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Latest documentary "Oyster Factory" has been officially invited to Locarno International Film Festival 2015! 最新作『牡蠣工場』がロカルノ国際映画祭へ正式招待されました!

Saturday, February 16, 2013

公式サイト、作りました

いままで自分の公式サイトを作ってなかったので、ようやく作りました。とりあえず日本語だけです。英語のは、おいおい。

I just made my own website since there wasn't one. It's in Japanese only at the moment, but I'll try to make an English version in the near future.

http://www.laboratoryx.us/sodaofficial/HOME.html

Wednesday, February 13, 2013

キアロスタミ特集@リンカーンセンター

リンカーンセンターでキアロスタミ特集やってる。で、『クローズ・アップ』を久々に観て来たんだが、全編興奮しっぱなし。やはり映画史に残る大傑作である。事件の本物の当事者をキャストに再現をやっちゃうって、悪魔的な思いつきだが天才過ぎる。

特集2本目は『そして人生は続く』を10年ぶりくらいに観た。オンボロ車で地震の被災地に人探しに行く図は、人生のメタファー。被災地を撮ってるのに、終始あっけらかんと楽観的なのは、紋切り型に決してはまらないキアロスタミならではの凄さ。

目の前にある状況をそのまま借りてフィクションの中に落とし込んでいくことにかけて、キアロスタミ以上に上手い監督を知らない。ドキュメンタリーを撮ることで技量と感性を磨いたのだろう。

それにしても、まだ瓦礫も片付いていない被災地で、あんな映画を撮ってしまうキアロスタミも、撮影に協力する地元の人たちも、ホント凄い。日本だったら、「不謹慎」という言葉が撮る側にも撮られる側にも浮かんで、絶対に実現しなかったと思う。

しかし、出来た映画は全く不謹慎ではないどころか、当時のイランの様子を後世に伝える優れた記録であると同時に、「生きること」の本質的で普遍的な部分を鮮やかにとらえているわけで、やはり芸術の力とは信じてよいものなのである。

http://www.filmlinc.com/films/series/a-close-up-of-abbas-kiarostami

Friday, February 08, 2013

『演劇1』『演劇2』@オーディトリウム渋谷。

本日(2/9土)から!『演劇1』『演劇2』
<特集:「演劇」と映画館の『親密さ』>
@オーディトリウム渋谷。

■ 上映スケジュール
2月9日(土)13:00『演劇1』/16:15『親密さ』(途中休憩あり)
2月10日(日)13:00『演劇1』/16:05『演劇2』/19:15『マルグリット・デュラスのアガタ』
2月11日(月・祝)13:00『親密さ』(途中休憩あり)/18:10『オープニング・ナイト』
2月12日(火)13:00『演劇1』/16:05『演劇2』/19:10『金子の半生』『ぶたい版・中学生日記』*この回二本連続上映・1プログラムとなります
2月13日(水)13:00『演劇1』/16:05『演劇2』/19:05『カガクするココロ』
2月14日(木)13:00『オープニング・ナイト』/16:05『演劇2』/19:10『大鹿村騒動記』
2月15日(金)13:00『大鹿村騒動記』/15:00『演劇1』/18:05『演劇2』
2月16日(土)16:30『金子の半生』『ぶたい版・中学生日記』*この回二本連続上映・1プログラムとなります/18:30『オープニング・ナイト』
2月17日(日)16:30『親密さ』(途中休憩あり)
2月18日(月)16:30『最後の手紙』/18:00『演劇1』
2月19日(火)16:30『大鹿村騒動記』/18:15『マルグリット・デュラスのアガタ』/19:55『最後の手紙』
2月20日(水)16:30『カガクするココロ』/18:35『東京人間喜劇』
2月21日(木)16:30『最後の手紙』/18:00『演劇2』
☆後夜祭オールナイト上映
2月23日(土)24:00(-4:30終映予定)『親密さ』

■ 料金
当日一般=1500円/学生=1300円/シニア=1200円/高校生800円/中学生以下=500円
*『親密さ』のみ当日一般=2000円/学生・シニア=1800円
回数券 3回券=3600円/5回券=5500円(*『親密さ』は一回分+500円)

整理番号制/自由席

Saturday, January 19, 2013

『演劇1』『演劇2』吉祥寺で再上映!

