演会「多文化教育の危機~苦悩するフランス公立学校の現在~」
http://www.respect.osaka-u.ac.jp/activities/events/respect_seminar20130506/
討論者 池田賢市(中央大学) 

●5月7日(火) 17時−20時 同志社大学(烏丸キャンパス)志高館 SK101教室
上映会&講演会「フランス共和国とイスラーム――共生は可能か?」
http://global-studies.doshisha.ac.jp/images/pdf/2013-05-07.pdf

●5月8日(水) 18時—20時30分 東京日仏会館 601号室  
上映会&ディスカッション 「スカーフ論争――メディアがつくった虚構」
http://www.mfj.gr.jp/agenda/2013/05/08/index_ja.php
討論者 森千香子 

●5月10日(金) 16時30分—19時 一橋大学(東キャンパス)2号館 2301 
講演&討論 排外主義を煽るのはだれか? ―― 政治家、マスコミ、学者がうみだすゼノフォビアの合意
討論者 安田浩一(ジャーナリスト)
http://www.law.hit-u.ac.jp/home/pdf/tevanian%20hitotsubashi2.pdf

●5月11日(土) 14時—17時 東京外国語大学 (府中キャンパス) 研究講義棟2F 227教室
上映会&講演会「スカーフ論争―植民地主義によるジェンダー差別か、共生のための原理か」
討論者 徐阿貴(お茶の水大学)

*上映作品は、ジェローム・オスト監督『スカーフ論争——隠れたレイシズム(Un racisme à peine voilé)』(2004年、フランス、カラー、77分、日本語字幕付き)。

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○ピエール・テヴァニアン氏の略歴
1970年生まれ、エコール・ノルマル卒業、哲学アグレガシオン取得。現在は、パリ郊外のドランシーにあるウージェーヌ・ドラクロワ高校教員。リセで哲学を教える傍ら、人種差別や植民地主義をテーマに幅広い執筆活動を展開している。また2000年以来、反差別団体Les mots sont importants(http://Imsi.net/)の共同代表を務める。2003年にフランスで起きたイスラム・スカーフ論争の際には、スカーフ禁止法の制定に反対する市民団体「皆のための学校を」(Une école pour toutes et tous)の設立に関わるなど、人権活動家としても知られている。著書に、Chronique du Racisme Républicain, (Editions Syllepse, 2013);La haine de la religion. Le nouvel opium du peuple de gauche ? (La Découverte, 2013);La mécanique raciste (Editions Dilecta, 2008);La République du mépris. Les métamorphose du racisme dans la France des années Sarkozy (La Découverte, 2007);Le voile médiatique. Un faux débat : L’affaire du « foulard islamique » (Raison d’agir, 2005) など。

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