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Monday, March 22, 2010

アメリカの医療保険制度

熾烈なバトルの末、ようやく医療保険改革法案が通過したようだ。
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201003220116.html

公的医療保険が見送られるなど、相当後退してしまった感はあるけれども、とりあえず前よりはマシになるのではないか。

だって、日本人には信じられないだろうけど、アメリカには公的な保険制度がないから、保険会社もみんな民間。つまり、利益を追求する集団。だから、今までは既に病気の人や、DNA鑑定等で家系的に病気になりそうな人は、新たに保険に入れなかった。少なくとも、保険会社は拒否できた。そんなのって、どう考えたって生存権を否定されてる。基本的人権がない状態だ。

そういうことが今回の法律で禁じられるだけでも、大きな前進だと思う。

それにしても、アメリカの医療費はめっちゃ高い。そして保険料もめっちゃ高い。だって、保険料が夫婦で月に800ドル(8万円弱)って、信じられます?年間にして100万円近いよ。車が買えちゃうよ〜。しかもそれだって安い方ですよ。

こないだまで払って来たけど、あまりにバカらしくなって、外国人用の時限付きの安い保険を見つけて来て切り替えた。安い分、カバーは限定的になるけど。

この法案で保険料も下がるはずだということだけど、ホント、下がらないとこの国はダメですよね。

2 comments:

  1. ざんじ8:09 PM

    お久しぶりです。
    まだテレビでや新聞でみた程度ですが、国会での論戦、市民の運動、オバマの説得術、どれをとっても、アメリカ・デモクラシーの底力と、わが国との歴然とした政治レベルの差を感じました。
    外交では「核削減」でイニシアティブをとり、内政では今回の医療保険問題をクリアし、オバマの危機はちょっとは去った感じでしょうか。そちらの実感としてはどうですか?

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  2. ざんじさん

    お久しぶりです。オバマ民主党と鳩山民主党は、似た様な期待を背負って登板し、失望され、相似形の支持率下降曲線を描いているように感じますが、アメリカ政府はこの件では少し挽回したような感じはあります。しかし、オバマ大統領に期待が大きかった層は、アフガン増派とか原発推進政策とかによって酔いを醒まされたので、懐疑的な空気もあります。

    日米の決定的な相違点は、オルタナティブ=野党の強さですかね。共和党は相変わらず強いですが、自民党はガタガタですもんね。

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