1/26(土)から2/7(木)まで吉祥寺バウスシアターで13日間限定で再公開される『演劇1』『演劇2』。時間割が出ました。なんと1日4回上映!ギュウギュウです。

≪演劇1≫10:30
≪演劇2≫13:40
≪演劇1≫16:45
≪演劇2≫19:55

Monday, January 14, 2013

保坂展人『闘う区長』

保坂展人世田谷区長の『闘う区長』(集英社新書)を読んでいるのだが、非常に面白い。元社民党だし「革新」のイメージが強い人だが、「行政では継続性も大事なので95%は現状を引き継ぎ自分が変えるのは5%だけ」という方針を最初から打ち出している。橋下徹みたいな単なる壊し屋ではない。

それでも、東電の値上げや情報開示を巡るバトルなどは文字通り「闘って」いる。東電以外のPPSからの電力購入を行い区役所の電気料金を数千万円浮かせ、それを真似する自治体が続出して一種のPPSブームを起こしたことなどは、まさに「世田谷区から日本を変える」ような政治行動だと思った。

よく「日本は国の規模が大きすぎるので、小さい国のようには改革がなかなか進まない」という声が聞かれるが、世田谷区は人口88万人。まさに「小国」に匹敵する規模なので、日本全体を変えようとするよりも、ずっとやりやすい。『闘う区長』を読みながら、そのことを具体的に実感させられる。

とはいえ、日本という国は世田谷区のような自治体が多数集積してできているわけで、よい方に変わる自治体がたくさんできれば、結果的に日本全体が変わることになる。「日本を変える」というと、どうしても「国政を変える」に短絡しがちだけど、実は逆からのアプローチの方が効果的なんだと思った。

つまり「○○から日本を変える」という、よくあるスローガンは、実は正しいということだ。問題は、それが正しい道筋だと本当に信じて唱えている政治家は、実は少ないということ。橋下徹なども、大阪から日本を変えると言いながら、国を変えないと大阪が変わらないなどと矛盾したことを言っている。

興味深いのは、PPSからの電力購入のように画期的な政策を行うと、我も我もと真似する自治体がどんどん出て来ることだ。どの自治体も改善策を探している。だから効果的なモデルを示す自治体があれば、ヒット商品を真似する企業が続出するのと同じで、ぱっと広まる。この伝播力を侮ってはならない。

保坂区長の「95%は引き継ぎ、5%だけ変える」という方針は、彼を後押しした市民派や環境派の人々の多くにとっては、もしかしたら物足りないかもしれない。しかし、急激に変えようとすると、それだけ抵抗も大きい。世田谷区議会は自公が多数派だし。長い目で見守ることが大事だと思う。

http://www.amazon.co.jp/dp/408720667X

Monday, December 31, 2012

ベアテ・シロタ・ゴードンさんについて

ベアテ・シロタ・ゴードンさんが亡くなった。僕が駆け出しのTVディレクターだった頃、アメリカのTVにConstitution Writerという肩書きで出演されてたのを観てビックリした。日本国憲法の草案を書いた人がそこにいるってことが衝撃だった。

すぐさま撮影を申し込み、『ニューヨーカーズ』というNHK衛星第1の番組で取り上げさせてもらった。20分の軽めのミニ・ドキュメンタリー・シリーズに無理矢理押し込んだので、編集段階でNHKと物凄く揉めた。尺も短いし十分なことはできなかったけれど、僕にとっては入魂の一作である。

