Thursday, May 16, 2013

「慰安婦=性風俗」という認識の橋下徹

昨日からの橋下の発言修正に騙されてはならない。

橋下は「慰安婦には強制性の証拠はない」と言った。ということは、彼の認識では慰安婦=性風俗。その文脈で橋下は米軍に性風俗の活用を奨励した。つまり橋下は今も昔も軍に慰安婦は必要だという認識。批判を受けていろいろと釈明しているが、誤摩化されてはならない。

その証拠に、橋下は去年8/24にこうツイート。

「強制がないのであれば、当時の社会状況からして慰安所をどう捉えるか。軍人の秩序を保つためいわゆる慰安所が存在したのは日本だけではないし、風俗業は今でも世界各国に存在する。慰安婦と同形態の風俗業も存することは確かだ。問題は慰安婦が国家によって強制連行されたかどうか。」

「現代社会にあっても風俗店についてはきちんと公が監督している。慰安所について公が監督するのは衛生管理・秩序維持の観点から当然だ。問題は慰安婦が、その意思に反して強制されたかどうか。ここが一番のポイント。しかし日本側にはそれを裏付ける証拠がない。」

これらは、彼が慰安婦=風俗と認識してる証拠。

つまり橋下が慰安婦は必要だと言った論理は単純で、次のように要約できる。

「慰安婦に強制性の証拠はないから、要するにはあれは風俗だ。風俗の何が悪い。米軍だって活用すべきだ。戦地では兵士のための風俗が必要だ」

今回の橋下発言が炎上している主な要因は、外国メディアや米軍から反発をくらったことにある。彼らの批判がなかったらここまで炎上していない。橋下はこれまでにも様々な暴言を繰り返してきているが、外圧の助けを借りずに国内メディアや世論が炎上させられないのは本当に情けない限り。

YouTubeにある橋下の「慰安婦は必要だった」発言を観ると、約15分間もの間、記者たちが何も突っ込みを入れずひたすら筆記だけしている。恐らく記者たちは橋下の逆襲を恐れ「聞くだけ」に徹して久しい。だからこそ橋下には歯止めと緊張感がなくなり今回暴走したのでは。因果応報とは恐ろしい。

(ツイートをまとめました)

1 comment:

  1. Anonymous8:30 PM

    イギリスの写真エージェンシーのPanosも
    大阪市長の言動に反応しています。
    静かに尊厳をもって語られるインドネシアの慰安婦たちの
    証言と写真
    http://www.panos.co.uk

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