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Latest documentary "Oyster Factory" has been officially invited to Locarno International Film Festival 2015! 最新作『牡蠣工場』がロカルノ国際映画祭へ正式招待されました!
Saturday, December 15, 2007
Book by Yama-san on Sale! 山さんの本が発売!
映画『選挙』の主人公となった「山さん」こと山内和彦さんが、本を出した。タイトルは『自民党で選挙と議員をやりました』(角川SSC新書)。切手コイン商をしていた山さんが、いきなり自民党の公認候補になり、選挙戦を闘い、短い議員生活を体験し、それが映画にまでなったいきさつを、時には体験談風に、時には鋭い洞察を交えてまとめた本である。
その出たばかりの本を、山さん自らニューヨークまでわざわざ送ってきてくれたんだけど、まずその封筒からして山さんらしい。長男の悠喜くんの誕生や本の発売を記念した「写真付き切手」が整然と張られ、完璧な消印が捺してある。山さんにメールで直接本をオーダーするお客さんには、同じ仕様で発送しているというんだから、ホントにこの人は郵便が好きというか、マメというか。本の巻末には筆で書かれた山さんのサイン、そして消印を模したオリジナル判子が。この本は書店やネットでも手に入るけど、こりゃあ直接山さんにメールで頼む方が楽しいかもしれないなあ。
さて、肝心の内容だけど、これがすこぶる面白い。僕はそろそろ寝ようかという時間に手に取ったんだけど、読むのをやめられなくて全部一気に読んでしまった。お陰で今日は寝不足である。まあ、僕はドキュメンタリー映画を作った張本人だから、目が釘付けになるのは当たり前なのかもしれないけれど、それを差っ引いても稀にみる良書だと思う。何よりも、自民党のこと、選挙のこと、議会のことが、よく分かる。選挙や政治に関する本はいろいろ出てるけれど、ここまで分かりやすくユーモラスに書かれたものは無いんじゃないかな。正直、あの山さんがここまで書けるとは思ってなかった。だって東大には5浪して入って来たし、入学しても授業には一切出てこないし、三回も留年するし…(笑)。
とにかく、この本、おすすめです。日本の政治の仕組みを知りたい人には必読の書だと思う。僕に対する苦言もちょっとだけ書かれていて、少しドキドキしたけど。まあ、僕も映画の中で山さんというキャラクターをさんざん翻弄してしまったので、その辺はおあいこです。最後に、『選挙』と合わせて読むと面白さが倍増するであろうことも、図々しく付け加えておきます。
山さんのメールアドレス:
yamasan@tokyo.email.ne.jp
Labels:
エッセイ
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