ベアテさんの父親はレオ・シロタという世界的なピアニスト。ベアテさんは子供のころ家族で日本に住んでいた。だがアメリカに留学中に太平洋戦争が勃発。ベアテさんは、日本に残してきた音信不通の両親に会いたい一心で、敗戦後GHQにスタッフとして志願した。それが唯一、日本に入る手段だった。

GHQの一員として来日したベアテさんは、やがて日本国憲法の草案を書くチームに配属された。当時彼女は22歳。唯一の女性。戦前の日本で女性が虐げられているのを目の当たりにしていたため、女性の権利を憲法に盛り込もうと奮闘した。それは両性の本質的平等を定めた憲法第24条として結実した。

日本語が堪能なベアテさんは、GHQ草案を日本語に訳す作業や、日本政府との折衝での通訳としても活躍した。草案は1つ1つ日本側と協議され、両性の本質的平等を定めた第24条については日本側から「日本文化に合わない」と激しい抵抗を受けたそうだ。

紛糾の末、最後はケーディス大佐が「この条文はベアテが書いた。彼女に免じて受け入れないか?」と日本側に提案した。ベアテさんと緊密な交流があった日本側は、結局はそのひと言が決め手になって受け入れたそうだ。因みに両性の本質的平等という概念は、合衆国憲法にもない先進的なアイデアである。

「日本国憲法はアメリカに押し付けられた憲法だから改憲が必要だ」という声が高まっているが、僕は押し付けられて良かったと思っている。少なくとも「婚姻における両性の本質的平等」は無理にでもネジ込んでもらって良かった。あれがなかったら、日本の女性は今よりも不利な立場に置かれただろう。

そもそも、GHQが草案を書くことになったのも、最初に日本側が出して来た新憲法案が大日本帝国憲法とほぼ同じだったからである。GHQが日本の草案をそのまま受け入れていたら、戦後の日本の民主主義はあり得なかった。

無論、GHQに圧力を受けず、最初から日本政府が自主的に民主的な憲法を書けたのなら、それほど素晴らしいことはないだろう。だが、押し付けられた日本国憲法と、自主的に書いた「大日本帝国憲法モドキ」のどちらが望ましいかといえば、圧倒的に前者であろう。

ベアテさんのご冥福をお祈りするとともに、「日本国憲法に盛り込まれた平和条項と、女性の権利を守ってほしい」という遺言を、重く受け止めている。

1999年、『ニューヨーカーズ』撮影時に映したスナップ。左から、あの伝説的舞踏家の大野一雄さん、ベアテ・シロタ・ゴードンさん、そして僕。 まだ29歳か30歳。大野さんをNYのダンス界に最初に紹介したのは、ベアテさんだった。撮影期間中にちょうど大野さんがNYに公演でこられていて、他界したベアテさんのお母さんのために踊ってくださった。今考えると奇跡的な番組だ。

Monday, December 10, 2012

自民党改憲案は「憲法の破棄」である。

自民党の改憲案について、何が一番問題なのか、僕なりの見解を下に記したい。

天賦人権説とは、平たく言えば、男も女も異性愛者も同性愛者も健康な人も病気の人も障害のある人もない人も子供も老人も右翼も左翼もアナーキストも、生まれながらに人権がある、というもの。

自民党は改憲案でそれを公式に否定し、義務とセットにした。つまり義務が果たせない人間には人権がない、と。

[自民改憲案]第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力により、保持されなければならない。国民は、これを濫用してはならず、自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。

更に自民党改憲案は、人権を制限するものとして現行憲法にある「公共の福祉」を書き換え、「公益及び公の秩序」とした。

「公共の福祉」とは、Aさんの人権が制限されるのはBさんの人権と衝突する場合のみ、という考え方。それに対し「公益及び公の秩序」とは社会や国の利益と秩序を指す。
http://www.jicl.jp/chuukou/backnumber/09.html

言葉を言い換えただけじゃないかと疑う人は、自民党改憲案のQ&Aを読むんでください。

「「公共の福祉」という文言を「公益及 び公の秩序」と改正することにより、憲法によって保障される基本的人権の制約は、人権相互の衝突の場合に限られるものではないことを明らかにした」
http://www.jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/kenpou_qa.pdf

