1月に閣議決定されようとしている「エネルギー基本計画」では、前政権が採った「原発ゼロ」の方針を撤回し、原発推進に転換しようとしています。パブコメがあったので、僕も意見を寄せました。
日本政府は常に結論先にありきなので、パブコメで反対意見が多数を占めても方針を変えないとは思いますが、市民として意思表示をすることは大切だと思います。なんのためのパブコメだ!みんなの意見を聞いたと言うアリバイ作りじゃないか!と毎回思いますけど、無視できない数の意見を送って圧力をかけることも大事だと思います。1月6日が締め切りです。
「新しい「エネルギー基本計画」策定に向けた御意見の募集について」
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620213015&Mode=0
僕が実名で書き込んだ意見は下記。こんなに長い必要はなくて、1行でもよいと思います。
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報道によると、新しい「エネルギー基本計画」案では「原発ゼロ」の方針を撤回し、原発を重要なベース電源としているようです。また、原発の再稼働や核燃料サイクルの推進も明記されているようです。その方針に絶対反対です。
福島第一原発事故がまったく収束してておらず、原発をゼロにしたいという世論も強い中、なぜ、何を根拠に政府は原発推進を決めてしまえるのでしょうか。そもそも、基本計画案を練った諮問機関のメンバーはどのようにして決められたのでしょうか。その大半が原発推進派であったと報道されていますが、それが事実なら、先に結論ありきだったのではないでしょうか。メンバーの選考過程の公開を求めます。
福島第一原発では、今年8月の段階で、1万人を超える作業員が白血病労災認定基準を上回る被曝をしていたそうです。広範囲にまき散らされた放射性物質のせいで、関東・東北では本来ならば放射線管理区域に指定しなければならない空間線量の中、子供たちを含めた人々が生活しています。とんでもないことです。原発を推進すれば、再び過酷事故が起きる可能性も高まります。同じ過ちをまた繰り返そうというのでしょうか。
前政権が決めた「原発ゼロ」方針の堅持・発展を強く望みます。