今日はマノスク映画祭の最終日。この映画祭では、映画の作者を会場に呼ぶことに力を入れていると書いた。だから上映後の質疑応答にもたっぷり時間をとってあり、『選挙』の質疑応答も1時間近く続いた。
ところで、この質疑応答をどう呼ぶのかで、お国柄が出るから面白い。フランスでは、「ディベート」と呼ぶ。いかにも討論好きのフランス人らしい呼び方である。アメリカでは「Questions and Answers」を縮めた「Q&A」というのが一般的。行為をそのまんま記述するだけの、アメリカらしい表現だと思う。韓国では、「Guest Visit」という呼び方だった。お客さんを手厚くもてなす韓国人らしい発想かもしれない。一方、日本では最近、「ティーチ・イン」という呼び方をすることが多いようだ。作者を先生に見立て、何かを教えてくれるのを期待しているんだろうか。何も教えられるようなことなんてない僕には戸惑う表現だけど、これまた日本人らしい発想だなあと思う。個人的には、「質疑応答」の方が断然しっくりくるが。
明日、ニューヨークに帰ります。
Sorry, again, this article is only in Japanese!
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