自民党改憲案のQ&Aには次のような言い訳も載っている。

「なお「公の秩序」と規定したのは、「反国家的な行動を取り締まる」ことを意図したものではありません。「公の秩序」とは「社会秩序」のことであり、平穏な社会生活のことを意味します。個人が人権を主張する場合に、他人に迷惑を掛けてはいけないのは、 当然のことです。そのことをより明示的に規定しただけであり、これにより人権が大きく制約されるものではありません」。

しかし、他人への迷惑を心配するなら、まさに「公共の福祉」で制約すればよい。明らかなごまかしである。

つまり自民党の改憲案では、平たく言うと国家の利益や秩序のために個人の人権を制約できることになる。政府が考える「国益」に反する行動や集会や映画や演劇や論文や詩や研究や教育や法律は、憲法の名の下にすべて違法化できる。改憲案の起草者はそのことに極めて自覚的であり、確信犯である。

したがってこの条文が意味するところは、もはや明らかだろう。

[自民改憲案]第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。 2 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。

この条文の意味も明確だろう。

[自民改憲案]第十三条 全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。

個人の財産すら、国が国益を理由に自由に没収できる。

[自民改憲案]第二十九条 財産権は、保障する。 2 財産権の内容は、公益及び公の秩序に適合するように、法律で定める。この場合において、知的財産権については、国民の知的創造力の向上に資するように配慮しなければならない。

自民改憲案では、拷問及び残虐な刑罰も「絶対に」禁じるわけではない。

[現行憲法]第三十六条 公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。
→
[自民改憲案]第三十六条 公務員による拷問及び残虐な刑罰は、禁止する。

自民改憲案では、次の条文も丸ごと削除された。

[現行憲法] 第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

極めつけはコレ。

[現行憲法]第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
→
[自民改憲案]第百二条 全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。

憲法が縛る対象が、権力者ではなく国民になっている。これは立憲主義の明確な否定であり、憲法が憲法ではなくなっている。

つまり、自民党改憲案は「憲法改定」などという生易しいものではない、それは「憲法破棄」と呼べるものなのである。

自民党改憲案の全文(PDF)
http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf


Sunday, December 09, 2012

モジモジ先生の逮捕と自民党の改憲案が示唆するもの

モジモジ先生が逮捕されたことがTLで騒がれているが、伝えられる状況が正しければ、現行憲法では起訴までは不可能。だが、自民改憲案の下では、先生が瓦礫に反対しただけで「公益及び公の秩序」を乱した罪で逮捕・起訴・懲役も可能だ。普段僕らは意識しないが、我々は憲法によって守られている。

自民党の改憲案のように「公共の福祉」が「公益及び公の秩序」に書き換えられてしまうと、どうなるか。治安維持法のような法律が合憲とされる。するとどうなるか。小林多喜二がそうされたように、政府を批判する「思想犯」は堂々と逮捕・勾留され、拷問され、合法的に殺されかねない。

自民改憲案の下で治安維持法のような法律ができれば、僕のこのブログだって「公益及び公の秩序」を乱すものと認定され、逮捕・勾留・起訴されるだろう。そして有罪になる。僕はそんな世の中はまっぴらご免なので、こうして細々とポストしている。

橋下による大阪市職員に対する思想調査だって、現行の日本国憲法の下では明らかに憲法違反だから破棄されたが、自民党の改憲案が通ってしまえば、合憲だ。何の問題もない。抗議すらできない。抗議したら逮捕されるから。

恐ろしいのは、自民党は既にそのような改憲案を作っていて、その上で、今回の衆院選で過半数を獲ろうとしていることだ。これに維新の会でも加われば、下手をすれば衆院の3分の2を占める。すると改憲も具体的な政治課題になりかねない。改憲への世間のアレルギーも薄い。状況は楽観できない。

(ツイートを再構成してまとめました)

Tuesday, December 04, 2012

『演劇1・2』各地の上映予定

『演劇1・2』の各地の上映予定です!

