韓国のパジュ市で開かれている、第1回非武装地帯韓国ドキュメンタリー映画祭(DMZ Docs) に来ている。パジュ市は北朝鮮との軍事境界線に接し、それに沿った非武装地帯も市の領域に掛かっている。そういう同市で、平和や紛争に関したドキュメンタリー映画を集め、上映しようというのが映画祭の趣旨である。
そこにどうして僕が来ているかというと、映画祭から依頼を受けて、「平和と共存」をテーマとした短編ドキュメンタリー映画を作ることになったからである。僕を含めて4人のアジア人ドキュメンタリー映画作家が選ばれた。それぞれ15分〜20分の作品を創り、最後にまとめてオムニバスにして、来年の第2回映画祭で上映する。昨日は製作記者会見を行った。
僕は最初にテーマを決めてから映画を撮らないようにしているので、まずテーマありきの同企画には乗り気ではなかった。ただ、平和と共存に関係していれば内容は問わず、100%任せてくれるということだし、この企画のプロデューサーであるホング・ヒョースク氏とは以前から信頼関係があるので、思い切って引き受けた。
僕は案外気が早いので、映画祭に来る前、日本で撮影を開始した。どんな映画になるのか、不安だが楽しみでもある。
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