Thursday, August 30, 2012

同世代のノンポリ・モンスター、橋下徹について

参議院廃止、議員定数半減、首相公選制…。自分が日本を独裁するための制度を具体的に提案してきた人間は、たぶん橋下くんが初めてでしょう。それはあまりに突拍子もない、普通はあり得ない野望だし、本人はタレント出身だと軽く見られてるから、日本国民の大半が無防備だという皮肉。

まあ、普通は「そんなバカな。考え過ぎです」という反応なのでしょう。「橋下みたいな劇薬を使いこなせないと」っていう人も多いようです。でも劇薬飲んでるうちに死んでしまいかねないですよ。劇薬なんか使わずに、自然療法でゆっくり治していけばいいじゃないですか。僕の言うことが杞憂ならいいんですが。

でも、日本に一時帰国して約1か月。マスコミの論調を眺めていると、橋下政権を誕生させようというのが規定路線のように見えます。ファシズム政権が誕生する過程というのは、こういうもんなんだなあと、絵巻物のごとく眺めている自分がいます。

橋下の強みは、たぶんみんなから低能に見られていることにあるんですね。タレント出身の政治家に何ができるっていう蔑視が、有権者の中にも、プロの政治家の間にも、どこかある。だから彼が権力を握ることを警戒しない。むしろ橋下を利用してやろうというスケベ心を出す。これが最大の落とし穴です。

橋下は僕より1つ上。1969年生まれ。同世代です。だからよく分かるんですよ、彼のああいう、政治思想の真空状態で育った感じは。政治の歴史の積み重ねなんて興味ゼロ。もともと恐ろしいくらいノンポリ=荒々しい主流の価値観を無自覚に吸収した人間だと思います。同世代が生んだモンスターですね。

で、僕らの世代くらいはノンポリが非常に多いんです。先の戦争は実感として遠い昔の話だし、生まれたときには学生運動も終わってる。安定的経済成長の中、主流の価値観から脱落せずにせっせと立身出世すれば明るい未来が待っているものだと誤解して育った世代です。橋下くんはその典型に思えます。

ノンポリ=政治的でない、と誤解されがちですけど、ノンポリであることは主流の価値観を肯定してるわけですから、極めて政治的なんです。ただそれに無自覚なんですね。原発が乱立しようが公害で海や川が汚れようが、自分は困らないので全然オーケー。それがノンポリであり橋下です。

でも、大人として成熟していく過程で、いろんな体験をしたり人に出会ったりして価値観にも修正を加え自らの政治性にも自覚的になっていく人もいるんです。僕もそうでしたし、今でも現在進行形です。でも、橋下クンにはそういう形跡がみられない。ノンポリのまま政治家になっちゃたんですね。

橋下が無節操に、自分に得があるならどことでも組もうとするのは、ノンポリだからでしょう。そしてノンポリであることが既成の政治にノーを突き付けることだと、本人も有権者も誤解している。でもそれは子供に政権とらせてみようっていうのと同義です。

自らの政治性に無自覚という意味での橋下的ノンポリの困った点は、自分の価値観や政治性を相対化できていない点です。社会の主流の政治的立場を無批判に吸収して育っただけなので、それになじまない人間が世の中にいることが理解できません。だからこそ独善的で不寛容で非論理的になります。

橋下がノンポリなら、なぜ君が代や日の丸を強制するんだという疑問があるかもしれません。でも、彼が右翼思想に基づいて強制しているとは思えません。あれはたぶん「えー、国歌は斉唱するもんでしょ」というノンポリ的な常識論で「なんとなく強制」しているのです。しかも踏み絵としては丁度いいので。

ノンポリ的な常識論の厄介さは、自分が政治的な立場を他人に強制しているという自覚すらない点です。「だって当たり前でしょ」「逆になんで歌わないの?」で済ませてしまうので、議論にもなりません。自らの政治性に無自覚なので、他者に守るべき政治的・思想的立場があることすら想像できません。

橋下くんが「君が代問題は思想良心の自由の問題ではない」と言うのは、たぶん本心なんだと思います。彼にとってはどうでもいい問題なんで、不起立にこだわる気持ちも分からないんだと思います。でも同時に「上司の命令なのに立たないのはおかしい」っていう常識論は振りかざす。ノンポリだから。

(ツイートをまとめました)

Tuesday, August 28, 2012

橋下機長の戦争観

「慰安婦=風俗」っていう認識の橋下機長。凄いねえ。戦争ってものが全く分かってない。コスプレの延長くらいに思ってるんだろうな。

戦争で他国に兵士が出て行く。彼らの性処理に現地の女性が当たる。この構図を前にして「戦争中だから仕方なかった」と開き直るのか、「戦争とはかくも悲惨なものだから決して戦争はすまい」と決意するのか。橋下機長は明らかに前者であり、そういう人物を自衛隊を指揮する人間にしてはならない。

