10月15日からは、台湾の南方影展(South Taiwan Film Festival)に参加。週末ごとに映画を見せる映画祭。今週末は僕の映画3本(『選挙』『精神』『Peace』)だけを見せるとは知らなんだ。どの映画にもかなり多くの観客が来てくれ、質疑応答もそれぞれ白熱した。
台南市には路地が多い。路地が好きな僕にとってはブラブラ歩くのが楽しい街である。道教のお寺がそこら中にあり、しかも人々で賑わい、地域の集会所のような役割を果たしてる。日本ではほぼ壊れてしまった伝統的な共同体がまだ生きている。
一方で新しい現代的なビルも次々に建ち始めている。新しいものと古いものが共存している。と、書きながら、この表現はかつて日本を描写するのによく使われたものだなと気づく。今や日本では「古いもの」はほぼ消滅している。
一方で新しい現代的なビルも次々に建ち始めている。新しいものと古いものが共存している。と、書きながら、この表現はかつて日本を描写するのによく使われたものだなと気づく。今や日本では「古いもの」はほぼ消滅している。
日本統治時代に建てられた日本の建物も多い。そのほどんとは朽ちかけている。日本政府が建てたという講堂に入ったら、僕が通った小学校の講堂と同じ臭いがした。ふと、講堂で入学時に受けた予防注射のことを思い出した。
色々と世話や案内をしてくれている映画祭のスタッフには、若い人が多い。台南芸術大学では、『Peace』の上映と質疑応答をした。ドキュメンタリー作りを専攻するマスター・コースの学生さんが対象。みんな作り手なだけに、作り手の立場での質問や意見が多かった。近くにある台湾ビールの工場で飲んだ生ビール、めっちゃ美味。
映画祭が作ってくれたポストカード。シンプルなデザインがとても気に入っている。
(ツイッターでつぶやいたものを元に再構成しました)
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