Monday, March 02, 2009

都内で特別試写

昨日は中央法規出版の編集者の方と、僕がいま執筆中の『精神』に関する本についての打ち合わせをした。すでに書き上げていた第一稿について、コメントやご要望を聞いて、第二稿に取りかかるためである。

その後、都内の映画美学校第1試写室で、『精神』の特別試写を行った。席はだいたい埋まっていたし、盛況だったのであるが、質疑応答でガラにもなく緊張し、話しながらも息がしにくくてどうなることかと思った(汗)。でも、緊張の理由がよく分からない。強いて言えば、Mixiのメンタルヘルス系コミュで募集した当事者(病を患っている方)や、医療関係者の方、マスコミの方などが、主な出席者だったからかなあ。

しかしお客さんの質問は、容赦ない。「いくら気を付けても、映画を撮ることで患者を傷つけてしまう可能性は消えないと思う。それについてどう思うか?」「撮影許可を得たときの患者さんが、合理的な判断ができる状態かどうか疑問があるが、それについてはどう対応したのか?」など、本質的かつ難しい問題に切り込んでこられる彼らに、めまいでフラフラしながら何とか精一杯答えた。

お客さんの一人がその場で「統合失調症である」とカミングアウトされ、「病気の人とそうでない人との間にはっきりとした境界線があると思うか?」と聞いてこられたのも印象的だった。

『選挙』の山さんご夫妻が駆けつけてきてくれて、山さんが質問してくれたときには、会場がどっと笑って、それでちょっと緊張がほぐれた。山さん、ありがとう!

今後の試写は3月6日から、都内で週に1回のペースで、計10回ある。

6月からの劇場公開に向け、いろんな方に観てもらって、口コミやブログで広めていって欲しいので、試写状をご希望の方は、弊社のメールアドレスまでご住所を添えてご一報ください。希望される理由も教えていただけると助かります。なお、数に限りがあるので、希望者が多過ぎる場合には、お断りしなければならない場合もありますので、ご了承下さい。 (具体的な日程や場所は個別にお教えします。試写状がないと入場はできません)

info@laboratoryx.us

**ご希望の方多数につき、取り敢えず受付を終了させていただきました。どうもありがとうございました!
(マスコミの方、批評家の方、精神医療関係者の方等は、配給のアステア社まで直接お問い合わせ下さい)。

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