確かに酷いことをしたのは日本軍だけではない。米軍だって原爆を2度も落としたり酷いことをした。今もアフガンで酷いことをしてる。それを「戦争だから仕方がない」と開き直るのか、「過ちは繰り返すまい」と決意するのか。橋下機長はきっと前者なのだろう。国政など任せてはならない。

橋下機長は慰安婦問題を性道徳の問題にすり替えようとしているが、これは「戦争をどう考えるか」「戦争に対してどう向き合い、どんな態度をとるか」という問題なんです。性道徳の問題ではない。

逆に言えば、いまどこかと戦争をして自衛隊を他国に送り出すとしても、たぶん慰安所的なものは必ず出来てしまうんですね。米軍の兵士がアブグレイブ刑務所であの虐待事件を犯したのは、偶然ではなく必然です。人が人を殺しに行くというのは、そういうことなんです。だから戦争はダメなんでしょ。

(ツイートをまとめました)

Sunday, August 26, 2012

少子化なのに?

そういえば、最近、僕が子供の頃よりも受験戦争が激化し、子供たちがますます塾とかでガリ勉しているように見えるのは、なんで?錯覚?少子化で競争がゆるくなったんじゃないの?

地元の本屋さんに行ったら、フロアの3分の1くらいが参考書で占められていてびっくりした。軒並みシャッターが降りてる商店街で、唯一ピカピカのビルで営業してるのは塾や予備校だし。それを眺めながら、少子化で受験戦争が沈静化してしまったら、困る大人が大勢いるんだろうなと、フト思った。

さびれた商店街と、元気な塾や予備校。実はこれは同一の現象だ。つまり子供が「いい学校」に進学しようと勉強するのは、田舎から都市へ出て行くため。僕もそうだったから分かる。親も無意識にそれを望んでいた。とはいえ、すっかりシャッター街と化したわが街の「商店街」を歩くと切なくなる。

それにしても、大人の世界の論理が子供の世界を侵蝕していることには違和感を覚える。点数を上げるために必死でガリ勉する子供たちは、ノルマを達成するために身を粉にして働く大人たちとそっくりである。親が過保護になったという割には、本質的な意味では子供の世界は保護されていない。

『演劇』逆取材第3弾:演劇な人々 in 東京 People who interviewed me on Theatre in Tokyo

『演劇』逆取材第3弾:演劇な人々 in 東京です。取材して下さってありがとうございました〜。

朝日新聞

佐々木敦さん

Saturday, August 25, 2012

横浜借景とneoneoイベント

8/23は篠崎由紀子さんとハイネ君が企画し出演している「横浜借景」を観た。めちゃくちゃ面白かった。「借景」というだけに横浜の実際のモールを舞台にしてしまうのだが、虚と実の入り交じり方がハンパなく、極めてドキュメンタリー!終始ニヤニヤしてしまった。26日まで1日8回公演。おススメです。

普通の通行人と出演者が入り乱れて「横浜借景」は進む。出演者には独特のテンションがあるのですぐに「演者だな」と分かるんだけど、通行人にもそういうテンションを持ってる人が多くて、だんだんみんなが出演者に見えてくる。僕ら見学者も含めて(笑)。日常生活の演劇性を実感させられたな〜。

途中、出演者がちょっと奇妙なことをしているのを、たぶん本物の警備員らしき人が咎めるハプニングがあったりして、でももしかしたらそれも仕込んであるのかな、なんて思ったりして、ホント、虚と実が入り乱れる。こういう趣旨の企画は昔からあったとは思うけど、作り方が洗練されていて心地よかった。

僕ら観客は無線のヘッドフォンを付けて鑑賞するんだが、そこから流れる効果音、音楽、柴幸男さんのテキストが面白さを増幅している。「百年前、ここは海だった。建物の寿命は80年なので百年後にこの建物はない」という趣旨の言葉が、いまそこに自分がいることの不思議さを実感させて印象的だった。

夜は雑誌『neoneo』創刊記念で上映された小川紳介監督『どっこい!人間節 寿・自由労働者の街』を観た。最初の1分くらい遅れてしまったけど、素晴らしい映画だった。厳しい状況を描いているはずなんだけど、僕には人々が活き活きと見えたし楽観的に思えた。

小川プロのプロデューサーだった伏屋博雄さんに打ち上げでお聞きしたところ、小川監督は三里塚の映画等を撮りながらも、ご本人は左翼思想に興味がなかったらしい。彼の映画が政治的題材を扱ってはいるけど、全然政治的ではなく、そこから横溢するものに溢れているのはそのせいかもしれない。 