渋谷のシアター・イメージフォーラムで『演劇1』が観れるのは、今週金曜日(12/7)まで!連日、朝の10:50から。12/8(土)からは『演劇2』が一週間のみ上映です。
bit.ly/9PJ2YH

福岡・KBCシネマで『演劇1』が観れるのは、今週金曜日(12/7)まで!連日朝の9時40分から(早朝でゴメンなさい)。12/8(土)からは『演劇2』が始まります。
bit.ly/bhonBI

広島・横川シネマでは、『演劇1』『演劇2』が両方とも上映中。来週金曜日(12/14)まで。お見逃しなく!
bit.ly/i8wrT0

松山・シネマルナティックでは、12/8(土)から『演劇1』『演劇2』の上映スタート。2週間限定です。
bit.ly/hb5gJE

金沢・シネモンドでは、12/8(土)から『演劇1』『演劇2』がスタート。初日には僕のスカイプトークもあります。一週間限定公開です。あっという間に終わっちゃうので、ご注意!
bit.ly/gzCePI

京都シネマでは、12/8(土)から『演劇1』の一週間限定公開スタート。連日朝の10時半から。初日は平田オリザさんが舞台挨拶!12/15(土)からは『演劇2』の一週間限定公開。連日朝の10:40から。お見逃しなく。
bit.ly/X48vun

http://www.engeki12.com/theater.html

衆院選と自民党

約4か月ぶりに、ニューヨークに戻りました。と思ったら日本では衆院選が始まりましたね。

自民党が支持率でトップを維持していることが気がかりです。なぜなら、安倍晋三総裁は原発推進と改憲を掲げているからです。

安倍氏「原発新設も」自民総裁 規制委基準満たせば
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012120102000094.html


改憲を次期衆院選の争点に 消極的な議員は退場を、自民・安倍総裁
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120930/stt12093019260008-n1.htm

しかも、改憲の内容は事実上の「基本的人権の剥奪」というとんでもないものを含んでいます。
http://togetter.com/li/296331

民主党にがっかりして、今度は自民党に、と考える気持ちは分からないではありません。しかし思い出して欲しいのですが、3年前、自民党があまりにダメだから、政権交代が起きたのです。そして、自民党が野党時代に反省して良くなっているのならいいのですが、実際には、地震国日本を原発だらけにした反省もなければ、思想的には極右化傾向も強いという点で、劣化すらしているように見えます。

そんな自民党が衆院選の支持率でリードしている。この現実が、非常に気がかりです。

Wednesday, November 28, 2012

親による子殺しを推奨する橋下徹

以前から気になっていた橋下徹の著書「まっとう勝負!」(2006年、小学館)を古本屋さんから取り寄せて、内容を確認した。

橋下は、親による子殺しを推奨する発言を、堂々と自らの著書の中でしていたわけだ。メディアは彼が今も同じ考えなのか、徹底的に追求するべきではないか???

「国が事前に危険な奴を隔離できないなら、親が責任を持って危険な我が子を社会から隔離すればいいんだ。他人様の子どもの命を奪うほどの危険性がある奴に対しては、そいつの親が責任を持って、事前に世の中から抹殺せよ!苦渋の決断で我が子を殺した親に対しては、世の中は拍手を送ってもいいだろ。国に代わって、世の中に代わって、異常・危険分子を排除したんだからね」(P95)

「「親に、子供の命を処分してもいい権利を与えよ」というと、「親の虐待を助長することに繋がる」と反論する人が出てくるだろうね。だけど、親に究極の権利を与えると、却って虐待も防ぎやすくなるんだよ」(P96)

他にも大問題な記述満載の本なので、おいおい紹介します。




Theatre 1&2 won the Young Jury's prize in Nantes 『演劇1・2』、ナントで「若い審査員賞」受賞!

