Monday, September 24, 2012

『演劇1』『演劇2』前売り券、発売中!

『演劇1』『演劇2』のチケットは、前売りのセット券が2600円。当日券1800円X2だと3600円だから、断然お得です。東京の劇場用の前売り券はネットでも買えます。
http://bit.ly/OOMyMT


Saturday, September 22, 2012

World Premiere of Theatre 1&2 at Busan Film Fest 『演劇』2部作の釜山国際映画祭ワールドプレミア上映

Theatre 1 & 2 will be world-premired at the Busan International Film Festival at 14:00 on Saturday, October 6th (Lotte Cinema Centum City 2). Another screening will be held at 10:00 on Thursday, October 11th (CGV Centum City 3). I'll do an Q&A on Oct. 6th. See you!

釜山国際映画祭での『演劇1』『演劇2』ワールドプレミア上映の予定、出ました。10/6の14時から(Lotte Cinema Centum City 2)と、10/11の午前10時から(CGV Centum City 3)、2部を一挙に上映します。僕の上映後トークがあるのは、10/6の回です。See you!

English
http://www.biff.kr/eng/html/program/prog_view.asp?idx=7392&c_idx=43&sp_idx=234&QueryStep=2

PROGRAM NOTE
This magnificent six-hour documentary, divided into and , meticulously observes the artistic world of Japan’s leading theater director, Hirata Oriza, and his company, Seinendan, just as it observes the relationship between art and society. reveals Hirata’s elaborate creative process, which captures even the smallest nuance of performance and his persistent efforts to keep his company. traces the director’s relation to society for feasibly maintaining his company and the art form that is theater. He meets with government authorities and actively attracts sponsors; he goes around local towns promoting theater and advocates theater education in schools. And his theater reaches beyond the borders of Japan and interacts with the world. Director Soda Kazuhiro invested 307 hours of shooting time from July 2008 to March 2009 and dedicated a further 2 years of editing to complete this film. Born out of this intimate relationship, the film takes the Seinendan and artistic world of Hirata to the exciting drama of humanity and leads us into the world of theater. (CHO Young-jung)

Korean
http://www.biff.kr/kor/html/program/prog_view.asp?idx=7392&c_idx=43&sp_idx=234&QueryStep=2

PROGRAM NOTE
<연극 1>과 <연극 2>로 나뉘어진 6시간을 넘는 이 장대한 다큐멘터리는 일본을 대표하는 연출가인 히라타 오리자와 그가 이끄는 연극단 “청년단”의 무대예술의 세계와 예술과 사회와의 관계를 꼼꼼히 관찰하는 다큐멘터리이다. <연극 1>은 연기의 미세한 부분까지 놓치지 않는 히라타의 정교한 연출 방식과 연극단을 유지하기 위한 그의 지난한 노력을 보여준다. <연극 2>는 이 연극단과 연극이라는 예술형식을 지키기 위해 히라타가 사회와 맺고 있는 관계를 추적한다. 그는 정부관료를 만나고, 후원자를 유치한다. 지방을 다
니며 연극을 전파하고, 학교에서 연극교육을 실시한다. 그리고 그의 연극은 일본을 넘어 세계와 교류한다. 소다 감독은 이 작품을 2008년 7월부터 2009년 3월까지 307시간의 촬영시간과 2년의 편집기간을 걸쳐 탄생시켰다. 이 밀접한 관계를 통해 태어난 이 작품은 청년단과 히라타의 예술 세계를 흥미진진한 휴먼드라마로 승화시키며, 새로운 연극의 세계로 안내한다. (조영정)

Monday, September 17, 2012

9/29 Guam Film Fest グアム映画祭

Peace will be shown at the Guam International Film Festival at 3:55 PM on Saturday, September 29, 2012. I and Kiyoko will be there for an Q&A. See you!

グアム国際映画祭で『Peace』が上映されます!9/29(土)の午後3時55分から。僕と柏木も質疑応答に参ります。See you!

http://www.guamfilmfestival.org/peace/

Wednesday, September 12, 2012

橋下ノンポリ説 第2弾

一部に誤解があるようなのでこのあいだの「橋下ノンポリ説」に補足すると、橋下は今たまたま右翼的言説がウケる世の中だから右翼的言説をふりまいているだけなんです。世が世なら、君が代ではなくインターナショナルの起立斉唱を義務づけてると思うよマジで笑。それが橋下的ノンポリ。たちが悪い。僕はノンポリを免罪しているのではなく、厳しく批判しているわけ。

僕が言うノンポリとは、政治思想を持たない人ではなく、自らの政治性に無自覚である人を差します。なぜ無自覚では困るかというと、政治的存在でない人間はこの世に一人もいないにも関わらず、自分は政治的存在でないと誤解し、無意識に自らの政治的立場を他人に押し付けるからです。

