Wednesday, January 21, 2009

オバマ政権に期待する

あの史上最悪の大統領を8年間も最高権力に居座らせてしまうのがアメリカなら、その直後にオバマ大統領を選べるのもアメリカである。

昨日のテレビでブッシュ夫妻がどこか寂しげにヘリコプターに乗り込み、ホワイトハウスから飛び去るのを眺めながら、ああ、これでやっと、バカバカしく腹立たしくもあまりにもリアルな悪夢にピリオドが打たれるのかと、安堵した。

アメリカ人には、このような過ちを二度と犯して欲しくない。

オバマ大統領は初日から、グアンタナモ収容所を閉鎖するための手続きを開始した。

あの非合法な収容所を強引に作れてしまうのが大統領なら、それを鶴の一声でつぶせるのも大統領である。

今は、酷い権力者によってメチャクチャにされてしまったアメリカを、世界を、ひとつひとつ8年前の状態に戻してもらうことを期待するしかない。

http://www.asahi.com/international/update/0121/TKY200901210329.html

【ワシントン=梅原季哉】オバマ米大統領は20日、ブッシュ前政権がキューバ・グアンタナモ米軍基地に対テロ戦収容所と併設した特別軍事法廷について、閉鎖への見直し作業に入るようゲーツ国防長官に命令した。公約の一つに掲げてきたグアンタナモ収容所閉鎖に向け、政権発足初日からさっそく具体的な第一歩に踏み切った形だ。
 ロイター通信などが伝えた。グアンタナモ収容所全体についても、期限を設定して閉鎖を命ずる大統領令を一両日中にも出す可能性が取りざたされている。オバマ大統領は21日、ホワイトハウスで米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長らと会談。イラクから米軍戦闘部隊の大半を16カ月以内に撤退させる公約についても指示する。経済チームの会合も開く。
 特別軍事法廷については、オバマ氏の意を受けて検察側が20日、予審も含め現在進んでいる全事件について、120日間の休廷を法廷の軍判事に申し立てた。一部については軍判事が21日、受理決定を出した。弁護側は以前から法廷の枠組みそのものを批判しており、事実上の活動停止につながる可能性もある。
 オバマ大統領は、前政権による国際法無視の典型として国内外から批判を浴びてきたグアンタナモ収容所の閉鎖を公約してきた。だが収容者の中でも、9・11同時多発テロの首謀者とされるハリド・シェイク・モハメド被告(予審中)ら、国際テロ組織アルカイダの幹部をどう処遇するかが焦点となっていた。通常の司法の枠組みで訴追する方針になるとの見方が強まっている。(朝日新聞)

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