Friday, November 30, 2007

Festivals This Winter この冬の映画祭

This winter, CAMPAIGN will be screened at the following festivals. I'm going to Warsaw and Manosque to present the film, so see you there!
この冬、『選挙』は次の映画祭で上映される予定です。ワルシャワとマノスクへは僕も参上します。

Nippon Koma Film Festival (Lisbon, Portugal)
at 21:30, December 5, 2007
http://www.culturgest.pt/actual/nippon_koma.html

Festival Film Dokumenter (Jogjakarta, Indonesia)
December 10-15, 2007
www.komunitas-dokumenter.org
www.festivalfilmdokumenter.blogspot.com

WATCH DOCS Human Rights in Film (Warsaw, Poland)
December 7 - 16, 2007
http://www.hfhrpol.waw.pl/festival/index.php?lang=en

Rencontres Cinema de Manosque (Manosque, France)
January 29 - February 3, 2008
http://vertigo.imingo.net/

Thursday, November 29, 2007

Nantes 3 Continents Film Festival ナント三大陸映画祭







** Sorry again, this article is only in Japanese!

 11月21日から28日まで、フランスのナント三大陸映画祭に参加してきた。今年で29回目を迎え、ホウ・シャオシェンを見出したことでも知られる伝統ある映画祭である。
 ナントは人口35万人くらいの小さな都市だが、アート系の映画館もあってワインや葡萄等の食べ物もおいしく、文化の香り漂う魅力的な街である。歩道が広くて歩きやすく、歩行者が道を渡ろうとすると車が必ず停まってくれる、歩行者優先の街。だから駐車場のない小さなお店やレストランも元気いっぱい。最近日本に帰ると、車社会のせいで旧市街がゴーストタウン化し、馬鹿でかい駐車場のある大型チェーン・モールばかりが乱立する光景を目にするが、あんなのは文化を破壊するだけ。少しはナントを見倣って欲しい。
 映画祭もすっかり地元に定着している感じで、どの回もお客さんの入りが良い。平日の5時から開かれた『選挙』の上映が満員になったのには正直驚いた。4〜500人は入っていたと思う。僕は地元のラジオ番組に出演したり、アルジャジーラにインタビューを受けたりした。最近NYからパリに移住し、「さようなら」をしたばかりのドイツ人の友人アルベルトが、はるばる僕の上映に駆けつけてくれたのもビックリした。嬉しくなった僕は、思わず「アルベルトおおお!」と何度も叫びながら抱きついた。
 今年の映画祭の特集は、大島渚監督。僕は大島作品が大好きだし、20歳のころ緊張に震えながらインタビューをしたこともあるので、大島作品を映画館でまとめて観る絶好のチャンスだった。『悦楽』『御法度』『日本の夜と霧』『飼育』『戦場のメリークリスマス』『日本春歌考』『帰って来たヨッパライ』『夏の妹』『太陽の墓場』の9本を観た。やっぱり歴史に残る偉大な監督だ、大島さんは。初期の作品も、少しも古くなるどころか、輝きを増しているような気がした。
 『選挙』にフランス語字幕を付け、質疑応答やラジオ出演の通訳をしてくれたのは、レアさんというハーフの女性。完璧な日本語とフランス語を操り、縦横無尽に訳してくれた。レアさんの彼氏であるニコラスさんは、映画批評家で日本映画にも詳しく、映画祭のカタログに大島渚特集の文章も書いている。だから話が弾んだ。
 滞在中、僕らをあちこちに案内してくれたのは、ボランティアのアヤさん。高崎市出身ということで、足利市出身の僕とは同郷と言ってもいいくらいで、最初から親しみを感じた。アヤさんはフランス人の彼氏と新婚ホヤホヤで、幸せいっぱいそうだった。
 映画祭の会場で、ベルリン映画祭フォーラム部門ディレクターのクリストフにばったり会えたのも、嬉しい偶然だった。彼は『選挙』をフォーラムに招待してくれた恩人だが、ベルリンではお互い忙しくなかなか話もままならなかった。しかし今回は一緒に散歩をしたりご飯を食べたり酒を飲んだり、ゆっくりといろんな話ができた。彼はグルメで酒豪なので、ナントの美味しいものもいろいろ教わった。ドイツ語、英語、フランス語を自由に操るクリストフだが、今は日本語を勉強しているそうで、日本人の友達からは「クリちゃん」と呼ばれているとか。「そのあだ名、危なすぎるよ〜、意味知ってるの?」と笑いながら聞いたら、少し恥ずかしげに「もちろん知ってるよ」と答えた。まだ学生っぽさすら残る、ホントに気さくな人である。
 というわけで、ナント三大陸映画祭は、非常に実りある一週間だった。