例えば原発が日本に乱立したのは、国民の大部分がノンポリだったからですよ。ノンポリを自認する人々は「原発?よく分かんないけど、電気必要なんじゃないの〜」と言って原発が立つことを黙認してきたわけですが、それは立派に政治的行為なわけです。でも本人はそれが政治的だとは一切思っていない。

橋下を支持している人の大部分は、僕の言うノンポリでしょう。「橋下?よく分からんが政治を変えてくれそう」といった言説を、彼らは政治的だと自覚しません。たぶん自分は政治的に中立だと思ってる。でもそんなわけないでしょう。立派に橋下側に加担してますよ。それに無自覚なのがノンポリなんです。

ノンポリの特徴は、そのときどきに必ずメジャーな意見の側に立つということです。意見の内容いかんに関わらず。つまり常にマジョリティを形成するので、政治的に無自覚でいられる。人間が自らの政治性を自覚するのは、往々にして自らがマイノリティとして抑圧される経験をするときです。

橋下が新自由主義的なのは世の中の主流の価値観が新自由主義でそれを無自覚に吸収して育ったからだし、慰安婦問題などで歴史修正主義的発言をしているのも、世の中の空気が歴史修正主義的だからですよ。彼は究極のノンポリなんです。つまり政治的立ち位置は何だっていい。世の中のマジョリティでさえあれば。

ここで大事なのは、民主主義=多数決と言い切ってしまう民主主義観だと、橋下でいいじゃんという結論になることです。橋下は常にマジョリティにつくわけですから。でもそれじゃ困るんですよ、少なくとも僕は。常に少数派だから笑。最後は多数決で決めるにしても、少数派も尊重してもらわないと。

そういう意味では、橋下問題では日本人の民主主義観が問われているんですよね。実際、橋下って多数決で決まったことに従いたくない人(=少数派)は出て行けっていう人でしょ。今は「従わないヤツは公務員を辞めろ」って言ってますけど、国政を担うようになったら「国から出て行け」になりかねない。

「出て行け」ならまだマシで、下手すると「従わない奴は死ね」になりかねないのが橋下の危うさだと、僕は本気で思っています。「そんなバカな」という人、歴史を見て下さい。実例に事欠きません。もちろん僕の危惧は間違っているかもしれない。でも、当たってたら大変です。だから警告しているのです。

ちなみに、ノンポリ、つまりマジョリティの側の人間は、どのようにマジョリティ側の意見や空気を察知するのか。たぶんそれは、魚の群れと同じじゃないかと僕は思っています。つまり互いに参照し合うわけです。で、一定の数がドーッと右へ行けば右へ行く。右が正解かどうかは関係ない。そういう感じ。

人間も群れをなす動物ですから、それはある程度仕方のない習性なのだとも思います。僕にも勿論そういう部分があるし。でも、人間には理性もあるわけですから、最低限、そういう習性が自分たちにあるということは自覚した方がいい。でないと、崖のある方向にドーンとみんなで突っ走っちゃいますよ。

「日本人は賢いから大丈夫」だと言うみなさんはお忘れかもしれませんが、私たちには断崖絶壁へみんなで突っ込んだ痛い経験があります。勝てる可能性なんてゼロなのに、アメリカ相手に戦争をしたことです。あの手の取り返しのつかない事態を、なんとしても避けねばならない。そう、思っています。

こんなこと書くと、想田は多数派一般ピープルを蔑視すんのか!偉そうに!というお叱りがくるのだろう。でもね、多数派の支持と熱狂がなかったら第二次世界大戦は起きなかったし、日本に原発は乱立しなかったはずでしょう。その事実を無視して、一般人は常に正しいって言うのはイデオロギーですよ。

僕も含めた私たち人間の群れには、皆で力を合わせて破滅に向かって暴走する危険性が常にあるんだということを言いたいのです。それは民主主義というシステムの重大な副作用でもある。だからといって民主主義をやめる訳にはいかないわけで、要はみなさん気を付けましょうということです。自戒も込めて。

Monday, September 03, 2012

Premiere of Theatre 1 & 2 『演劇』2部作プレミア決定!



『演劇1』『演劇2』の釜山国際映画祭でのワールドプレミアが決定しました!

また、東京・シアター・イメージフォーラムでの公開初日が10/20(土)に決定。5週間限定公開です。

今日9月4日は佐藤真監督の命日。平田オリザ氏と青年団を佐藤監督も撮ろうとしていたことを、平田氏に撮影を申し込みに行ったときに知って鳥肌が立ちました。

今日が東京公開日と釜山プレミアの情報解禁日であることに不思議なご縁を感じます。

It's official. Theatre 1 & 2 will be world-premiered at Busan International Film Festival in October!

Also, the opening day at Theater Image Forum in Tokyo has been set to October 20th. It will be 5 weeks run.

Today, September 4th, is the day the director Makoto Sato passed away. When I first met Oriza Hirata to propose this project, he told me that Mr. Sato also was planning to make a similar movie before he died.

What a coincidence to be able to announce both Busan and Tokyo engagements on such a day.