Photo by Festival des 3 Continents

Photo by Festival des 3 Continents

Photo by Festival des 3 Continents

photo by Sayaka Atlan


Theatre 1 & 2 won the Young Jury's Prize at the Festival des 3 Continents in Nantes, France. Young jury is composed of film lovers aged 18-25. The festival is known for the fact that they discovered such talents like Hou Hsiao-Hsien and Kiarostami.

【2012年度(第34回)ナント三大陸映画祭】コンペティション部門にて、『演劇1』『演劇2』が「若い審査員賞」を受賞いたしました。「若い審査員賞」は、映画を学んでいる学生シネフィルを中心とした、18歳から23歳の7人で構成される審査員団によって選ばれる賞です。ナント三大陸映画祭は、ホウ・シャオ・シェンやキアロスタミを見出したことなどで知られています。

僕のコメント「若い世代の映画離れが進むのを年々目の当たりにしつつ、一人の映画を愛する者としてなんとかしなければ、と思っていた矢先の「若い審査員賞」受賞なので、本当に嬉しいです。最近の若者は集中力が続かないなんて、誰が言ったのでしょうか(笑)。作り手が本気で作ったものは、若い世代にも本気で受け止めてもらえる証拠だと解釈しました。これからも容赦せず、力いっぱいの豪速球を投げつづけたいと思います」

Thursday, November 22, 2012

宇都宮健児氏を支持します

僕はこれまで、特定の候補者や政党に対して支持を公に表明したりすることは控えてきたのですが、近年の日本の政治の危機的状況に鑑み、はっきりと声を上げていく、一市民としての責任があるとの思いを強めています。そこで敢えて表明します。

都知事選に立候補予定の宇都宮健児氏を支持します。以下、「人にやさしい東京をつくる会」に寄せた僕のコメントです。

 多重債務者の救済、反貧困、そして今回の都知事選への立候補。
 弁護士・宇都宮健児氏は、カネにならず損だけれども、私たちの社会にどうしても必要な役目を黙々と引き受ける方だとお見受けする。
 これで、脱原発を望む人にも、教育や福祉の立て直しを望む人にも、表現の自由や人権を守り育てたいと願う人にも、石原前都知事の暴政にノーを突き付けたい人にも、貴重な受け皿ができた。
 ありがたい。
 選挙の候補者に対してこんなに素直な感謝の念を抱くのは珍しい。海外在住のため都知事選へ投票できないのが悔やしい。
 できるなら、1億票くらい投じたい。
 想田和弘(映画作家)



Tuesday, November 20, 2012

日本維新の会の台頭と「戦争とファシズム映画祭」

石原と橋下が野合した政党が一定の支持率を獲得している。大阪で11/30から12/2まで開く「戦争とファシズム映画祭」を開催する意味が強まっている。「血を流す覚悟」を語るのは、合計9時間半の超大作戦争映画『人間の條件』を観てからにしてほしい。

「戦争とファシズム映画祭」のスタッフは、僕も含めて全員ボランティア。湯浅誠さんに誘われて、ささやかながら自分にできることは?と考えて企画し、赤字分を湯浅さんのAIBOが補ってくるからこそ実現した。大勢の皆さんに参加して欲しい。

以下、それぞれの映画についての僕のコメント。

『人間の條件』の全編9時間半が上映される機会は、極めて貴重。DVDも絶版。レンタルもほとんど出ていない。たぶんこんな映画は今や世界中の誰にも作れない。万障繰り合わせて観て下さい。11/30(金)には主演の仲代達矢さんも来て下さいます。

『カーネーションの卵』は、大人たちの戦争を子供たちの視点で描く。静謐な映像が美しい。アゴスティ監督の作品を観る機会は貴重。DVDも出てない。トークでは、ご自身の祖父も危うくファシストに銃殺されそうになったという翻訳家の野村雅夫氏と語り合う。