写真(上から):映画祭閉幕式、『選挙』を上映したアート系映画館「Le Cinematograph」、『選挙』上映後の質疑応答、アルジャジーラによるインタビュー、クリストフと一緒にディナー。

Thursday, November 15, 2007

Autumn colors 紅葉の季節


 紅葉の季節である。なぜ秋に木々が紅葉して落葉するのかというと、冬になると日照時間が短く太陽光も弱くなるので、葉っぱを維持するために使うエネルギー(収入)が、太陽光から光合成して得られるエネルギー(支出)よりも上回ってしまうからだと、以前本で読んだ記憶がある。つまり、夏の葉っぱはガンガン光合成して稼いでくれるからいいのだが、冬になると稼ぎが落ちコストがかかるだけだから、早々にリストラするというわけである。木にとっては生き残るための合理的なやり方だが、葉っぱにとっては厳しい運命である。落葉樹って、アメリカの会社みたいである。すると、落葉しない常緑樹は終身雇用、一昔前の日本の企業みたいなものか。そう言えば、「濡れ落ち葉族」などという、定年後の男たちを指す嫌な言葉もあった。
 それにしても、カレンダーもないのに、木々はどうやって秋が来たって分かるのだろうか。体内時計があって、「おや、もう11月。そろそろ紅葉しなくっちゃ」などとつぶやいているのだろうか。でも、だとすると4年に1回のうるう年も計算に入れてるのか。でないと、少しずつズレていってしまうものなあ。
 それとも、気温や湿度の変化に反応しているのだろうか。僕の肌がドミニカの紫外線を感知して、勝手に日焼けするみたいに。でも、夏でも温度が急激に下がる日もあるわけだから、きっと低温の日が何日か続かねばきっかけにはならないだろう。だとすると、やっぱり時間を計測する機能も木々の中に備わっているはずである。
 あるいは、人間が外出する前に窓からのぞいて人々の服装を確認するように、「周りが紅葉し始めたからオイラもそろそろ」などと言って、周囲の木々の活動に合わせて紅葉する輩もいるのだろうか。もしかしたらそういう木が大部分だったりして。だとしたら、木にもリーダーとフォロワーがいるということかなあ。リーダーは民主的な手続きで選ぶのだろうか。
 なんてことを、散歩しながらつらつら考えてしまう今日この頃。いずれにせよ、木々達は大変に複雑なことを何の道具も無しに毎年やってのけるわけで、尊敬せずにはいられないのである(そう考えると、日に当たるとちゃんと日焼けする僕の肌も凄い)。

sorry, this artivle is only in Japanese!

Wednesday, November 14, 2007

Suntan 日焼け












 ドミニカで日焼けしたのがむけてきた。
 まだらな皮膚を眺めながら、小学生のころ、毎年の一大イベントとして親戚中で海へ行ったのを思い出した。あのころは日焼けが癌の原因になるとか言われてなかった(と思う)から、僕らは全然気にせず夢中で海で遊びまくり、思う存分焼いたものである。
 弟や従兄弟みんなで風呂に入ると、パンツのところだけが白いので、脱いでいるのに脱いでいないかのように見え、お互いの姿を指差し合って大笑いした。風呂に入るとメチャクチャ滲みるので、みんなでギャーギャー騒いだのも楽しかった。
 なぜか親父の背中の皮はまとまって奇麗にむけるので、むくのが楽しかった。毎年弟と「俺がむく!」と競い合い、しまいには怒号と泣き声が飛び交う喧嘩になった憶えがある。
 思えば呑気だったなあ。

**** Sorry, this article is only in Japanese!!

Monday, November 12, 2007

Dominican Republic ドミニカ共和国






 カリブ海に浮かぶ国、ドミニカ共和国から帰ってきました。ドミニカはこれで3回目。何度行っても楽しいところです。朝から晩まで魚と戯れていたので、僕もカミさんも真っ黒です。自分の顔に慣れないので、鏡を見るとドキッとします。
 ホテルの近くに無人島があって、そこに行くといろんな魚に出会えて楽しかったです。シュノーケリングですので浅瀬でチャプチャプという感じですが。この間買ったオリンパスの防水デジカメ、大活躍でしたが、最終日近くになぜか水が入り込み、動かなくなっちゃいました…。最初のショットは日本の名編集マンEXIT氏へのオマージュです。

I and my wife Kiyoko are back from Dominican Republic. This is our 3rd visit to this beautiful country in the Caribbean sea. We are so tanned because we were playing with fish all day long.

Our favorite spot was a little uninhabited island near the hotel we stayed. We met many different kinds of fish there when snorkeling. The waterproof camera by Olympus I bought the other day was really fantastic until it stopped working because of water leak... I don't know why it happened. The first shot is an homage to Mr. Exit, a great Japanese editor.