石川直樹×諏訪敦彦のトークも面白かった。いわゆる「ドキュメンタリー映画」のど真ん中にいるわけではないお二人にトークを依頼したことに、ドキュメンタリーという概念・手法そのものを問うていこうという『neoneo』の編集方針と気概を感じる。大いに刺激的である。

それにしても、昨晩の『neoneo』の上映+トークがほぼ満席だったことは、とても頼もしく嬉しい現象であった。遅れて入ったので、暗闇のなか席を見つけるのに苦労したけどね笑。
(ツイートを再構成しました)

Sunday, August 19, 2012

尖閣諸島を巡る対立について

尖閣諸島を巡る負の連鎖が恐ろしい。「毅然とした態度」を示したり「領有権を堂々と主張」したりすればするほど、火に油を注ぐ。普段の人間関係に置き換えてみれば当たり前だろう。その単純な原理を理解せず、ガキの喧嘩を煽る政治家やメディアや人々が、日中双方に多過ぎる。甚だ危険だ。

この負の連鎖を加速させたのは石原慎太郎による尖閣購入計画であることは間違いない。野田政権も国有化を宣言して更に事態を悪化させた。この負の連鎖の「原因」を、打開に向けた「ソリューション」だと勘違いする人が多過ぎる。

山谷えり子参院議員や長尾敬衆院議員も尖閣に上陸したらしいが、彼らはそれが解決策であり、中国側が「参りました」と降参すると本気で思っているのだろうか?普通に考えれば、中国側はますます反発を強め、上陸する議員も増えるだろう。すると日本側も同じことをする。その先に何が待つのか?

このまま日中双方の上陸合戦が続けば、逮捕者や小競り合いも増えるだろう。双方の国民の熱狂は高まり、軍事衝突が起きるかもしれない。戦争も起きかねない。日本にミサイルが撃ち込まれるかもしれない。しかしそれでも、いわゆる「愛国者」は「我々は正しいことを主張した。仕方がない」で済ますのか?

「尖閣を守れ」と行動するいわゆる「愛国者」たちは、もしかしたら「大義のためには戦争もやむなし」と考えているのかもしれない。しかし、それが本当に愛国的な態度であろうか?本当に日本や日本人を愛するなら、何が何でも戦争を避けるための行動をとるのではないか?

尖閣諸島問題で強硬論を唱える人は、上陸して逮捕された香港の活動家や政治家たちの、あの怒りと倒錯した「愛国心」で奇妙に歪んだ顔を思い浮かべた方がよい。それは、強硬論者みなさんの鏡像である。

(以上、ツイートをまとめたものです)

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お詫びと訂正:「山谷えり子参院議員や長尾敬衆院議員も尖閣に上陸したらしい」とツイートしましたが、続報によれば、実際に上陸したのは地方議員5名と民間人5名だったようです。山谷氏らは船上での慰霊には参加しましたが、上陸はしなかったようです。http://bit.ly/NSEOHi

チェルフィッチュの岡田利規さんと対談


8/14、『女優の魂』(8/17〜)を横浜で稽古中の岡田利規さんのところへ押し掛け、『演劇』2部作や演じること、演劇について語り合った。これまた面白かった〜。『演劇vs映画』に収録します。撮影は東風の向坪さん。

Sunday, August 12, 2012

青年団俳優と座談会 Discussion with Actors of Seinendan

青年団の俳優さんたちと座談会をした。参加者は山内健司、島田曜蔵、松田弘子、志賀廣太郎、古舘寛治、能島瑞穂、近藤強の各氏(順不同)。岩波書店から刊行予定『演劇vs映画 ドキュメンタリーは「虚構」を映せるか』に収録予定。

絶えず爆笑しながらも、虚構とは、リアルとは、とますます考えさせられる面白い話がたくさん聞けた。

写真は『演劇』配給会社の社長・木下繁貴さん。最後のだけ僕がカメラをお借りしてパチリ。


志賀廣太郎さん

島田曜蔵さんと能島瑞穂さん

山内健司さん

近藤強さん

松田弘子さん

古舘寛治さん





Saturday, August 11, 2012

平田オリザ氏との対談 Discussion with Oriza Hirata

岩波書店から刊行予定『演劇vs映画 ドキュメンタリーは「虚構」を映せるか』と『世界』に収録予定。あんだけ密着してたのに、オリザさんと差しでちゃんと話したのは初めてかも。めっちゃ楽しかった〜。写真は『演劇』配給会社の社長・木下繁貴さん。うまいっす。







Friday, August 10, 2012

『演劇vs映画 ドキュメンタリーは「虚構」を映せるか』

岩波書店から10月に刊行予定の映画『演劇』本のタイトルが決定した。題して、『演劇vs映画 ドキュメンタリーは「虚構」を映せるか』。挑戦的でしょ?

