Thursday, February 21, 2008

Punto de Vista Doc Film Fest, Spain





From Feb 15 till 19, I attended Punto de Vista Documentary Film Festival in Pamplona, Spain. I had so much fun!! A local newspaper GARA did an interview with me. Read it here.

2月15日から19日まで、スペインのパンプローナで開かれた「Punto de Vistaドキュメンタリー映画祭」に参加した。パンプローナは、首都マドリッドからプロペラ機で約1時間。ヘミングウェイが愛した「牛追い祭り」で有名な、人口20万人の小都市である。(地元の人の話では、祭りでは牛を人が追うのではなく、人が牛に追われるそうなので、ホントは「牛追われ祭り」とでも呼んだ方がいいね)。

旧市街が大事に残された、美しい街並み。映画祭の会場に行ったら、外で子供達がドッヂボールをしていた。それだけでこの街が好きになるに十分である。

さて、映画祭の窓口で登録の手続きをしていたら、受付の学生さんの背後に見慣れた写真が…。なんと、僕のオヤジが猫と一緒に昼寝している、あの写真である!

映画祭の公式サイトに『選挙』の場面写真と間違えてこの写真が使われたことは前に書いたが、まさか会場にまで使われていたとは…。思わず爆笑していたら、学生さんがいぶかしげにしているので、ことの顛末を説明した。そしたら彼女は何を勘違いしたのか、「お父さんもアーティストなんですか?」と言うので、「いや、オヤジは昼寝してるだけ」と答えたらお腹を抱えて笑ってくれた。そんなにウケてくれてありがとう。

しかし、話はそれだけではない。会場を見渡すと、作品の上映日程を大きく張り出している。もしや、と思って近づいたら、やっぱり!ここにも昼寝しているオヤジが…。

そして、まさかと思いながら、もらったばかりの映画祭の公式カタログを手に取る。そしたら案の定、ここにも昼寝しているオヤジが…。なんちゅうこっちゃ。

まあ、オヤジの話はそのくらいにして(笑)。このドキュメンタリー映画祭、日本から来ていた懐かしい面々に期せずしてお会いできたのも嬉しかったけど、とにかく映画のラインナップが凄かった。伝統的なスタイルから、実験的なものまで幅が広く、かつクオリティが高かった。集客力もなかなかのものだった。まだ始まって数年だからあまり知名度がないけど、そのうち有名な映画祭に成長する予感がした。そう思って映画祭のサイトをよく読んだら、今年は世界70カ国から804本の応募があり、その中から『選挙』を含むコンペ25作品を選んだのだそう。もうすでに定評がある証拠である。

映画鑑賞の合間に、暇を見つけてはパンプローナの街を歩いた。フランスのナントやマノスクでも思ったことだが、街に歩行者が多いのが素晴らしい。「ヤマグチ公園」という公園があるので由来を聞いたら、パンプローナ出身の宣教師フランシスコ・ザビエルがかつて山口市を訪れたご縁で、両市は姉妹都市になったのだそうである。

ところで、スペインの日程には面食らった。まず、昼食は2時から始まるのがスタンダード。もちろん、日本式に10分くらいでかき込むのではなく、おしゃべりをしながら、2時間くらいかけてゆっくりと食べる。そして夕食は10時か11時から! 夜中の12時頃バーに行くと、まだ時間が早いとかで人がほとんどいない。夜遊びのピークは朝の3時から6時なんだそうで、スペインには1日36時間くらいあるに違いない。

最後になるが、去年急逝された佐藤真監督が、2006年の映画祭審査員を務められていたことを知った。カタログの巻頭に追悼文が載せられていて、しばし物想いに耽った。

ローカル紙「GARA」のインタビュー記事を読む

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