反体制的な映画を撮った罪で20年間の映画制作禁止と禁固6年を言い渡されたパナヒ監督の『これは映画ではない』。今や日本の表現者にとっても、彼の受難は全く人ごとではない。衝撃のラストショットも見所。トークにはイランの専門家・鈴木均氏。

教師を独裁者に見立ててルールや振る舞いを変えていくことで、制御不可能なファシズムの熱狂が形成されていく過程を描いた『THE WAVE』。ドイツが舞台なのに、大阪の状況と似ていることが多くてびっくり。ゲストにはナチズムに詳しい池田浩士氏。

オーソン・ウェルズが「ノアの方舟に映画を1本だけ載せるとしたら、この映画を選ぶ」と言った名作『大いなる幻影』。1937年に作られたが、全く古くならないどころか、今こそ意味を持つ作品。トークゲストは昔右翼団体に所属した経験もある雨宮処凛さん。

太平洋戦争中に日本軍が支配したパプア・ニューギニアの女性たちの生々しい証言。一方で「慰安所などなかった」と言う元日本軍の男性。正視したくない過去を否認する元日本軍男性の言葉が、橋下発言などとシンクロする。ゲストに本作の監督・関口祐加氏。

1974年製作のベトナム戦争についての傑作ドキュメンタリーだが、今観るとイラクやアフガンを連想してしまう。反戦運動に火をつけ『地獄の黙示録』や『プラトーン』にも影響。ゲストは「たね蒔きジャーナル」存続運動にも関わった放送作家の石井彰氏。

『ゆきゆきて、神軍』は、カメラを武器に積極的に対象へ介入していく、原一男流アクション・ドキュメンタリーの真骨頂。マイケル・ムーアのアポ無し突撃スタイルにも影響を与えた超問題作。原一男監督ご本人がゲスト。35ミリで観れるのはめっちゃ貴重!

併映短編作品『大阪!なくなる?ツアー』シリーズも充実している。橋下市長から“ムダ”と名指しされ、廃止の検討が進められている公共施設。でも本当になくしてしまっていいの?大阪生まれの大学生とフランスからの留学生が若い好奇心で訪ねてみた。

Monday, November 19, 2012

Theatre 1 & 2 in Nantes, France 『演劇1・2』@ナント三大陸映画祭

Theatre 1 & 2 has been selected to the competition of Festival des 3 Continents in Nantes, France. It will be screened at 10 AM on Thursday Nov 22 and Sunday Nov 25. I'm doing a Q&A on the 25th. See you!

『演劇1・2』、ナント三大陸映画祭のコンペ部門に招待されました。11/22(木)と11/25(日)の朝10時から上映されます。僕の質疑は25日です。よろしくお願いします。

http://www.3continents.com/en/film/theatre-1-theatre-2/

Monday, November 12, 2012

日本各地巡礼『演劇1・2』

明日から『演劇1・2』と共に日本各地を巡ります。

明日(11/13 火曜)18時半からは、松山のシネマルナティックで『演劇1』の先行上映+トーク。約1年ぶりだな〜、松山。道後温泉ファンのワタクシ。『演劇1・2』の本格的な上映は12/8(土)からです。
http://movie.geocities.jp/cine_luna/index.htm

神戸アートビレッジセンターでは『演劇1』の公開が始まりました。連日15時からですが、11/16(金)は16時から上映して19時から平田オリザさんとトークをします。トークショーは、なんと入場無料!
http://kavccinema.jp/lineup/332

岡山シネマクレールでは11/17(土)から『演劇1・2』2週間限定公開開始。17日には『演劇1』12:30〜上映後、平田オリザさんとトークに参ります。まだチケットあるそうです。
http://www.cinemaclair.co.jp/a8831.html


11/18(日)は広島の横川シネマで12:40から『演劇1』先行上映会&トークショーに伺います。広島のお好み焼き食いて〜。本上映は12/1(土)から2週間限定。
http://yokogawa-cine.jugem.jp/?eid=1325

福岡KBCシネマでは、12/1(土)から『演劇1』の公開開始。12/2(日)には上映後のトークに伺います。詳細は未定ですが、大学でのイベントも組まれているみたい。『演劇2』は12/8(土)から。
http://www.h6.dion.ne.jp/~kbccine/

Sunday, November 11, 2012

『演劇1・2』4週目に突入も満席! Theatre 1 & 2 goes into 4th Week and it was sold-out!

