Tuesday, March 03, 2009

朝日新聞北海道版に記事掲載

「朝日新聞」北海道版に、ゆうばり映画祭と『精神』に関する記事が出ました。

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000903020006

 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭は1日、閉会式を行い、グランプリに入江悠(ゆう)監督(29)の「SR サイタマノラッパー」を選んだほか、道知事賞や審査員特別賞を発表した。2日午後1時から市民会館でグランプリ受賞作を上映し、閉幕する。28日深夜から1日にかけては精神障害者の生活を追ったドキュメンタリー「精神」や小学生の妊娠・出産を描いた「コドモのコドモ」など、社会派の話題作を次々上映、その後の討論会では、監督と観客との間で熱く長い対話が続いた。
 「精神」は、前作「選挙」で自民党による選挙運動の舞台裏を赤裸々に描いた想田和弘監督が、岡山市内の診療所に通う統合失調症やそううつ病の人たちにカメラを向けた「観察映画」の2作目。
 討論会は午前2時近くまで続いた。想田氏は学生時代に精神の変調をきたして診察を受けた経験を語り、世間の精神病に対する「偏見のカーテン」を除去したかったと説明。モザイクの使用も「撮られる側の人権を守るためではなく、撮る側を守るための責任放棄だ」として一切拒否、撮影相手に同意を取ることを徹底した裏話を披露した。
 会場からは「病気や死と直面することで深く考えるようになり、逆に豊かな人生を送っている人がいることを知った」などの声が聞かれた。

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