この本の半分は僕の書き下ろしの文章。あとの半分は、様々な方々との対談や鼎談、座談会を収録する。

今日はライムスター宇多丸さんとの対談、そして青年団の照明家・岩城保さん、舞台美術家(セノグラファー)・杉山至さんとの鼎談を行った。明日は平田オリザさんとの「サシ」での勝負〜(笑)。台本無しのぶっつけ本番は、観察映画と一緒!

ライムスター宇多丸さんと。映画『演劇』から80年代半ば以降のアイドルやお笑いまで、脱線のようで脱線でない話が展開した。

照明家・岩城保さん、美術(セノグラファー)・杉山至さん。二人とも、めちゃシブい!

Thursday, August 09, 2012

逆取材第2弾:演劇な人々 in 大阪 People who interviewed me on Theatre in Osaka

『演劇』2部作を取材して下さった方々を逆取材 in 大阪(まだまだ続きます)。取材して下さったみなさん、ありがとうございました。To be continued!!!!

FM千里

イグザミナ

日本経済新聞

さくらFM

朝日新聞&産經新聞

ラジオ関西

コープ自然派情報誌&神戸新聞&ジャーナリストネット

ラジオの街で逢いましょう

キネプレ&シネルフレ&田辺祐貴さん&ぴあ


カジカジ

大阪日日新聞&毎日新聞

FMあまがさき

中村一成さん

Tuesday, August 07, 2012

逆取材第1弾:演劇な人々 in 東京 People who interviewed me on Theatre 1 & 2

今回も『演劇』2部作を取材して下さった方々を逆取材。その第1弾(まだまだ続きます)。取材して下さったみなさん、ありがとうございました。To be continued!!!!


産經新聞

シアターガイド

東京カレンダー


すばる

デイリースポーツ

シアター・テレビジョン

Choice!

Mammo TV

マガジン9

Real Tokyo

読売新聞

日本経済新聞

キネマ旬報

Sunday, August 05, 2012

近々参加予定のイベント

8/8(水)18時半〜20時半
内田樹先生 × 小暮宣雄先生 x 想田和弘
「異色の顔あわせ3人による“究極の文化論”―オリンピックを凌ぐ意外性―」
@大阪市立「住まいの情報センター」
〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋6-4-20 3F
最寄り駅大阪市営谷町線 天神橋筋六丁目 3号出口 直結 大阪環状線 天満 徒歩 7分
協力券1500円。
→チケットぴあ
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1234039&afid=700&__from=twitter
チケットピアでの取り扱いは7日の23時59分までです。お早めにどうぞ。

8/11(土)ドキュメンタリー映画『眠れぬ夜の仕事図鑑』トーク
18:30の回上映後、渋谷のシアター・イメージフォーラム。
http://www.imageforum.co.jp/theatre/

8/12(日)
ドキュメンタリー映画『死刑弁護人』トーク
19時の回上映終了後、ポレポレ東中野。
http://shikeibengonin.jp/news.html

8/14(火)
ドキュメンタリー映画祭「青の映画祭 ~ゆとり世代は止まらない!~」トークゲスト
僕が参加するのは18時半から1時間くらい。
チケットの購入は hanakichigai@gmail.com にお名前、購入枚数をご連絡ください。
http://hanakichigai.info/menu.html

Friday, August 03, 2012

官邸デモに参加して

原発とは暴力であるから、それを否定する脱原発運動は非暴力でなければならない。だから官邸前デモが極めて平和的であること、素晴らしいと思う。それだけに警察の市民を分断するやり方には違和感を抱く。暴力的だとすら思う。

しかし、それでも脱原発運動は非暴力・平和的な手段と雰囲気を粘り強く維持する必要がある。これは運動の根幹に関わる。それにしても、僕が知る限りずっとノンポリだった日本人が、これほどまでに政治的存在として覚醒しつつあること自体、特筆すべきではないか。

また、「人が集まる」ということをあれほど警察が警戒し「集まれなくする」のは、逆に言えば「人が集まる」ことに脅威を感じている証拠であり、デモに意味がある証拠。やはり人間は本能的に群れをなす動物なのであり、群れることで力を発揮する。変な話、僕らは「いかに群れるか」を考えるべき。

そして、今回デモに参加して感じたのは、日本人は元々「群れること」に長けているということだ。強力なリーダーがないなか秩序を保つためには、互いが互いの動きを参照しながら自らの動きを微細に調節していく必要があるが、それは満員電車もサバイブできる日本人のお家芸。決して皮肉ではなく。

この「群れることに長けている」という気質は、下手をするとファシズムの基盤にもなり注意も必要だが、脱原発という目標に向かって集団で恊働するには必要な気質でもある。運動の成否は、この気質をいかに平和的に発揮し、ファシズムに陥ることなく持続できるかということなのではないか。

(ツイッターでのつぶやきをまとめました)