『演劇1・2』、4週目に入りました。東京のシアター・イメージフォーラム、本日は12:45『1』と16:00『2』の回、いずれも満員お立ち見でした。大勢の方が観てくださって嬉しい反面、お立ち見の方には申し訳ないです…。でも嬉しい。でも申し訳ない。でも嬉しい。の循環。

2部合わせて5時間42分の、それもドキュメンタリー映画を5週間もロードショー公開することは、僕にとっても配給会社にとっても映画館にとってもハイリスクです。正直、ちょっと心配してたんですけど、思った以上に大勢のお客さんに観ていただけて、本当に感謝しています。

Today, Theatre 1 & 2 in Tokyo attracted even more audience than yesterday and some of them had to stand to see the movies on 12:45 and 16:00 show. I feel sorry for them, but at the same time, I'm so thrilled. But I'm sorry. But I'm thrilled.

The distributor, movie theater, and myself all took a big risk to release 5 hours 42 minutes movies in theaters for 5 weeks. Honestly, I was a bit worried. But I'm really grateful that the result turned out to be beyond my expectation.

Saturday, November 10, 2012

想田和弘セレクト「戦争とファシズム映画祭」

11/30(金)-12/2(日)
想田和弘セレクト「戦争とファシズム映画祭」
@大阪・第七藝術劇場

仲代達矢、原一男、雨宮処凛、関口祐加、池田浩士、石井彰、鈴木均、野村雅夫の各氏など豪華ゲスト来場予定!

『人間の條件』9時間半全編、『ゆきゆきて、神軍』、『The Wave』など、短編含めて合計16本を上映。

以下、企画趣旨です。

敗戦から67年。近年「独裁的な強い指導者」や「対外強硬策」を求める声が、いたずらに日本社会で強まっている一因は、戦争とファシズムの記憶そのものが薄れていることにあるのではないかと、僕は感じている。

このミニ映画祭では、戦争とファシズムの生々しい記憶が詰まった、古今東西の優れた映画を独断と偏見で集めた。いずれも、戦争やファシズムを理屈で「理解」するのではなく、「体感」できるような映画だ。

各映画上映後には、ゲストを呼んでトークも行う。映画を観て語り合うことで、戦争とファシズムの記憶を現代日本に、大阪に呼び戻し、みんなで考える機会としたい。学生さん等が作った、オリジナル作品も併映する。(想田和弘)

全ラインナップと詳細↓
http://www.nanagei.com/movie/data/680.html

Wednesday, November 07, 2012

11/29(木)シンポジウム「民主主義にヒーローは必要か?」

11月29日(木)18:30〜
シンポジウム「民主主義にヒーローは必要か?」に参加します。
場所は橋下市政で切られそうなクレオ大阪!喧嘩売ってんの笑?

出演者:宇野重規(政治学者)、國分功一郎(哲学者)、想田和弘(映画作家)、森千香子(社会学者)、湯浅誠(活動家)。

岩波書店主催。参加申込不要。500円(学生・失業者等は無料)。手話通訳あり。保育あり。

http://bit.ly/SszUjh

Tuesday, November 06, 2012

『演劇1・2』地方でのトーク情報

『演劇1・2』
11/13(火)に松山シネマルナティック
11/16(金)に神戸アートビレッジセンター
11/17(土)に岡山シネマクレール
11/18(日)に広島横川シネマ
12/2(日)に福岡KBCシネマ
で上映後トークします。
12/8(土)は平田オリザさんが京都シネマで上映後トーク。

詳細→http://bit.ly/QbGjz3